一般的に、英語リスニング力向上のために、英語ネイティブスピーカーの英語音声を大量に聞くという方法論がありますが、英音研の認識では残念ながら十分な効果を上げているとは言い難いものがあります。0歳から3歳～5歳くらいの幼児期であれば、親や周囲の人たちが話す言語を聞いて、自然と母国語として言語認識能力が身に付きますが、一旦、日本語を母国語として身についた中学生以上の年齢の日本人だと、よほど語学の才能に恵まれた人以外、英語を聞くだけではリスニング力習得は難しいと思います。日本語を母国語とする中学生以上の年齢の日本人が、英語のリスニング能力を向上させるために、能動的に英文音読を毎日短時間でも継続的に実施することで、聴覚脳にその英語の音声特性を刻みこむことが可能となります。ただし、英文音読を日本語の発声特性で行っても、英語リスニング力の向上は見込めません。これまでも多くの人が英文音読をすすめられて、挑戦してきたと思います。しかし、思ったような効果が得られないため、英文音読をやめた人はとても多いと思います。他方、日本語と英語との発声特性の違いを十分に認識し、英音の発声特性でもって毎日継続的に英文音読をすることで、聴覚脳に英語の音声特性を刻み込むことが可能となり、英語リスニング力が向上します。