- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.06.18
更新日
2025.06.19

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(64)リチャード・ニクソン
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、リチャード・ニクソンです。リチャード・ニクソンは、第37代アメリカ合衆国大統領として知られており、彼の名前には多くの歴史的および文化的な意味が込められています。
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リチャード・ニクソンのフルネームは Richard Milhous Nixon です。
Richard
「リチャード」はゲルマン語の「Richardus」に由来し、「強い支配者」や「力強い支配者」という意味を持ちます。
Milhous
「ミルハウス」は、アイルランド系の姓で、アイルランドの地名に由来します。具体的な意味は不明ですが、家族の歴史や地理的背景を反映している可能性があります。
Nixon
「ニクソン」は、中世英語の「Nicholson」に由来し、「Nicholas」の息子を意味します。ギリシャ語の「Nikolaos」から派生し、「勝利の人民」という意味を持ちます。
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リチャード・ニクソン:ウォーターゲート事件で失脚した大統領
リチャード・ミルハウス・ニクソンは、アメリカ合衆国第37代大統領として知られていますが、一方でウォーターゲート事件による辞任という暗い影を背負っています。彼の生い立ちから政治家としての活躍、そしてウォーターゲート事件まで、詳しく見ていきましょう。
カリフォルニア州の貧しい家庭に生まれ
生誕: 1913年1月9日、カリフォルニア州ヨーバ・リンダで生まれました。両親はクエーカ教徒で、経済的に苦労する家庭環境で育ちました。
勤勉な学生: ウィッティア大学を卒業後、デューク大学ロースクールに進学。優秀な成績を収め、弁護士の資格を取得しました。
政治家としてのキャリアのスタート
下院議員、上院議員: 第二次世界大戦後、カリフォルニア州から共和党の下院議員に当選。その後、上院議員に転じ、非米活動委員会で活躍しました。
アイゼンハワー政権: ドワイト・D・アイゼンハワー大統領の下で副大統領を務め、外交問題などに取り組みました。
大統領選と勝利
1960年の大統領選: ケネディとの激戦の末、惜敗。
1968年の大統領選: 再び大統領選に立候補し、ヒューバート・ハンフリーを破り、大統領に当選しました。
大統領としてのニクソン
ベトナム戦争: ベトナム戦争からの撤退を進め、平和に向けた交渉を開始しました。
中国との関係改善: 冷戦下、中国との関係改善に努め、ニクソン大統領の訪中は歴史的な出来事となりました。
ウォーターゲート事件: 1972年の大統領選挙において、民主党全国委員会本部への不正侵入事件(ウォーターゲート事件)が発覚。ニクソン大統領とその周辺の関与が明らかになり、弾劾危機に陥りました。
ウォーターゲート事件と辞任
辞任: 1974年8月9日、弾劾の危機を回避するため、大統領を辞任しました。
歴史に名を残す: アメリカ史上、初めて大統領として任期中に辞任した人物となりました。
晩年
私生活: 大統領を辞任後、ニューヨークに移住し、歴史書や回顧録の執筆などを行いました。
死: 1994年4月22日、肺がんのため死去しました。
ニクソンの評価
功績: 冷戦終結に向けた動きや、中国との関係改善など、外交政策での功績は高く評価されています。
批判: ウォーターゲート事件による大統領の辞任は、アメリカ政治史における大きな汚点として残っています。
まとめ
リチャード・ニクソンは、アメリカ政治史において重要な人物の一人であると同時に、複雑な人物でもあります。彼の功績と失態は、現代においても議論の対象となっています。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(63)ジェラルド・フォード
https://www.eionken.co.jp/note/gerald-rudolph-ford-name/
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(65)リンドン・ジョンソン
https://www.eionken.co.jp/note/lyndon-baines-johnson-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。