- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.08.31

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(67)You reach a point where you might just need a special guidance. 先生による生徒への気づかい
“You reach a point where you might just need a special guidance.”
先生による生徒への気づかい
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「特別な指導が必要かもしれないところまで来ています」です。
就職ガイダンスの先生が、生徒に特別指導を開始するときの前振りのセリフです。
“you might just need”と相手を主語にして断定口調を避けているところに、先生による生徒への気づかいを見せているセリフです。英語もこのような気づかいが必要な時に、このよう表現をするものなのですね。
“reach a point where”は「~ところまできた」を意味しています。
“reach a point of no return”で「後戻りできない所に到達する」などの表現もあります。
英語リスニングとしては、特別指導を受ける生徒の気持ちに配慮した表現であるところを聞き取りたいものです。
英語スピーキングとしては、断定口調をさけて表現をやわらげたいときに、“you might just need”という表現を使えるようにしたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード5)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(66)I know sometimes that life can come at you pretty fast. 人生の変転の速さ
https://www.eionken.co.jp/note/i-know-sometimes-that-life-can-come-at-you-pretty-fast/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(68)I think your struggle is really moving. 10数年の人生模様
https://www.eionken.co.jp/note/i-think-your-struggle-is-really-moving/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。