- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(279)プロバスケットボールのスーパースターのコービー・ブライアントの名言 Everything negative – pressure, challenges – is all an opportunity for me to rise.(艱難汝を強す)
” The more difficult the victory, the greater the happiness in winning.”
直訳は「プレッシャーや課題などネガティブなことはすべて、私にとっては成長するチャンスでだ」で、似た意味の日本のことわざに「艱難汝を強す」(かんなんなんじをきょうす)があります。
コービー・ブライアントの名言”Everything negative – pressure, challenges – is all an opportunity for me to rise.”の意味
コービー・ブライアント(Kobe Bean Bryant)のこの名言は、彼が自身の経験と哲学に基づいて述べた、困難や逆境に対する前向きな考え方として解釈できます。
この名言は、以下のような要素を含んでいます。
ネガティブな要素の捉え方:
ブライアントは、プレッシャーや試練などのネガティブな要素を、単に避けるべきものとしてではなく、自分自身を成長させるための機会として捉えていました。 困難に直面したとき、彼はそれを乗り越えることでより強くなり、より高いレベルに到達できると信じていました。
成長への意識:
彼は常に向上心を持ち、現状に甘んじることなく、より良い自分を目指していました。 そのため、困難を恐れることなく、むしろそれを克服することで成長できると考えていました。
挑戦への積極性:
困難な状況に積極的に挑戦することを恐れませんでした。 むしろ、そのような状況こそが自分自身を成長させる絶好の機会であると考えていました。
メンタリティの重要性:
ブライアントは、強い精神力を持つことが、困難を乗り越え、成功を収めるために重要であると考えていました。 彼は、どんな困難にもくじけずに、最後まで諦めずに挑戦し続けることの重要性を説いています。
自信と自己肯定感:
彼は、自分自身を信じ、自分の能力を信じることが重要であると考えていました。 困難に直面しても、自分はそれを乗り越えられるという自信を持つことで、真の成功を収められると信じていました。
この名言は、スポーツ選手だけでなく、多くの人々に勇気と希望を与えるものです。 困難に直面したとき、ブライアントのように前向きに捉え、そこから成長する機会と捉えることができれば、どんな困難も乗り越えられるでしょう。
補足:
この名言は、ブライアント自身の経験に基づいています。 彼は幼い頃からバスケットボール選手になることを夢見て、厳しい練習と競争に耐え抜いてきました。 また、プロとしてのキャリアにおいても、多くの困難や挫折を経験しました。 しかし、彼はそのような困難を乗り越えることで、より強い選手へと成長していきました。
この名言は、必ずしもすべての人に当てはまるわけではありません。 人それぞれに異なる価値観や考え方がありますので、この名言を鵜呑みにするのではなく、自分自身の考えと照らし合わせて解釈することが重要です。
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似た意味の英語のことわざ
“What doesn’t kill you makes you stronger.”
(困難は人を強くする)
このことわざは、困難や逆境を経験することは、決して無駄ではなく、むしろ人を強くし、成長させるものであるという意味です。
“Pressure is a privilege.”
(プレッシャーは特権である)
このことわざは、プレッシャーは決してネガティブなものではなく、むしろ自分が高いレベルで活躍できるチャンスであるという意味です。
“Adversity makes men.”
(逆境が人を造る)
このことわざは、困難や逆境を経験することで、人は真の強さや忍耐力を身につけることができるという意味です。
“Diamonds are formed under pressure.”
(ダイヤモンドは圧力によって生まれる)
このことわざは、最も美しいダイヤモンドは、強い圧力によって形成されるものであるという意味です。
“What you get by achieving goals is not as important as what you become by achieving them.”
(目標を達成することで得られるものは、それを達成することで自分が何者になるかに比べて重要ではない)
このことわざは、目標を達成すること自体よりも、その過程で自分が成長することの方が重要であるという意味です。
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似た意味の日本語のことわざ
七転八起 (しちてんはっき)
幾度倒れても立ち上がり、困難を乗り越えていくことを意味する言葉です。
艱難汝を強す (かんなんなんじをきょうす)
困難は人を強くするという意味の言葉です。
困難は好機 (こんなんはこうき)
困難な状況は、自分自身を成長させるためのチャンスであるという意味の言葉です。
虎穴に入らずんば虎子を得ず (こけつにはいらざんばこじをえず)
リスクを冒さなければ、大きな成果は得られないという意味の言葉です。
不撓不屈 (ふとうふくつ)
どんな困難にも屈することなく、最後までやり遂げる精神力を持つことを意味する言葉です。
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コービー・ブライアントの生い立ち
生い立ちとバスケットボールとの出会い
コービー・ビーン・ブライアントは、1978年8月23日にアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれました。
父親のジョー・ブライアントは元NBA選手で、母親のパメラは元NBA選手ジョン・コックスの妹でした。
ブライアントは6歳の時にイタリアに移住し、そこで8年間過ごしました。
イタリアでは、父からバスケットボールの手ほどきを受け、才能を開花させ始めました。
13歳の時にアメリカへ帰国し、ペンシルベニア州ローワー・メリオン高校に進学しました。
高校時代には、圧倒的な得点力で全国的に注目を集め、史上最優秀高校生選手の一人に選ばれました。
NBA入りとロサンゼルス・レイカーズ時代
1996年、高校を飛び級してNBAドラフト1巡目13位でロサンゼルス・レイカーズに入団しました。
ルーキーシーズンから才能を発揮し、新人王を受賞しました。
その後、シャキール・オニールとのコンビで、レイカーズを3度のNBA制覇に導きました。
2006年には、自身初の得点王に輝きました。
2008年には、北京オリンピックでアメリカ代表として金メダルを獲得しました。
2009年には、レイカーズを2度目のNBA制覇に導き、自身初のファイナルMVPを受賞しました。
2013年には、アキレス腱断裂という大怪我を負いましたが、懸命なリハビリを経て復帰を果たしました。
2016年には、最後のシーズンで自身最多となる60得点を記録し、有終の美を飾りました。
その他
ブライアントは、その卓越したバスケットボール技術だけでなく、強い意志と努力家精神でも知られていました。
試合中にも常に集中力を切らさず、勝利への執念を燃やし続けていました。
また、後進の育成にも熱心に取り組んでおり、多くの若手選手に影響を与えました。
ブライアントは、バスケットボール界のみならず、世界中の人々にとって、永遠のレジェンドとして語り継がれるでしょう。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(278)ブラジルサッカーのスーパースターのペレの名言 The more difficult the victory, the greater the happiness in winning.(艱難辛苦の後に楽あり)
https://www.eionken.co.jp/note/pele-2/
心に響く英語ことわざ(280)プロサッカーのスーパースターのリオネル・メッシの名言 You have to fight to reach your dream. You have to sacrifice and work hard for it.(懸命な努力)
https://www.eionken.co.jp/note/lionel-messi-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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