- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(273)自動車メーカーフォードの創業者ヘンリー・フォードの名言 Indecision is often worse than wrong action.(迷う鷹は獲物を逃す)
”Indecision is often worse than wrong action.”
直訳は「優柔不断は、間違った行動よりも悪いことが多い」で、似た意味の日本のことわざに「迷う鷹は獲物を逃す」があります。
ヘンリー・フォード(Henry Ford)の名言”Indecision is often worse than wrong action.”の意味
この名言は、行動を起こさないことの重大さを説いています。
行動を起こさないことのデメリット
機会損失: 何もせずにいれば、チャンスを逃してしまう可能性があります。
状況悪化: 問題を放置すれば、悪化する可能性があります。
周囲への影響: 周囲の人を巻き込み、迷惑をかける可能性があります。
自信喪失: 決断できない自分を責め、自信を失ってしまう可能性があります。
間違った行動よりもマシな理由
修正・改善が可能: 間違った行動でも、後から修正したり改善したりすることができます。
経験になる: 間違った行動から学ぶことができます。
行動力・意志力 : 決断し行動することは、行動力や意志力を示します。
状況を打破できる: 何もしなければ、状況は何も変わりません。
決断すべき場面
重要な選択を迫られている時
行動を起こさないと後悔する可能性がある時
周囲に影響を与える可能性がある時
決断のコツ
完璧を求めない: 完璧な決断はあり得ません。ある程度の情報に基づいて決断することが重要です。
情報を集める: できるだけ多くの情報収集を行いましょう。
直感を信じる: 自分の直感を信じて決断することも大切です。
周囲に相談する: 周囲の人に相談してみるのも良いでしょう。
決断したら行動に移す: 決断したら、すぐに実行に移しましょう。
まとめ
決断することは勇気が必要ですが、行動しないことの方が大きなリスクを伴う場合が多いです。迷ったときは、上記を参考に、積極的に決断し行動することが大切です。
補足
この名言は、必ずしも全ての状況に当てはまるわけではありません。状況によっては、慎重に検討する必要がある場合もあります。
大切なのは、状況を判断し、適切な行動を選択することです。
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似た意味の英語のことわざ
“Better to do something than nothing.”
何もしないよりは、何かをする方が良い。
“He who hesitates is lost.”
迷っている間にチャンスを逃してしまう。
“A bird in the hand is worth two in the bush.”
確実なものの方が、不確実なものよりも価値がある。
“Don’t put off until tomorrow what you can do today.”
明日にできることは今日やってしまおう。
“Procrastination is the thief of time.”
先延ばしは時間の泥棒。
“Fortune favors the bold.”
勇気のある者に幸運は訪れる。
“Nothing ventured, nothing gained.”
リスクを冒さなければ、何も得られない。
“Make a decision, even if it’s wrong.”
間違った決断でも、決断すること。
“It’s better to regret doing something than never doing it at all.”
何もしなかったことを後悔するよりは、やって後悔した方が良い。
“Analysis paralysis is the enemy of action.”
考えすぎて行動できないのは、行動の敵である。
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似た意味の日本語のことわざ
清水飛び込む
意味: 思い切って決断し、行動を起こすこと。
類似点: 迷わずに行動することの重要性を説いている点。
迷う鷹は獲物を逃す
意味: 優柔不断で決断を先延ばしにしていると、チャンスを逃してしまうということ。
類似点: 決断の遅れが後悔を生む可能性があることを示している点。
一寸先は闇
意味: 未来のことは誰にもわからないので、思い切って行動するしかないということ。
類似点: 完全な情報収集を待ってから行動していては、何もできない可能性があることを示している点。
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ヘンリー・フォードの生い立ち
幼少期
1863年7月30日、アメリカ合衆国ミシガン州ディアボーンの農家に6人兄弟の末っ子として生まれる。
幼い頃から機械いじりが好きで、15歳の頃には自力で内燃機関を組み立ててしまうほどだった。
16歳で高校を中退し、デトロイトの工場で機械工として働き始めた。
青年期
1891年、エジソン照明会社に入社し、技師として腕を磨く。
1896年には、自宅の納屋で最初の自動車を試作する。
1900年には、2番目の会社「ヘンリー・フォード・カンパニー」(後のキャディラック社)を設立する。
しかし、経営陣との対立から会社を追われる。
フォード・モーター・カンパニーの設立
1903年、3度目の挑戦として「フォード・モーター・カンパニー」を設立する。
1908年には、量産体制を確立したモデルT型を発表し、大衆車時代の幕を開ける。
5ドル/日で働く「5ドル・デイ」制度や、労働時間を短縮するなど、画期的な労働環境を整備し、多くの労働者を惹きつけた。
フォードは、大量生産方式の確立、安価な自動車の開発、画期的な労働環境の整備などによって、自動車産業の発展に大きく貢献した。
アメリカ合衆国史上最も影響力のある人物の一人として評価されている。
ヘンリー・フォードの功績
量産体制を確立し、自動車を大衆化させた。
安価な自動車の開発により、多くの人々が自動車を購入できるようにした。
画期的な労働環境を整備し、労働者の生活水準向上に貢献した。
経営者としてだけでなく、社会改革者としても大きな功績を残した。
ヘンリー・フォードの人物像
独創的なアイデアと強い意志を持った人物だった。
リスクを恐れないチャレンジ精神を持っていた。
従業員に対しては厳しい要求をする一方で、彼らの生活向上にも尽力した。
アメリカン・ドリームの体現者として、多くの人々に尊敬されている。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(272)「道は開ける」の著作で有名なデール・カーネギーの名言 Any fool can criticize, condemn and complain – and most fools do.(文句ばかり言う者は、何もしていない)
https://www.eionken.co.jp/note/dale-breckenridge-carnegie-2/
心に響く英語ことわざ(274)Microsoft創業者ビル・ゲイツの名言 Life is not fair; get used to it.(人生は公平なものでは無い)
https://www.eionken.co.jp/note/william-henry-gates-iii-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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