- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(281)フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトの名言 Victory belongs to the most persevering.(忍耐)
” Victory belongs to the most persevering.”
直訳は「勝利は最も忍耐強い者に属する」です。
ナポレオン・ボナパルトの名言”Victory belongs to the most persevering.”の意味
ナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)の名言は、困難に直面しても諦めずに努力し続けることが、最終的な勝利を導くという深い意味を持っています。
ナポレオン自身、数々の戦いで勝利を収めましたが、その裏には常に向上心と忍耐強さがありました。 圧倒的な兵力差を覆す勝利や、劣勢を跳ね返す逆転劇など、彼の戦史はドラマチックなエピソードに満ち溢れています。
しかし、彼の成功は決して偶然ではなく、綿密な戦略、的確な判断、そして何よりも困難に屈しない強い意志によって成し遂げられたものです。
この名言には、以下のような解釈が含まれます。
才能や運よりも、努力が重要である:
才能や運に恵まれた者だけが勝利を収めるわけではありません。むしろ、困難に直面しても諦めずに努力し続ける者が、最終的に成功を掴むのです。
忍耐強さは勝利の鍵:
目標を達成するためには、忍耐強さが不可欠です。 すぐに結果が出なくても、腐らずに努力を続けることが重要です。
逆境を乗り越える力:
困難は誰にでも訪れます。しかし、真の勝利者は、逆境を乗り越える力を持っているものです。
この名言は、現代社会においても非常に重要です。
私たちも、仕事、勉強、人間関係など、様々な場面で困難に直面するでしょう。
しかし、そんな時こそ、ナポレオンの名言を思い出し、忍耐強く努力を続けることが大切です。
努力と忍耐強さは、必ず勝利へと導いてくれるでしょう。
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“persevere” の意味、発音、語源、用例
意味
“Persevere” は、日本語で 「忍耐強く努力し続ける」 または 「困難に直面しても諦めずにやり通す」 という意味を持つ動詞です。
発音
“Persevere” の発音は、[pəˈsɪvɪər]または[pəˈsɛvɪər] となります。
語源
“Persevere” は、ラテン語の “perseverare” に由来します。”perseverare” は、”per” (~を通して) と “severare” (切り離す) という2つの単語から構成されています。
用例
“She persevered in her studies despite her many challenges.”
(彼女は多くの困難にもかかわらず、勉強を諦めませんでした。)
“The team persevered through the tough game and won in the end.”
(チームは厳しい試合を乗り越え、最終的には勝利を収めました。)
“He persevered in his search for the truth, even when no one believed him.”
(彼は誰も信じてくれなくても、真実を探求し続けました。)
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似た意味の英語のことわざ
“Slow and steady wins the race.”
(ゆっくりと確実に進む者が競争に勝つ)
“Persistence pays off.”
(粘り強さは報われる)
“Never give up.”
(決して諦めない)
“What doesn’t kill you makes you stronger.”
(あなたを殺さないものは、あなたを強くする)
“Rome wasn’t built in a day.”
(ローマは一日にして成らず)
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似た意味の日本語のことわざ
「継続は力なり」:
目標達成のためには、継続的な努力が不可欠であることを意味します。
「滴水穿石」(てきすいせんせき):
水滴が石を穿つように、小さな努力でも積み重ねれば大きな成果を得られることを意味します。
「千里の道も一歩から」:
どんな大きな目標も、最初の一歩から始まることを意味します。
「ローマは一日にして成らず」:
大きな物事を成し遂げるには、長い時間と努力が必要であることを意味します。
「粘りに粘れば必ず勝つ」:
どんな困難にも諦めずに粘り強く努力すれば、必ず勝利を収められることを意味します。
これらのことわざは、困難に直面しても諦めずに努力し続けることが、最終的な成功につながる という共通点があります。
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ナポレオン・ボナパルトの生い立ち
ナポレオン・ボナパルトは、1769年8月15日、フランス領コルシカ島のアジャクシオで生まれました。
父のシャルル・ボナパルトは、下級貴族の出身で、コルシカ島の民族独立運動に参加していました。母のレティツィア・ラモリーノは、13人の子供をもうけた多産の女性でした。
ナポレオンは、8人兄弟の次男として生まれました。幼少期は貧しい生活を送りましたが、両親からは厳格な教育を受けました。
10歳の時、フランス本土のブリエンヌ陸軍幼年学校に入学しました。この学校は、フランス王室に仕える軍人を養成する教育機関でした。
ブリエンヌでは、厳しい規律と勉学に耐え、優秀な成績を収めました。しかし、コルシカ訛りのフランス語や、小柄な体格でいじめを受けることもありました。
1784年、パリの陸軍士官学校に入学しました。ここで、砲兵術や数学、フランス文学などを学びました。
1785年、砲兵少尉として任官し、フランス各地の駐屯地を転々とした。フランス革命勃発後、革命軍に参加し、頭角を現していきました。
1796年、イタリア遠征軍司令官に任命され、オーストリア軍を破って勝利を収めました。この勝利によって、ナポレオンは一躍脚光を浴び、フランスの英雄となりました。
1799年、エジプト遠征を行い、オスマン帝国と戦いましたが、イギリス艦隊に敗北し、遠征は失敗に終わりました。
1802年、フランス統領政府の終身統領に就任し、事実上の独裁者となりました。
1804年、フランス皇帝に即位し、ナポレオン1世を名乗りました。
その後、ヨーロッパ大陸の大部分を征服し、強大な帝国を築き上げました。しかし、1812年のロシア遠征の失敗をきっかけに、勢力が衰退し始めました。
1814年、連合軍にパリを占領され、退位を余儀なくされました。エルバ島に流刑されましたが、1815年に脱出し、再びフランス皇帝に即位しました。しかし、ワーテルローの戦いで敗北し、再び退位しました。
1821年、イギリス領のセントヘレナ島に流され、そこで6年間幽閉生活を送った後、病死しました。
ナポレオンの生い立ちにおける重要なポイント
コルシカ島の貴族の家に生まれました。
フランス本土の陸軍幼年学校や陸軍士官学校で教育を受けました。
フランス革命勃発後、革命軍に参加し、頭角を現しました。
イタリア遠征やエジプト遠征など、数々の戦役を指揮しました。
1804年、フランス皇帝に即位し、ナポレオン1世を名乗りました。
ヨーロッパ大陸の大部分を征服し、強大な帝国を築き上げました。
1815年、ワーテルローの戦いで敗北し、退位しました。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(280)プロサッカーのスーパースターのリオネル・メッシの名言 You have to fight to reach your dream. You have to sacrifice and work hard for it.(懸命な努力)
https://www.eionken.co.jp/note/lionel-messi-2/
心に響く英語ことわざ(282)英国の文豪シェイクスピアの名言 A fool thinks himself to be wise, but a wise man knows himself to be a fool.(賢者と愚者)
https://www.eionken.co.jp/note/william-shakespeare-3/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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