- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.08.31

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(25)“I’m so tired of the compromising.” 妥協が続くことのつらさ
I’m so tired of the compromising.
妥協が続くことのつらさ
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「もう妥協にはうんざり」です。
このセリフの背景は、生れてくる子供のために大きな家を買いたいが、希望の家はお金が足りず買えないのであきらめようと提案したご主人に対する奥さんのセリフです。
誰しも、妥協を拒否して、自分の主張を通したい時は当然ある訳ですよね。
“compromising”の意味は「妥協するような」で、発音は“kɔ́mprəmaiziŋ”、音節は“com・pro・mis・ing”で4音節です。ちなみに”compromise“は名詞としては「妥協、譲歩」、動詞としては「妥協する、歩み寄る」などを意味します。
“the compromising”の“the”は「希望の家をあきらめること」を指しています。会話相手にも判ってる内容を指し示す“the”です。
英語リスニングとしては、妥協が続くことのつらさを感じ取りたいものです。
英語スピーキングとしては妥協を拒否して、自分の主張を通したい時に発したい表現です。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード2)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(24)“One day when you’re older, that’ll turn out to be a gift.” 短所の裏返しが長所
https://www.eionken.co.jp/note/one-day-old-gift/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(26)“Don’t you dare mention the “C” word.” 不適切発言への怒りの感情
https://www.eionken.co.jp/note/dont-you-dare-mention-the-c-word/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。