- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.04.06

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(37)“Let me be the one to break the silence.” 威厳のある表現
“Let me be the one to break the silence.”
威厳のある表現
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「この沈黙を破るのは私にさせてください」です。
学校全体集会での合唱部の発表曲があまりに刺激的過ぎた問題を校長室で論議する際、会議出席者が沈黙していた時にアンチ合唱部の先生が発したセリフです。
表現としては、“Let me be the one~”はかなり威厳のある表現で、普通の英語力の日本人ではなかなかできない言い回しになっています。
“silence”は「静けさ、静寂」の意味で使用することが多いですが、「沈黙、無言」や「無視、黙殺」などの意味もあります。発音は“sáiləns”、音節は“si・lence”で2音節です。
“break one’s silence”は「沈黙を破る」でよく使われる英熟語です。
英語リスニングとしては、かなり威厳のある表現であることを聞き取りたいものです。
英語スピーキングとしては、おごそかな会議の場で、自分が何かをやるときの許可を得たいときに“Let me be the one~”というセリフ回しを使えるようになりたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード2)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(36)“We’re not going to have a repeat of the last time.” 二度と許さないという強い意志
https://www.eionken.co.jp/note/were-not-going-to-have-a-repeat-of-the-last-time/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(38)“You’re the one that should be punished.” 威厳のある表現
https://www.eionken.co.jp/note/youre-the-one-that-should-be-punished/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。