- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 117. 英語スピーキング・英作文学習は前置詞がカギを握る
公開日
2023.11.08
更新日
2024.03.09
英語スピーキング・英作文学習は前置詞がカギを握る:atが使われる理由
英語スピーキング、英作文は、様々な英語力の中でも学習難易度が非常に高いものがあります。英語リスニングや英文読解は話されたり書かれたりしている英語を理解すればまずはOKですが、英語スピーキング、英作文は自ら正しい英文を構築する必要があります。
英文を構築するにあたり、まずはSV・SVO・SVCなどの英語の5文型や疑問文・否定文などの基本的な英文法をマスターする必要があります。
しかし、残念ながらこれらを一通りマスタ―したからと言っても英語スピーキング、英作文がすらすら出来るようにはなりません。
このような状況を打開し、英語スピーキング力・英作文力を向上させる重要ポイントの1つが前置詞なのです。
英文法の教科書で、前置詞の基本的意味合いや用例を学習した人も多いと思いますが、実際に英語を使う場面でどの前置詞を使うべきか確信が持てないケースも多く、なかなか自信をもって英語スピーキングや英作文ができないのが実情だと思います。
近年、Google翻訳やDeepLなどAI機械翻訳アプリの翻訳精度が非常に向上してきたため、日本文の英訳が非常に簡単にできるようになりました。
その際、こういう場合にこの前置詞を使うのかと気づかされる機会が多いことに気づきました。
それらを前置詞ごとにまとめれば、自ら英語スピーキングや英作文をしなければならない時に役立つのではないかと考えました。
今回は前置詞“at”について実例に解説をつけて学習していきたいと思います。
解説はChatGPTなどからの説明をベースとしています。
前置詞“at”が使われる理由
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調査は百万円で契約する。
The research will be contracted at 1,000,000 yen.
解説
「at」は、価格を表す前置詞として、「特定の価格」や「ある程度の範囲の価格」を表すときに使われます。
この場合の「at 1,000,000 yen」は、100万円という特定の価格を表しています。
「at」が「~の価格で」という意味を表す理由は、「at」の中心的な意味が「点」だからです。つまり、価格も、ある意味では「点」と捉えることができます。
例えば、100万円という価格は、価格帯の一点です。
このように、価格を「点」と捉えることで、「at」が「~の価格で」という意味を表すことができます。
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1時間早くABC社のスミスさんと連絡を取りたいと思います。
I would like to contact Mr. Smith at ABC company one hour earlier.
解説
「at」は、場所を表す前置詞として、「特定の場所」や「ある程度の範囲」を表すときに使われます。
「at」が「~の場所」という意味を表す理由は、「at」の中心的な意味が「点」だからです。
つまり、場所も、ある意味では「点」と捉えることができます。
例えば、ABC 社という場所は、地図上のある一点です。
また、会社の建物内でも、Mr. Smith がいる場所は、ある程度の範囲内に限定されます。
このように、場所を「点」と捉えることで、「at」が「~の場所」という意味を表すことができます。
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契約承認期限は遅くとも6月2日です。
Contract approval deadline is June 2nd at the latest.
解説
「at」は、時間や日付を表す前置詞として、「特定の時間」や「ある程度の時間帯」を表すときに使われます。
この場合の「at June 2nd」は、6月2日という特定の日付を表しています。
「at」が「~の時点で」という意味を表す理由は、「at」の中心的な意味が「点」だからです。つまり、時間も、ある意味では「点」と捉えることができます。
例えば、6月2日という日付は、カレンダーの一点です。また、契約の承認は、ある時点で行われるものであり、その時点では、まだ承認されていない可能性があります。
このように、時間や日付を「点」と捉えることで、「at」が「~の時点で」という意味を表すことができます。
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現時点で作成したところを見せていただけると幸いです。
I would appreciate it if you could show us what you have prepared at this point.
解説
「at」は、時間や日付を表す前置詞として、「特定の時間」や「ある程度の時間帯」を表すときに使われます。
この場合の「at this point」は、現在時点という特定の時間を表しています。
「at」が「~の時点で」という意味を表す理由は、「at」の中心的な意味が「点」だからです。つまり、時間も、ある意味では「点」と捉えることができます。
例えば、現在時点は、カレンダー上の一点です。また、何かを見せてもらうときは、その時点ではまだ完成していない可能性があります。
このように、時間や日付を「点」と捉えることで、「at」が「~の時点で」という意味を表すことができます。
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期限は、3月25日(金)午後5時でお願いします。
The deadline would be Friday, March 25, at 5:00 PM.
解説
「at」は、時間を表す前置詞として、**「特定の時間」や「ある程度の時間帯」**を表すときに使われます。この場合の「at 5:00 PM」は、午後5時という特定の時間を表しています。
「at」が「~の時点」という意味を表す理由は、「at」の中心的な意味が「点」だからです。つまり、時間も空間も、ある意味では「点」と捉えることができます。
例えば、午後5時という時間は、24時間という時間軸上のある一点です。また、3月25日(金)という日付も、1年間という時間軸上のある一点です。
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内容をざっと拝見しました。
I have had a quick look at the contents.
解説
英語で「~を見た」という表現をするときには、「have a look at」というフレーズを使います。
このフレーズで「at」が使われるのは、「~をある程度の範囲で見た」という意味を表すためです。
「at」が「~をある程度の範囲で見た」という意味を表す理由は、「at」の中心的な意味が「点」だからです。
つまり、見た範囲も、ある意味では「点」と捉えることができます。
例えば、ある本を見たとしても、その本全体を見たわけではありません。また、あるウェブサイトを見たとしても、そのウェブサイト全体を見たわけではありません。
このように、見た範囲を「点」と捉えることで、「at」が「~をある程度の範囲で見た」という意味を表すことができます。
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彼は英会話が得意ではない。
He is not very good at English conversation.
解説
「at」は、「~に対して」「~に関する」という意味を表す前置詞です。
この前置詞は、主語が何かに対して得意・上手・悪いなど、その能力や性質を表すときに使われます。
「at」が「~に対して」という意味を表す理由は、「at」の中心的な意味が「点」だからです。
つまり、能力や性質は、ある程度の範囲で表されると考えられます。
例えば、料理が得意な人でも、すべての料理が得意というわけではありません。
また、数学が苦手な人でも、簡単な計算は得意かもしれません。
このように、能力や性質は、ある程度の範囲で表されると考えられることから、「at」が「~に対して」という意味を表すことができます。
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まとめ
“at”は、点を示すという基本的な意味から場所や時を示す場合などにも使われているようです。
英語スピーキング、英作文において前置詞を使いこなすには、前置詞の一般概念を理解するとともに、多くの実例に接することが重要だと思います。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
「英語スピーキング勉強法」「英語スピーキング学習は前置詞がカギ」「TOEIC・大学入試・英検リスニング勉強法」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-toeic/
英音研noteページ
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