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公開日
2025.08.27
更新日
2025.08.27

心に響く英語ことわざ(582)米国初代大統領ジョージ・ワシントンの名言 True friendship is a plant of slow growth, and must undergo and withstand the shocks of adversity, before it is entitled to the appellation.(試練が真の友情を育む)
“True friendship is a plant of slow growth, and must undergo and withstand the shocks of adversity, before it is entitled to the appellation.”
直訳は「真の友情は成長の遅い植物であり、その名に値するまでには、逆境の衝撃に耐えなければならない」で、似た意味のことわざに「試練が真の友情を育む」があります。
ジョージ・ワシントン(George Washington)の名言 True friendship is a plant of slow growth…の意味
この言葉は、アメリカ合衆国初代大統領であるジョージ・ワシントンが、友情の本質について述べたものです。彼は、友情がすぐに築かれるものではなく、長い時間をかけて育まれ、困難な試練を共に乗り越えることで、はじめて本物になると説いています。
この言葉が意味すること
この名言は、真の友情を育てるプロセスを、植物の成長に例えて示しています。
- 「a plant of slow growth」(成長の遅い植物) これは、友情が一夜にして築かれるものではないことを示しています。表面的な知り合いや一時的な関係とは異なり、真の友情は、お互いを深く理解し、信頼関係を築くために、ゆっくりと時間をかけて育まれる必要があります。
- 「must undergo and withstand the shocks of adversity」(逆境の衝撃に耐えなければならない) この部分がこの言葉の核心です。友情は、楽しい時だけでなく、困難や苦難に直面した時にこそ、その真価が試されます。例えば、経済的な困難、健康上の問題、人間関係のトラブルなど、人生の厳しい試練を共に乗り越えることで、絆はより強固なものになります。
- 「before it is entitled to the appellation」(その名に値するまでには) これは、「友情」という美しい名にふさわしい関係になるためには、試練を経ることが不可欠であることを強調しています。
まとめ
ジョージ・ワシントンのこの言葉は、真の友情は忍耐と共有された困難の上に築かれるという教訓を私たちに与えてくれます。友情の価値は、その関係がどれだけ長く、そしてどれだけ多くの試練を乗り越えてきたかによって測られるべきなのです。
似た意味の英語のことわざ
- “A friend in need is a friend indeed.” (まさかの時の友こそ真の友。) この言葉は、困っている時に助けてくれる人こそが本当の友人であるという考え方を示しています。これは、ワシントンの「逆境」の重要性と一致します。
- “Friends are like stars. You don’t always see them, but you know they’re always there.” (友は星のようなものだ。いつも見えるわけではないが、いつもそこにいるとわかる。) これは、物理的に近くにいなくても、お互いを深く信頼し、心の支えとなっている関係性を表しており、困難な時にも揺らがない真の友情を示唆しています。
- “The strongest bonds are forged in fire.” (最も強い絆は炎の中で鍛えられる。) これは、困難や試練を共に経験することで、人間関係の絆が強固になることを表しています。ワシントンの言葉が持つメッセージと非常に似ています。
似た意味の日本語のことわざ
- 「艱難汝を玉にす」(かんなんなんじをたまにす) 困難や苦労を乗り越えることで、人はより立派になるという意味。これは、友情が困難を経て強くなるというワシントンの教えと共通しています。
- 「雨降って地固まる」(あめふってじかたまる) 揉め事や困難な出来事があった後、かえって事態が落ち着き、以前よりも関係が良くなるという意味。
- 「試練が真の友情を育む」 困難な状況や試練を共に乗り越えることで、友情が深まり、本物の絆になるという意味。ワシントンの言葉を最も簡潔に表す言葉です。
ジョージ・ワシントン(George Washington)の波乱万丈な生い立ち
ジョージ・ワシントン(1732-1799)は、アメリカ合衆国の建国の父の一人であり、初代大統領を務めました。彼の指導力は、アメリカ独立戦争の勝利と、新しい国家の基盤確立に不可欠でした。
裕福な農場主の息子として
1732年、バージニア州の裕福な家庭に生まれました。彼は正式な大学教育は受けていませんが、独学で測量士の技術を身につけ、若くして広大な土地を所有するようになりました。 彼は、植民地軍の将校としてフレンチ・インディアン戦争に参加し、そこで軍事的な経験を積みました。この経験が、後のアメリカ独立戦争で大きな強みとなりました。
アメリカ独立戦争の総司令官
1775年、イギリス本国との対立が激化し、独立戦争が勃発すると、ワシントンは大陸軍の総司令官に任命されました。彼の軍は装備や訓練が不十分で、数々の苦難を経験しました。特に、バレーフォージでの冬営では、多くの兵士が飢えや寒さで命を落としました。 しかし、ワシントンは兵士たちの士気を高め、粘り強く戦い続け、最終的にはフランスの支援も得て、1781年のヨークタウンの戦いで勝利を収めました。
初代大統領として
独立戦争の勝利後、多くの人々が彼を「王」にしようとしましたが、彼はそれをきっぱりと拒否しました。彼は民主主義の理念を重んじ、文民統制の原則を確立しました。 1789年、ワシントンは満場一致で初代大統領に選出されました。彼は、統一国家の基盤を築くため、安定した政府を確立し、外交関係を整備しました。2期8年の任期を終えると、彼は権力に固執することなく、自ら政界を引退しました。
遺産
1799年に67歳で亡くなりましたが、ワシントンは今もなお、「建国の父」としてアメリカ国民から深く尊敬されています。彼の謙虚さ、忍耐力、そして友情を重んじる姿勢は、政治家としてのリーダーシップだけでなく、人間としての生き方においても、多くの人々に影響を与え続けています。
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心に響く英語ことわざ(581)ジョージ・バーナード・ショーの名言 The power of accurate observation is commonly called cynicism by those who have not got it.(真実は痛みを伴う)
https://www.eionken.co.jp/note/power-of-accurate-observation/
心に響く英語ことわざ(583)米国自動車王ヘンリー・フォードの名言 If money is your hope for independence you will never have it. The only real security that a man will have in this world is a reserve of knowledge, experience, and ability. (知識は力なり)
https://www.eionken.co.jp/note/if-money-is-your-hope/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。