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公開日
2025.08.27
更新日
2025.08.27

心に響く英語ことわざ(572)古代マケドニアのアレクサンドロス大王の名言 There is nothing impossible to him who will try.(意志あるところに道は開ける)
“There is nothing impossible to him who will try.”
直訳は「試みようとする者にとって、不可能なことなど何もない」で、似た意味のことわざに「為せば成る」があります。
アレクサンドロス大王(Alexander the Great)の名言 There is nothing impossible to him who will try. の意味
この言葉は、古代マケドニアの王であり、史上最も偉大な軍事指導者の一人であるアレクサンドロス大王が残したとされるものです。この名言は、挑戦することの重要性と、その挑戦が持つ無限の可能性を力強く示しています。
この言葉が意味すること
この名言は、「不可能なことなどない。大切なのは、まず試みることだ」という揺るぎない信念を伝えています。
- 「There is nothing impossible」(不可能なことなど何もない) これは、私たちが直面する困難や障害は、克服できるものであるという強いメッセージです。この言葉は、限界を設けるのは自分自身の心であり、本当の限界など存在しないことを示唆しています。
- 「to him who will try」(試みようとする者にとって) この部分が、この言葉の核心です。ただ不可能はないと信じるだけでなく、実際に行動を起こすことが不可欠であると説いています。どれほど困難に見える目標でも、挑戦する意志さえあれば、道は開けるということです。
まとめ
アレクサンドロス大王のこの言葉は、偉大な目標を成し遂げるためには、まず一歩を踏み出す勇気が必要であることを教えてくれます。挑戦を恐れず、失敗を前提とせずに前向きに試みることが、不可能を可能にする唯一の方法なのです。
似た意味の英語のことわざ
- “Where there’s a will, there’s a way.” (意志あるところに道は開ける。) 強い意志を持って取り組めば、必ず道は開けるということを意味し、アレクサンドロス大王の「will try」の精神と完全に一致します。
- “The journey of a thousand miles begins with a single step.” (千里の道も一歩から。) どんなに壮大な目標も、最初の小さな一歩から始まることを教えてくれます。大王の言葉と同様に、行動を起こすことの重要性を強調しています。
- “Nothing ventured, nothing gained.” (虎穴に入らずんば虎子を得ず。) リスクを冒して挑戦しなければ、何も得ることはできないという意味です。挑戦なくして成功はないという、大王の言葉の精神を簡潔に表現しています。
似た意味の日本語のことわざ
- 「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」 何事も、やろうと決意して実行すれば必ず成功するが、やらなければ何も成し遂げられない、という意味。この言葉は、アレクサンドロス大王の言葉を最も的確に表しています。
- 「千里の道も一歩から」 遠大な目標も、最初の一歩から始まるという意味。目標の大きさに圧倒されず、まず行動することの重要性を説いています。
- 「念ずれば花ひらく」 強く心に念じ、願い続ければ、必ずその思いは実現するという意味。諦めない強い意志が、不可能なことを可能にする力となることを示しています。
アレクサンドロス大王の波乱万丈な生い立ち
アレクサンドロス3世(紀元前356年-紀元前323年)は、わずか20歳でマケドニア王国の王位に就き、その後わずか10年余りで、古代世界における史上最大規模の帝国を築き上げました。
幼少期と教育
紀元前356年、マケドニアの首都ペラに生まれました。父はマケドニア国王フィリッポス2世、母はオリュンピアスでした。幼い頃から文武両道に優れ、特に歴史、文学、哲学に深い関心を示しました。彼の才能を見抜いた父は、ギリシャの偉大な哲学者アリストテレスを家庭教師として招きました。 アリストテレスから学んだ哲学、倫理、科学、そして政治は、後のアレクサンドロスの指導者としての基盤を形成しました。
若き王の誕生とペルシア遠征
紀元前336年、父フィリッポス2世が暗殺され、アレクサンドロスはわずか20歳で王位を継承します。彼は父の遺志を継ぎ、古代オリエントを支配していた大国ペルシア帝国への遠征を開始します。 紀元前334年にヘルスポントス海峡を渡りアジアへ上陸すると、彼は向かうところ敵なしでした。グラニコス川の戦い、イッソスの戦い、ガウガメラの戦いと次々にペルシア軍を破り、ついにペルシア帝国の首都ペルセポリスを陥落させ、王位を掌握します。
世界帝国への拡大と東方遠征
ペルシア帝国を征服した後も、彼の征服欲は止まりませんでした。彼はエジプトからインドのインダス川流域まで遠征を続け、広大な帝国を築き上げました。彼は征服した土地に自らの名を冠した都市「アレクサンドリア」をいくつも建設し、東西文化の融合を積極的に推し進めました。 しかし、度重なる遠征で疲弊した兵士たちは、これ以上の進軍を拒否し、ついに彼は故郷への帰還を決意します。
突然の死と帝国の分裂
故郷バビロンに戻った後、彼は新しい統治体制の構築とさらなる探検を計画していましたが、紀元前323年、突然の病に倒れ、32歳という若さでこの世を去りました。 彼の死後、広大な帝国は部下である将軍たちによって分割され、分裂していきました。しかし、彼が築いたヘレニズム文化は、後のローマ帝国やイスラム世界に大きな影響を与え、現代にまでその影響は続いています。 アレクサンドロス大王の人生は、不可能を可能にする強靭な意志と、壮大な夢を追い求めた挑戦の物語であり、彼の言葉は今もなお、私たちを鼓舞し続けています。
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。