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公開日
2025.08.27
更新日
2025.08.28

心に響く英語ことわざ(573)フランスの作家サン=テグジュペリの名言 The time for action is now. It’s never too late to do something.(思い立ったが吉日)
“The time for action is now. It’s never too late to do something.”
直訳は「行動すべき時は今だ。何かを始めるのに遅すぎることはない」で、似た意味のことわざに「思い立ったが吉日」があります。
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry)の名言 The time for action is now. It’s never too late to do something. の意味
この言葉は、サン=テグジュペリが私たちに、決断を先延ばしにせず、今すぐ行動することの重要性を説いたものです。過去の後悔や未来への不安に囚われず、目の前の瞬間に集中し、一歩を踏み出す勇気を鼓舞しています。
この言葉が意味すること
この名言は、二つの力強いメッセージから成り立っています。
- 「The time for action is now.」(行動すべき時は今だ。) これは、私たちが何かを始めたいと思った時、最も良いタイミングは「今」この瞬間であることを示しています。完璧な時を待つ必要はなく、準備が整うのを待つ必要もありません。決意を固めたその時が、行動を起こすベストなタイミングなのです。
- 「It’s never too late to do something.」(何かを始めるのに遅すぎることはない。) この部分は、過去を振り返り、「もう遅い」と諦めてしまう人々に希望を与えています。年齢や状況に関係なく、新しい挑戦を始めるのに遅すぎることはないというメッセージです。大切なのは、過去に囚われず、未来を信じて行動することです。
まとめ
この名言は、迷いや躊躇を捨て、今この瞬間に行動することの価値を教えてくれます。人生に変化をもたらすためには、まず一歩を踏み出すことが必要であり、その一歩はいつでも踏み出すことができるのです。
似た意味の英語のことわざ
- “Strike while the iron is hot.” (鉄は熱いうちに打て。) これは、好機を逃さず、すぐに決断して行動することの重要性を意味します。サン=テグジュペリの「The time for action is now」という考え方と強く一致します。
- “Better late than never.” (やらないよりは遅れてもやる方が良い。) このことわざは、「It’s never too late to do something」の精神を表現しています。遅れてしまっても、行動を起こさないよりははるかに価値があることを教えてくれます。
- “Procrastination is the thief of time.” (先延ばしは時間の盗人だ。) この言葉は、やるべきことを先延ばしにすることが、貴重な時間を無駄にすることを警告しています。今すぐ行動することの重要性を間接的に示しています。
似た意味の日本語のことわざ
- 「思い立ったが吉日」(おもいたったがきちじつ) 何かをしようと決心した日を良い日として、すぐに実行すべきだという意味。サン=テグジュペリの言葉と全く同じ考え方です。
- 「善は急げ」(ぜんはいそげ) 良いことをしようと決めたら、ぐずぐずせずにすぐに行動すべきだという意味。
- 「時は金なり」(ときはかねなり) 時間は非常に貴重であり、無駄にしてはいけないという意味。この言葉は、時間を有効に使うためには、行動を先延ばしにしないことが重要であるという教訓を含んでいます。
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの波乱万丈な生い立ち
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900-1944)は、フランスの作家であり、パイロットでした。彼の人生は、冒険と危険に満ちた空の旅と、人間の内面を探求する文学作品によって彩られています。
幼少期とパイロットへの道
1900年、フランスのリヨンで貴族の家庭に生まれました。幼い頃から飛行機に魅了され、少年時代から飛行に強い憧れを抱いていました。 軍隊に入隊し、パイロットとしての訓練を受け、やがて民間航空会社のパイロットとして郵便飛行の仕事に就きます。当時の飛行機は現代ほど安全ではなく、彼は砂漠や山岳地帯を越える危険な飛行を何度も経験しました。
作家としての活動
パイロットとしての経験は、彼の文学活動に大きな影響を与えました。彼は飛行中に直面した孤独、死への恐怖、そして人間との深い繋がりをテーマに多くの作品を執筆しました。代表作『夜間飛行』(1931)や『人間の土地』(1939)は、彼のパイロットとしての体験が色濃く反映されています。
第二次世界大戦と『星の王子さま』
第二次世界大戦が勃発すると、彼はフランス空軍の偵察パイロットとして従軍します。この時期に書かれたのが、彼の最も有名な作品である『星の王子さま』です。 この物語は、砂漠に不時着したパイロットが、故郷の星から来た王子さまと出会うというものです。この物語には、友情、愛、そして人生の意味についての深い洞察が寓話的に描かれています。
突然の失踪
1944年、南フランス沖で偵察飛行中に消息を絶ち、そのまま帰らぬ人となりました。彼の死因は謎に包まれていますが、彼が最後に語り遺した言葉の数々は、今も世界中の人々に読み継がれ、深い感銘を与え続けています。 サン=テグジュペリの人生は、空の旅での壮大な冒険と、目に見えない人間の本質を探求する旅でした。彼の名言は、私たちに、表面的なものに囚われず、心で物事の本質を捉えることの重要性を教えてくれます。
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心に響く英語ことわざ(572)アレクサンドロス大王の名言 There is nothing impossible to him who will try.(意志あるところに道は開ける)
https://www.eionken.co.jp/note/nothing-impossible-to-him/
心に響く英語ことわざ(574)古代ギリシャの哲学者アリストテレスの名言 The aim of art is to represent not the outward appearance of things, but their inward significance.(絵は言わず、心は通ず)
https://www.eionken.co.jp/note/the-aim-of-art/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。