- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(277)米国プロボクシングのスーパースターのモハメド・アリの名言 He who is no courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.(虎穴に入らずんば虎子を得ず)
” He who is no courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.”
直訳は「危険を冒す勇気がない人は、人生で何も達成できないでしょう」で、似た意味の日本のことわざに「虎穴に入らずんば虎子を得ず」(こけつにいらずんばこじをえず)があります。
モハメド・アリの名言”He who is no courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.”の意味
モハメド・アリ(Muhammad Ali)のこのは、人生で何かを成し遂げるためには、リスクを恐れない勇気を持つことが必要であるというメッセージを伝えています。
この名言には、以下の3つの重要な意味合いが含まれています。
リスクを冒すことは、成功の鍵である:
何か新しいことに挑戦したり、困難な状況に立ち向かったりするには、必ずリスクが伴います。しかし、リスクを冒さずに安全な道を選んでしまうと、何も成し遂げることができません。アリは、成功するためには、リスクを恐れない勇気を持って行動することが重要であると説いています。
失敗を恐れない:
リスクを冒すことは、必ずしも成功を保証するものではありません。失敗する可能性も十分にあります。しかし、アリは、失敗を恐れて行動を止めてしまうよりも、失敗から学び、成長することが重要であると説いています。
挑戦し続ける:
人生は常に変化しており、新しい課題が常に現れます。そのため、現状に満足せず、常に挑戦し続けることが重要です。アリは、リスクを恐れずに挑戦し続けることで、人生をより充実したものにすることができると説いています。
この名言は、
新しいことに挑戦したい人
困難な状況に立ち向かっている人
人生に変化を求めている人
などに勇気を与えてくれます。
以下は、この名言をより深く理解するためのいくつかの質問です。
あなたにとって、リスクとは何ですか?
あなたがこれまでの人生で、どんなリスクを冒しましたか?
そのリスクを冒したことで、どのような結果になりましたか?
今後、どのようなリスクを冒したいですか?
リスクを冒すことを恐れるのはなぜですか?
これらの質問に答えすることで、この名言の意味をより深く理解し、自分自身の人生にどのように活かせるかを考えることができるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
“Nothing ventured, nothing gained.”
リスクを冒さなければ、何も得られない。
“Great things are never accomplished by those who are afraid to take risks.”
偉大なことは、リスクを恐れる者によって成し遂げられることはない。
“If you’re not willing to risk the usual, you’ll be content with the ordinary.”
普通のことをする覚悟がなければ、普通の人生に甘んじることになる。
“He who dares wins.”
勇気ある者は勝つ。
“Fortune favors the brave.”
幸運は勇気ある者に微笑む。
上記のことわざに加えて、以下のような名言も似ています。
“I’d rather have tried and failed than never tried at all.”
挑戦して失敗した方が、何も挑戦しなかったよりはましだ。 – レミントン
“It is better to risk something and lose than to fear something and never try.”
何かをリスクにさらして失う方が、何かを恐れて何も挑戦しないよりはましだ。 – アブド・ル・バハー
“The only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking. Don’t settle.”
素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分がしていることを愛することだ。まだ見つけていないなら、探し続けろ。妥協するな。 – スティーブ・ジョブズ
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似た意味の日本語のことわざ
「石の上にも三年」:
どんな困難な状況でも、根気強く努力すれば必ず成功する。
「千里の道も一歩から」:
どんな大きな目標でも、小さな一歩から始まる。
「勇気は臆病の反対ではない。むしろ、臆病さを乗り越えることだ。」:
勇気とは、何も恐れないことではなく、恐さに立ち向かうことである。
「失敗は成功のもと」:
失敗から学ぶことで、成功に近づくことができる。
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モハメド・アリの生い立ち
幼少期
1942年1月17日、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルに、カシアス・マーセラス・クレイ・ジュニアとして生まれる。
父親は看板書き、母親は料理人。6人兄弟の4番目。
12歳の時に兄と一緒に盗んだ自転車を警察官に追いかけられた際、自転車を捨てて逃げようとした兄とは対照的に、アリは警察官に正直に話したところ、逆に親切にしてもらったことがきっかけでボクシングを始める。
学校ではいじめを受けていたが、ボクシングの実力で周囲の尊敬を得るようになった。
アマチュア時代
1954年、12歳でアマチュアデビュー。
1956年、14歳の時に初の全国大会に出場し、準優勝。
1960年、18歳の時にローマオリンピックに出場し、ライトヘビー級で金メダルを獲得。
アマチュア戦績は100戦56勝 (43KO)。
プロ転向
1960年、プロ転向。
1964年、22歳でソニー・リストンを7回TKOで破り、WBA・WBC世界ヘビー級王座を獲得。
同年、ネーション・オブ・イスラムに改宗し、リングネームをモハメド・アリに改名。
1964年10月、アメリカ合衆国がベトナム戦争に介入することに反対し、徴兵拒否を表明。そのため、ボクシングライセンスを剥奪され、王座を喪失。
その後
1967年から1970年までボクシング界から追放されたが、1970年に復帰。
1974年、ジョージ・フォアマンをKOで破り、WBA・WBC世界ヘビー級王座を再び獲得。
その後、ジョー・フレージャー、ケン・ノートンとの「世紀のトリロジー」を戦い、いずれも勝利。
1978年、レオン・スピンクスに敗れて王座を失うが、同年9月にスピンクスにリベンジ勝利し、3度目の王座獲得。
1981年、トレバー・バービックに敗れ、引退。
ボクシング以外
ベトナム戦争への徴兵拒否、公民権運動への参加など、社会運動家としても活躍。
1996年、アトランタオリンピックの開会式で聖火ランナーを務める。
1999年、パーキンソン病を発症。
モハメド・アリは、20世紀を代表するボクサーであり、社会運動家です。その強靭な精神力とカリスマ性で、世界中の人々を魅了しました。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(276)米国プロバスケットボールのスーパースターのマイケル・ジョーダンの名言 Step by step. I can’t see any other way of accomplishing anything.(継続は力なり)
https://www.eionken.co.jp/note/michael-jeffrey-jordan-2/
心に響く英語ことわざ(278)ブラジルサッカーのスーパースターのペレの名言 The more difficult the victory, the greater the happiness in winning.(艱難辛苦の後に楽あり)
https://www.eionken.co.jp/note/pele-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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