- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(259)近代民主主義思想で有名なジャン=ジャック・ルソーの名言 A Living is not breathing but doing.(坐して待つは事成らず)
”A man who has committed a mistake and doesn’t correct it is committing another mistake.”
直訳は「生きることは呼吸することではなく、行動することだ」で、似た意味の日本のことわざに「坐して待つは事成らず」があります。
ルソーの名言”Living is not breathing but doing.”の意味
ルソー(Jean-Jacques Rousseau)のこの名言は、単に呼吸をすることだけでは生きているとは言えないということを表しています。
真に生きているとは、自分の意志で行動し、人生を積極的に生きることだとルソーは主張しています。
ルソーの哲学
ルソーは、人間は生まれながらに自由で平等であり、社会によってその自由が奪われていると主張しました。
彼は、真の幸福は、社会の規範や規則に従うのではなく、自分の意志に従って生きることで得られると信じていました。
「Living is not breathing but doing.」の解釈
この名言は、ルソーの哲学を端的に表した言葉と言えるでしょう。
単に呼吸をするだけで生きているのではなく、自分の意志で行動し、人生を積極的に生きることが大切だとルソーは訴えています。
現代社会への示唆
現代社会では、私たちは多くの規範や規則に縛られています。
しかし、ルソーの言葉は、私たちがそのような束縛にとらわれず、自分の意志で行動することの大切さを思い出させてくれます。
行動することの重要性
人生においては、行動することが重要です。
行動しなければ、何も変わりません。
たとえ失敗したとしても、そこから学ぶことができます。
大切なのは、行動することです。
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似た意味の英語のことわざ
“All talk and no action is like having a boat and no oars.”
日本語訳: 話ばかりで行動しないのは、オールのないボートを持つようなものだ。
意味: いくら計画やアイデアを立てても、行動しなければ何も変わらない。
解説: このことわざは、行動することの重要性を強調しています。
どんなに素晴らしいアイデアを持っていても、行動しなければ、それはただの夢に過ぎません。
目標を達成するためには、実際に動き出すことが大切です。
“A good idea is worth a dozen bad ones, but an idea that puts action behind it is worth a thousand good ones.”
日本語訳: 良いアイデアは12個の悪いアイデアに値するが、行動に移せるアイデアは1000個の良いアイデアに値する。
意味: どんなに良いアイデアでも、行動しなければ意味がない。
解説: このことわざは、アイデアよりも行動の重要性を強調しています。
いくら良いアイデアを持っていても、行動しなければ、それはただのアイデアに過ぎません。
大切なのは、アイデアを実行に移すことです。
“Words are cheap. Actions speak louder than words.”
日本語訳: 言葉は安価だ。 行動は言葉よりも雄弁に語る。
意味: 言葉よりも行動の方が重要である。
解説: このことわざは、言葉よりも行動の重要性を強調しています。
どんなに立派なことを言っても、行動しなければ、それはただの言葉に過ぎません。
大切なのは、自分の言葉と行動を一致させることです。
“Don’t just sit there. Do something!”
日本語訳: ただそこに座っているだけじゃダメだ。何か行動しろ!
意味: 行動することが重要である。
解説: このことわざは、行動することの重要性を端的に表しています。
何もしないでいることは、何も変わらないことを意味します。
大切なのは、何か行動を起こすことです。
“The only way to get ahead is to take action.”
日本語訳: 前進する唯一の方法は、行動することだ。
意味: 行動しなければ、何も変わらない。
解説: このことわざは、行動することの重要性を強調しています。
どんなに才能があっても、努力しても、行動しなければ、何も変わりません。
上記以外にも、「Living is not breathing but doing.」と似た意味の英語のことわざはたくさんあります。
“Procrastination is the thief of time.” (先延ばしは時間の泥棒)
“Where there’s a will, there’s a way.” (意志があれば道は開ける)
“Nothing ventured, nothing gained.” (冒険しなければ何も得られない)
“Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.” (成功は最終的なものではなく、失敗は致命的ではない。重要なのは、続ける勇気である)
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似た意味の日本語のことわざ
「坐して待つは事成らず」
意味: 何もしないで待っているだけでは、何も成し遂げられない。
解説: このことわざは、行動することの重要性を強調しています。
目標を達成するためには、実際に動き出すことが大切です。
ただ待っているだけでは、何も変わりません。
「行動は言葉よりも雄弁に語る」
意味: 言葉よりも行動の方が重要である。
解説: このことわざは、言葉よりも行動の重要性を強調しています。
どんなに立派なことを言っても、行動しなければ、それはただの言葉に過ぎません。
大切なのは、自分の言葉と行動を一致させることです。
「千里の道も一歩から」
意味: どんな長い道のりでも、最初の一歩を踏み出すことが大切である。
解説: このことわざは、目標達成のためには小さな一歩から始めることの重要性を強調しています。
目標が大きすぎて、何から始めればいいのかわからないこともあるでしょう。
しかし、そんな時でも、まず小さな一歩を踏み出すことが大切です。
小さな一歩を積み重ねることで、大きな目標を達成することができます。
「不言実行」
意味: 多くを語らず、黙々と行動すること。
解説: このことわざは、行動することの重要性を強調しています。
何かを成し遂げようと思ったら、多くを語るよりも、黙々と行動することが大切です。
行動することで、周りの人もあなたの意志を理解することができます。
「継続は力なり」
意味: どんなことでも、継続することが大切である。
解説: このことわざは、目標達成のためには継続することが重要であることを強調しています。
最初からうまくいくことばかりではありません。
しかし、諦めずに継続することで、必ず目標を達成することができます。
上記以外にも、「Living is not breathing but doing.」と似た意味の日本語のことわざはたくさんあります。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」 (危険を冒さなければ大きな成果は得られない)
「石の上にも三年」 (どんな困難でも、根気よく続ければ必ず乗り越えられる)
「塵も積もれば山となる」 (小さな努力でも、積み重ねれば大きな成果となる)
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フランスの哲学者ジャン=ジャック・ルソーの生い立ち
誕生と家系
ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau)は、1712年6月28日、スイス・ジュネーブ共和国で生まれました。
父親は時計職人のイザーク・ルソー、母親はシュザンヌ・ベルナールでした。
ルソー家は裕福ではありませんでしたが、良質な教育を受けられる環境にありました。
幼少期
ルソーは5歳の時に母親を亡くし、15歳の時に父親と喧嘩をして家出しました。
その後、様々な職業を経験しながら、独学で勉強を続けました。
青年期
20代後半になると、ルソーは音楽家や家庭教師として働き始めました。
また、この時期に哲学や政治学に興味を持ち始め、独自思想を形成
30代になると、ルソーは積極的に社会と関わり、独自の思想を展開し始めました。
彼の思想は、当時の主流だった合理主義や啓蒙思想とは一線を画すものでした。
ルソーは、人間は生まれながらに自由で平等であり、社会によってその自由が奪われていると主張しました。
また、真の幸福は、社会の規範や規則に従うのではなく、自分の意志に従って生きることで得られると信じていました。
代表的な著作
ルソーの代表的な著作には、「社会契約論」、「エミール」、「告白」などがあります。
これらの著作は、西洋思想に大きな影響を与えました。
晩年
ルソーの思想は、当時の権力者たちにとって脅威とみなされました。
1762年、彼は「エミール」の内容が冒涜的であるとして、ジュネーブから追放されました。
その後、フランス各地を転々とし、1778年7月2日にパリ郊外のエルムノンヴィルで亡くなりました。
ルソーの功績
ルソーは、近代民主主義の思想的基盤を築いた人物として評価されています。
また、教育学や音楽理論の分野でも大きな功績を残しました。
ルソーは、現代社会においてもなお、多くの人々に影響を与え続けている哲学者です。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(258)儒教始祖の孔子の名言 A man who has committed a mistake and doesn’t correct it is committing another mistake.(過ちて改めざる これを過ちという)
https://www.eionken.co.jp/note/confucius-2/
心に響く英語ことわざ(260)古代ギリシャ哲学者アリストテレスの名言 The roots of education are bitter, but the fruit is sweet.(学問は苦楽を伴う)
https://www.eionken.co.jp/note/aristotle-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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