- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(276)米国プロバスケットボールのスーパースターのマイケル・ジョーダンの名言 Step by step. I can’t see any other way of accomplishing anything.(継続は力なり)
” Step by step. I can’t see any other way of accomplishing anything.”
直訳は「一歩一歩。 これ以外に何かを達成する方法が見当たらない」で、似た意味の日本のことわざに「継続は力なり」があります。
マイケル・ジョーダン(Michael Jeffrey Jordan)の名言”Step by step. I can’t see any other way of accomplishing anything.”の意味
この言葉は、ジョーダンの卓越した才能と努力の賜物と言えるでしょう。彼は天賦の才を持つ選手として知られていますが、同時に類まれなる努力家としても有名です。練習では誰よりも早くコートに現れ、徹底的にシュート練習をこなしました。試合中も常に全力でプレーし、決して諦めませんでした。
ジョーダンにとって、どんな大きな目標を達成するにしても、近道はなく、一歩ずつ着実に努力するしかないという信念があったのです。この名言には、夢や目標を叶えるためには、目先の結果にとらわれず、毎日コツコツと努力を積み重ねることが大切だというメッセージが込められています。
以下、この名言から読み取れる3つのポイントを詳しく解説します。
確実な一歩を踏み出すことの重要性
ジョーダンは、どんな才能を持っていても、成功するためには確実な一歩を踏み出すことが重要だと考えていました。どんなに大きな目標でも、最初から完璧を目指すのではなく、まずは小さな一歩から始めることが大切です。
例えば、英語を話せるようになりたいという目標があった場合、いきなり難しい文法書を読み始めたり、海外旅行に行ったりするのではなく、まずは簡単な単語やフレーズを覚えたり、英語の歌を聞いたりすることから始めるのが良いでしょう。
小さな一歩を積み重ねることで、少しずつ自信がつき、目標達成への意欲も高まります。
目先の結果にとらわれず、長期的な視点を持つ
ジョーダンは、目先の結果にとらわれず、長期的な視点を持つことが大切だと考えていました。短期的に結果が出なくても、焦らずにコツコツと努力を続けることで、必ず目標に近づけるという信念を持っていました。
例えば、ダイエットをしたいという目標があった場合、すぐに体重が減らなくても、落ち込まないようにしましょう。運動や食事制限を継続することで、徐々に体脂肪が減り、理想の体型に近づいていきます。
長期的な視点を持つことで、一時的な挫折に負けずに、目標達成に向かって努力し続けることができます。
努力は必ず報われると信じる
ジョーダンは、努力は必ず報われると信じていました。才能は生まれつき決まっているものではなく、努力によっていくらでも伸ばすことができると考えていました。
どんなに才能があっても、努力を怠れば才能は開花しません。逆に、才能がなくても努力することで、才能のある人を追い越すことも可能です。
努力は必ず報われるという強い信念を持つことで、どんな困難にも立ち向かうことができるようになります。
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似た意味の英語のことわざ
Rome wasn’t built in a day.
(ローマは一日にして成らず)
このことわざは、大きな物事はすぐに成し遂げられるものではなく、時間をかけて少しずつ努力する必要があることを意味しています。
Slow and steady wins the race.
(ゆっくりと着実に進む者が競争に勝つ)
このことわざは、焦らずに自分のペースで努力を続ければ、最終的には成功できることを意味しています。
Little strokes fell great oaks.
(小さな斧で大きな樫の木を倒す)
このことわざは、小さな努力でも積み重ねれば、大きな成果を得られることを意味しています。
A journey of a thousand miles begins with a single step.
(千里の道も一歩から)
このことわざは、どんな大きな目標でも、まずは一歩を踏み出すことが大切であることを意味しています。
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似た意味の日本語のことわざ
継続は力なり
このことわざは、目標達成のためには、努力を継続することが重要であることを意味します。短期間で結果が出なくても、諦めずにコツコツと努力を続けることで、必ず目標に近づくことができるというメッセージが込められています。
積小成大(せきしょうせいだい)
このことわざは、小さなことを積み重ねることで、大きな成果を得ることができることを意味します。どんな大きな目標でも、最初は小さなことから始めることが大切です。小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、さらに努力を続けることができるようになります。
積小成大は、まさにこの考え方を体現した言葉と言えます。
塵積山(ちりづみやま)
このことわざは、小さな塵が積み重なって山ができるように、小さな努力が積み重なって大きな成果を得ることができることを意味します。目立たない努力でも、決して無駄にはなりません。コツコツと努力を続けることで、いつか大きな成果に繋がるのです。
水滴穿石 (すいてきせんせき)
このことわざは、水滴が石を穿つように、継続的な努力はどんな困難も克服できることを意味します。どんなに大きな壁に直面しても、諦めずに努力を続ければ、必ず道が開けるというメッセージが込められています。
跬歩千里 (くいぽちさと)
このことわざは、一歩一歩着実に進むことで、千里の道を進むことができることを意味します。どんな大きな目標でも、まずは一歩を踏み出すことが大切です。焦らずに自分のペースで努力を続ければ、必ず目標に辿り着くことができるというメッセージが込められています。
これらのことわざは、いずれもジョーダンの名言と同様に、努力の重要性を強調しています。夢や目標を叶えるためには、継続、小さな積み重ね、諦めない心 が大切です。これらのことわざを指針にして、今日から一歩ずつ着実に努力を積み重ねていきましょう。
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マイケル・ジョーダンの生い立ち
幼少期:スポーツ万能の少年時代
1963年2月17日、マイケル・ジェフリー・ジョーダンはアメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン区のカムバーランド病院で誕生しました。
5人兄弟の末っ子として育ち、幼少期からスポーツ万能の才能を発揮していました。
特に野球が好きで、プロ野球選手になることを夢見ていたと言われています。
11歳の時に父親からバスケットボールのボールをプレゼントされ、兄と毎日のように1on1を繰り返すようになりました。
14歳の時に父親を交通事故で亡くし、悲しみを乗り越えるためにバスケットボールにのめり込みました。
高校時代:才能開花と全国制覇
ノースカロライナ州ウィルミントンにあるエムラ・A・レイニー高校に進学。
バスケットボール部に入部し、才能を開花させました。
1981年には州年間最優秀選手に選ばれ、全国大会にも出場しました。
しかし、大学からはあまりスカウトが来ず、無名校からのオファーのみでした。
大学時代:NCAA制覇とスター選手への階段
ノースカロライナ大学チャペルヒル校に進学。
1年目からレギュラーとして活躍し、チームをNCAAトーナメントベスト8に導きました。
2年目には平均19.6得点を記録し、オールアメリカンに選出されました。
3年目にはチームをNCAAトーナメント優勝に導き、自身もトーナメント最優秀選手に選ばれました。
大学卒業後、1984年のNBAドラフトでシカゴ・ブルズから3位指名を受けました。
NBAキャリア:栄光と挫折の道のり
1984年、シカゴ・ブルズに入団。
ルーキーイヤーから圧倒的な活躍を見せ、新人王を受賞しました。
1987年には初のNBAオールスターに選出され、以降9度のオールスター出場を果たしました。
1991年から1993年までの3年間、ブルズをNBAファイナル3連覇に導き、自身も3度のファイナルMVPを受賞しました。
1993年に突如引退を表明し、野球選手に転向。
1995年に再びNBAに戻り、シカゴ・ブルズに復帰しました。
1996年から1998年までの3年間、再びブルズをNBAファイナル3連覇に導き、自身も3度のファイナルMVPを受賞しました。
1999年に再び引退を表明しましたが、2001年にワシントン・ウィザーズで現役復帰しました。
2003年にNBAを引退し、現在はシャーロット・ホーネッツの会長を務めています。
マイケル・ジョーダンが残した功績
NBA史上最高の選手として広く称賛されています。
6度のNBA優勝、5度のNBA最優秀選手賞、10度のNBA得点王など、数々の記録を保持しています。
バスケットボール界のみならず、世界中の人々に影響を与えた人物です。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(275)米国鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの名言 No man becomes rich unless he enriches others.(施しあれば福来たる)
https://www.eionken.co.jp/note/andrew-carnegie-2/
心に響く英語ことわざ(277)米国プロボクシングのスーパースターのモハメド・アリの名言 He who is no courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.(虎穴に入らずんば虎子を得ず)
https://www.eionken.co.jp/note/muhammad-ali-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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