- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 204.心に響く英語ことわざ2
公開日
2025.12.12
更新日
2025.12.12
心に響く英語ことわざ(899)「老人と海」で有名なアメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイの名言 The rain will stop, the night will end, the hurt will fade. Hope is never so lost that it can’t be found.(明けない夜はない)
“The rain will stop, the night will end, the hurt will fade. Hope is never so lost that it can’t be found.”
直訳は「雨は止むだろう。夜は終わるだろう。痛みは薄れるだろう。希望は、見つけられないほど失われることは決してない」で、似た意味の言葉に「やまない雨はない」「明けない夜はない」があります。
アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)の名言 The rain will stop…の意味
この言葉は、第一次世界大戦の経験や、厳しい自然の中で生きる人間の姿を描いた作品で知られるアーネスト・ヘミングウェイの、絶望的な状況での「忍耐と希望」に関する哲学を要約したものです。人生には避けられない苦しみや悲しみがあるが(雨、夜、痛み)、それらは永遠ではなく、時が経てば必ず過ぎ去ります。そして、最も暗い時でも「希望」は常にそこにあり、見つけることができるという力強い励ましを含んでいます。
この言葉が意味すること この名言は、悲観的な現実の認識と、それを乗り越える精神的な強さを説いています。
- 「The rain will stop, the night will end, the hurt will fade」(雨は止む、夜は終わる、痛みは薄れる) 「雨」は困難、「夜」は絶望、「痛み」は肉体的・精神的な苦痛のメタファーです。ヘミングウェイの作品に登場する人物は、自然や戦争という厳しい現実に直面しながらも、静かにそれを受け入れ、耐え忍ぶ強さを持っています。時間が過ぎることによって、最悪の状態も必ず変化していくという理念が根底にあります。
- 「Hope is never so lost that it can’t be found」(希望は、見つけられないほど失われることは決してない) 希望は外部の状況に依存するものではなく、人間の内側に存在するものであることを示唆しています。どんなに絶望している時でも、少しだけ心の焦点を変えれば、その希望の光を再び見つけ出すことができるというメッセージです。
似た意味の英語のことわざ
- “There is no rain that doesn’t stop.” (止まない雨はない。) 最も直接的な類義語。困難な状況も一時的であることを教えてくれます。
- “Tomorrow is another day.” (明日はまた別の日だ。) アメリカの小説『風と共に去りぬ』の有名なセリフ。今日の苦しみは今日限りであり、新しい機会と希望が毎日訪れることを表しています。
似た意味の日本語のことわざ
- 「明けない夜はない」 雨と同様に、夜を苦難の時間のメタファーとし、必ずや良い時が来ることを保証する、強い励ましの言葉です。
- 「苦あれば楽あり」(くあればらくあり) 苦難や辛い経験の後には、必ず楽しいことや報いが待っているという意味です。
- 「七転び八起き」(ななころびやおき) 何度失敗しても、挫けずに起き上がる(希望を捨てない)精神を表しています。
アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)の波乱万丈な生い立ち
アーネスト・ヘミングウェイ(1899-1961)は、簡潔で力強い「ハードボイルド」な文体で知られ、20世紀文学に多大な影響を与えたアメリカの作家です。
- 戦争と傷跡 第一次世界大戦に従軍し、イタリア戦線で重傷を負いました。この戦地での生と死に直面した体験は、彼の人生観と文体を形成する上で決定的なものとなりました(『武器よさらば』など)。
- アイスバーグ理論 彼の文体は、表面的な描写の背後に、作者の深い思考や感情を隠す「アイスバーグ理論(氷山理論)」に基づいています。簡潔で飾りのない文章の中に、人生の本質的な苦悩や勇気が凝縮されています。
- 栄光と悲劇 作品『誰がために鐘は鳴る』などで大きな成功を収め、1954年に『老人と海』でノーベル文学賞を受賞しました。狩猟、釣り、闘牛などアクティブな活動を愛した「タフな男」のイメージがありますが、晩年は肉体的な衰えや精神的な苦悩に悩まされ、1961年に自ら命を絶つという悲劇的な最期を遂げました。彼の人生と作品は、「絶望と希望」の間でもがく人間の姿を体現しています。
名言の出典
名言の出典は不明 (※この言葉はヘミングウェイの言葉として非常に広く引用されていますが、彼の主要な著作や公的な文書にこの正確なフレーズは確認されていません。彼の思想や文体に沿って作成された、現代の格言である可能性が高いです。)
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心に響く英語ことわざ(898)フランスの画家エドゥアール・マネの名言 It is not enough to know your craft – you have to have feeling. Science is all very well, but for us imagination is worth far more.(技術は道具、魂が本質)
https://www.eionken.co.jp/note/it-is-not-enough-to-know-your-craft/
心に響く英語ことわざ(900)ドイツの哲学者ヘーゲルの名言 To be independent of public opinion is the first formal condition of achieving anything great.(偉業を成すための自律性)
https://www.eionken.co.jp/note/to-be-independent-of-public-opinion/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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