
新規事業アイデア創造技術
カテゴリー: 3. ビジネスコンサルティング技術
新規事業アイデア創造技術
会社の上司の席のところへ突然呼ばれて「君も知っての通り、我が社の主力事業は今後あまり大幅な売り上げの伸びが期待できない。このままでは会社の成長が維持できないので、中長期的に会社の柱となるような新たな事業に取り組む必要がある。そこでアイデア豊富な君にわが社が取り組むべき新規事業を企画して欲しい」と言われたとします。
これに対して「そのような大役を仰せつかるほど、自分は会社から期待されているのか」などと思う反面「どうやって新規事業を企画開発するのだろうか」と不安になる方々が多いのではないでしょうか?
社命ではなく、いつかは独立起業して成功をおさめてみせると野心溢れる方も多いと思います。取り組みたい事業が具体的に決まっていれば理想的ですが、多くの方は漠然と起業したいとは思いつつも、どんな事業をやるかは今後の検討課題という状況ではないでしょうか?
世の中の新規事業に関する指南書の状況を見ると「新規事業開発」「ビジネスプラン」という用語を含んだタイトルで、新規事業の企画開発・事業計画を策定するための参考書は何冊も発刊されています。基本的には取り組むべき新規事業アイデアが創出された後に必要な事業理念、事業性の検証、財務計画などの検討の仕方、事業計画書の記述の仕方が中心となっており、新規事業アイデアの創出の仕方についてはごく簡単にしか触れていないものが多いようです。
筆者は、これまで新商品・新サービス・新規事業のアイデア創出のプロジェクトに多数関わってきました。新規事業アイデアの創造に関しては、有効な方法論が見当たらなかったため、自分なりに有効と思われる方法について色々と試行錯誤をしてきました。新規事業アイデア創出プロジェクトは、優れた事業アイデアが出るか出ないかはやってみないと判らないというプロジェクト特性を持っているので、そもそもプロジェクトリスクが高いものなのです。しかし、コンサルティングフィーを頂いてプロジェクトを遂行する訳ですので、少なくともそれなりな新規事業アイデアを出さないと発注してくださったクライアント企業としては納得しがたいものがあります。
そのため新規事業アイデア創出プロジェクトをいくつか遂行し試行錯誤するなかで、有効度の高い方法論を徐々に見出していき、新規事業アイデア創出の方法論が形成されてきました。したがって本書の方法論は机上の理屈ではなく実践で使えるものと自負しています。
本書は起業を目指す方々や企業で新規事業企画担当の方々などが、筆者のよう試行錯誤をスキップし、効果的かつ効率的に新規事業アイデアを創出するための方法論を具体的に説明したいと考えています。本書の新規事業アイデア創造技術を活用して新規事業アイデアを創出できれば、皆さんも「なかなか期待できそうな新規事業アイデアだ」と言われることも多くなることでしょう。
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新規事業アイデア創造の技術 ビジネス・コンサルティング技術シリーズ | 山下長幸 | 起業 | Kindleストア | Amazon
全体の流れは以下の通りです。
①新規事業アイデア創造の技術基盤
②新規事業アイデア発想の8つの観点
●「自己の強み」を活かす
●「あるべき理想の姿」を考える
●「顧客の視点」で考える
●「時間軸」で考える(過去、現在、未来)
●「全体最適」で考える
●「経済性」の視点で考える
●「他業界事例」から類推する
●「経済・社会への貢献」の視点を加える
●新規事業アイデア出しの方法
③個別新規事業アイデアの基本検討
●ニーズとウォンツ
●現実的な制約
●競合他社動向
④個別新規事業アイデアの詳細検討
●利用シーンの洗い出し
●ビジネスプランの読み手を意識
●ビジネスプランの記述項目
-事業概要
-市場性
-競合他社
-事業目標・事業戦略
-組織体制
-財務計画
-企業理念
「新規事業アイデア創造の技術」ポイント一覧
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループ(東京オフィス)・NTTデータ経営研究所おいて通算30年以上のビジネスコンサルティング歴を持つ。経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどインターネットビジネス戦略などを多数経験。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築
・現在英語スピーキング脳を構築する効果的な手法も研究中。成果が出たら学習方法論を構築して発表したいと考えている。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると感じている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。