- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 219. 英米の地名の由来を調べてみた
公開日
2025.09.22
更新日
2025.09.22

英米の地名の由来を調べてみた(1)ニューヨーク、ニューヨーク州
日本人が日本の地名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。英米の地名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに英米の地名の由来を質問してみました。
今回はニューヨークです。
***
ニューヨーク(New York)の地名の由来
ニューヨークの地名は、イギリスのヨーク市にちなんで名付けられました。元々この地域はオランダの植民地で、ニューアムステルダム(New Amsterdam)と呼ばれていました。1664年、イギリス人がこの地域を占領し、当時のヨーク公(後のジェームズ2世)の名前にちなんで「ニューヨーク」と改名されました。「ニュー(New)」は「新しい」という意味で、「新しいヨーク」を意味します。
ヨーク(York)自体の語源をたどると、さらに興味深い歴史が見えてきます:
古代:ブリトン人の時代、エブロス(Eburos)またはエボラーカム(Eboracum)と呼ばれていました。Eburosは、古代ケルト語で「イチイ」または「イチイの木」を意味する言葉です。
地名の由来:Eburosは多くの地名の語源となっています。例えば、イギリスのヨーク(古代名Eboracum)は「イチイの木がある場所」を意味します2。
アングロサクソン時代:エオボルビク(Ewoforwic)に変化
バイキング時代:イオルビク(Iorvik)、その後イオルク(Iork)に短縮
再びアングロサクソン人の支配下:IがYに変わり、最終的にヨーク(York)となりました。
したがってイギリスのヨーク(古代名Eboracum)は「イチイの木がある場所」を意味します。
***
ニューヨーク市:世界の中心地
ニューヨーク市は、アメリカ合衆国ニューヨーク州に位置する都市で、世界でも有数の都市として知られています。多様な文化が交差し、経済、文化、芸術の中心地として、世界中から人々を魅了しています。
愛称:ビッグアップル
所在地と概要
位置: アメリカ合衆国北東部、ハドソン川河口
面積: 約783.8平方キロメートル
5つの行政区: マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランド
人口
約800万人(2023年時点):アメリカ最大の都市であり、世界でも有数の大都市です。
主要産業
金融: ウォール街を代表とする金融業界は、ニューヨーク市の経済を支える重要な柱です。
サービス業: 広報、マーケティング、ITなど、様々なサービス業が盛んです。
観光業: 自由の女神像、タイムズスクエアなど、多くの観光名所があり、世界中から観光客が訪れます。
メディア: 世界的なメディア企業の本社が多数集積しています。
ファッション: ファッション業界の中心地として、多くのブランドが拠点を置いています。
歴史
17世紀: オランダ人によってニューアムステルダムとして建設され、その後イギリスに支配されニューヨークと改名されました。
18世紀: アメリカ独立戦争を経て、アメリカ合衆国の重要な都市となります。
19世紀: 工業化が進み、移民が大量に流入し、多文化都市としての基盤が築かれました。
20世紀: 世界の金融センターとして発展し、文化・芸術の中心地としても地位を確立しました。
地理
島嶼都市: マンハッタン島を中心に、複数の島から成り立っています。
高層ビル群: マンハッタンの摩天楼は、ニューヨークの象徴的な風景です。
公園: セントラルパークなど、大規模な公園が多数存在し、市民の憩いの場となっています。
気候
温暖湿潤気候: 四季がはっきりしており、夏は暑く湿気があり、冬は寒く雪が降ることがあります。
海洋性気候の影響: 海の影響を受け、気温の変化は比較的穏やかです。
その他
多様な文化: 世界各国からの移民が多く、多様な文化が共存しています。
公共交通機関: 地下鉄、バスなど、公共交通機関が整備されており、市内を移動しやすいです。
ナイトライフ: ブロードウェイミュージカル、ジャズクラブなど、ナイトライフも盛んです。
ニューヨーク市は、歴史、文化、経済など、様々な側面において世界をリードする都市です。一度は訪れてみたい、多くの人々を魅了する都市と言えるでしょう。
***
以下のブログもご一読ください。
英米の地名の由来を調べてみた(2)ロサンゼルス、カリフォルニア州
https://www.eionken.co.jp/note/los-angeles/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。