- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(278)ブラジルサッカーのスーパースターのペレの名言 The more difficult the victory, the greater the happiness in winning.(艱難辛苦の後に楽あり)
” The more difficult the victory, the greater the happiness in winning.”
直訳は「勝利が困難であればあるほど、勝利したときの喜びは大きくなる」で、似た意味の日本のことわざに「艱難辛苦の後に楽あり」(かんなんしんくののちにらくあり)があります。
ペレ(Pelé)の名言”The more difficult the victory, the greater the happiness in winning.”の意味
この名言は、単なる勝利の喜びを語るだけでなく、努力の重要性、成長の証、達成感、感謝の気持ちなど、様々な含意が込められています。
努力の重要性
勝利を収めるためには、努力が不可欠です。困難な状況でも諦めずに努力することで、より大きな喜びを味わうことができるのです。
成長の証
困難を乗り越えることで、私たちは成長することができます。勝利を収めることで、自分が成長したことを実感することができ、それが喜びに繋がります。
達成感
困難な目標を達成することで、大きな達成感を得ることができます。この達成感は、何物にも代え難い喜びです。
感謝の気持ち
困難を乗り越えるためには、多くの人々の助けが必要です。勝利を収めることで、周りの人々への感謝の気持ちを持つことができます。
困難を恐れない、目標に向かって挑戦し続ける、そして勝利を収める。これこそが、真の喜びを手に入れるための鍵となるでしょう。
名言の背景
ペレ自身、順風満帆な人生を送ってきたわけではありません。幼少期は貧困の中で育ち、プロサッカー選手になるための厳しいトレーニングにも耐えました。しかし、彼は努力と不屈の精神で、数々の困難を乗り越え、3度のワールドカップ優勝という偉業を成し遂げました。
この名言は、自身の経験に基づいた、勝利の喜びに対する深い洞察が込められています。
現代社会への示唆
この名言は、現代社会にも通じるメッセージを持っています。
現代社会は、情報化とグローバル化が進み、競争が激化しています。そんな中で、成功を収めるためには、努力と忍耐が不可欠です。
しかし、努力しても報われないこともあるでしょう。それでも、諦めずに挑戦し続けることが大切です。
努力すること、困難を乗り越えること、そして勝利を収めること。これこそが、人生を豊かにするために必要なことなのです。
***
似た意味の英語のことわざ
No pains, no gains.
(苦しい思いをしなければ、得るものはない)
Nothing worth having comes easy.
(価値あるものは簡単には手に入らない)
Success is the sweetest reward for all our trials.
(成功は、私たちの試練に対する最も甘い報酬である)
Sweet are the fruits of victory.
(勝利の果実は甘い)
Adversity makes us strong.
(逆境は私たちを強くする)
What is easy won is little worth.
(簡単に手に入るものは価値がない)
The harder the climb, the greater the view.
(登れば登るほど、景色は素晴らしい)
A victory hard-earned is more precious than one easily won.
(苦労して得た勝利は、簡単に得た勝利よりも貴重である)
The triumph of virtue over vice is always sweet.
(美徳が悪徳に勝利するのは常に甘い)
The more we suffer, the more we are capable of enjoying.
(苦しむほど、私たちは楽しむことができる)
***
似た意味の日本語のことわざ
艱難辛苦の後に楽あり
(困難な苦労の後に、楽な生活がある)
苦労は買ってでもせよ
(苦労は、お金を払ってでもする価値がある)
苦労して得た物は忘れられない
(苦労して得たものは、決して忘れない)
虎穴に入らずんば虎子を得ず
(危険を冒さなければ、大きな成果は得られない)
苦あれば楽あり
(苦しみがあれば、その後に楽な時期が来る)
七転八起
(何度も倒れても立ち上がる)
不撓不屈
(どんな困難にも屈しない)
成功する者は失敗を恐れない
(成功する人は、失敗を恐れない)
艱難玉成
(困難が人を成長させる)
苦労は身を立てる宝
(苦労は、自分を成長させるための宝である)
***
ペレの生い立ち
貧しい少年からサッカーの王様へ
エドソン・アランテス・ド・ナシメント、愛称ペレは、1940年10月23日、ブラジル南東部ミナスジェライス州トレス・コラソンエスで生まれました。
貧しい家庭に育ったペレは、幼い頃から裸足でボールを追いかける日々を送りました。父親はプロサッカー選手でしたが、ケガで早々に引退し、家計は苦しかったと言われています。
10歳の頃、ペレは地元のユースチームに入団し、その才能を開花させます。15歳でプロデビューを果たすと、その卓越した技術とゴールセンスで瞬く間に頭角を現しました。
1957年には、わずか16歳でブラジル代表に招集され、ワールドカップデビューを果たします。そして、1958年のスウェーデン大会では、17歳という若さで6得点を挙げ、ブラジルの初優勝に大きく貢献しました。
この快挙により、ペレは世界的なスターの地位を確立し、「サッカーの王様」と呼ばれるようになりました。その後、ペレはサントスFCで16年間プレーし、2度のワールドカップ優勝を含む数々の栄光を手にしました。
1977年に現役を引退した後も、ペレはサッカー界や社会貢献活動で活躍し続けました。
ペレの生い立ちにおける重要なポイント
貧しい家庭で育ち、幼い頃からサッカーに親しむ。
15歳でプロデビューし、その才能を世界に知らしめる。
17歳でワールドカップ優勝に貢献し、「サッカーの王様」と呼ばれる。
サントスFCで16年間プレーし、2度のワールドカップ優勝を含む数々の栄光を手に.
1977年に現役を引退した後も、サッカー界や社会貢献活動で活躍し続ける。
ペレの生い立ちから学ぶこと
ペレの生い立ちは、努力と才能、そして強い意志があれば、どんな困難も乗り越えられることを教えてくれます。また、貧困という逆境を跳ね返して、世界的なスターになった彼の姿は、多くの人々に希望を与えてくれるでしょう。
夢を追いかけること、努力すること、そして決して諦めないこと。ペレの生き様は、私たちに大切なことを教えてくれます。
***
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(277)米国プロボクシングのスーパースターのモハメド・アリの名言 He who is no courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.(虎穴に入らずんば虎子を得ず)
https://www.eionken.co.jp/note/muhammad-ali-2/
心に響く英語ことわざ(279)プロバスケットボールのスーパースターのコービー・ブライアントの名言 Everything negative – pressure, challenges – is all an opportunity for me to rise.(艱難汝を強す)
https://www.eionken.co.jp/note/kobe-bean-bryant/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート