- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(284)米国の有名作家マーク・トウェインの名言 Don’t part with your illusions. When they are gone you may still exist, but you have ceased to live.(夢なき者は生きたる屍)
”Don’t part with your illusions. When they are gone you may still exist, but you have ceased to live.”
直訳は「自分の幻想を手放してはいけない。自分の幻想がなくなっても、あなたはまだ存在しているかもしれないが、あなたは生きているとは言えない」で、似た意味の日本語のことわざに「夢なき者は生きたる屍(しかばね)」があります。
マーク・トウェインの名言”Don’t part with your illusions. When they are gone you may still exist, but you have ceased to live.”の意味
マーク・トウェイン(Mark Twain)のこの名言”は、幻想を捨てずに生きることの大切さを訴えている言葉です。
この名言には、2つの重要な意味が込められています。
想像力と夢見る心の大切さ
幻想とは、現実には存在しないものを見たり、想像したりすることです。しかし、それは決して悪いことではありません。むしろ、想像力と夢見る心は、私たちの人生を豊かにしてくれる力を持っています。
幻想を捨ててしまうと、私たちは現実の世界に閉じ込められてしまいます。新しいことに挑戦したり、可能性を信じることを諦めてしまうかもしれません。
人生における情熱と熱意の重要性
人生において、何かを成し遂げるためには、情熱と熱意が必要です。しかし、情熱と熱意は、現実の厳しい状況に直面すると、簡単に失われてしまうことがあります。
幻想は、私たちに情熱と熱意を与えてくれます。幻想を捨ててしまうと、私たちは生きる目的を失い、ただ単に存在しているだけの状態になってしまうかもしれません。
この名言は、私たちに
想像力と夢見る心を大切にしよう
情熱と熱意を持って生きよう
幻想を捨てずに、人生を豊かに生きよう
というメッセージを伝えています。
補足
この名言は、トウェインの小説『トム・ソーヤーの冒険』の中で、トム・ソーヤーがハックルベリー・フィンに語る言葉として登場します。
この名言は、人生哲学や自己啓発の分野でよく引用されます。
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似た意味の英語のことわざ
“Where there is no vision, there is no hope.”
(ビジョンがなければ、希望はない)
“Keep your dreams alive. As you dream, so you shall live.”
(夢を生き続けよう。夢見た通りに生きられる)
“A man without a dream is a man without a future.”
(夢のない男は未来のない男)
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似た意味の日本語のことわざ
「夢なき者は生きたる屍」
このことわざは、夢や希望を持たずに生きることは、ただ生きているだけの状態であり、真の意味で生きているとは言えないという意味です。
「初心忘るべからず」
このことわざは、初心を忘れずに、常に初心に返って物事に向き合うことが大切という意味です。
「継続は力なり」
このことわざは、どんなに小さなことでも、継続することで大きな成果を得ることができるという意味です。
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マーク・トウェインの生い立ち
マーク・トウェインことサミュエル・ラングホーン・クレメンズは、1835年11月30日、アメリカ合衆国ミズーリ州フロリダで生まれました。
幼少期
4歳の時にミシシッピー川畔のハンニバルに移住。
12歳の時に父を亡くし、印刷屋に奉公。
16歳の時に蒸気船の操縦士の見習いとなり、10年間ミシシッピー川で働きました。
ミシシッピー川での経験は、彼の作品に大きな影響を与えました。
青年期
27歳の時に、ペンネーム「マーク・トウェイン」で作家デビュー。
1865年に、新聞連載小説「ジム・スマイリーとその跳び蛙」で一躍有名になりました。
1869年には、ヨーロッパと中東を旅行し、その様子を紀行文にまとめました。
晩年
1870年代から1880年代にかけて、代表作である『トム・ソーヤーの冒険』(1876年)や『ハックルベリー・フィンの冒険』(1884年)などを発表しました。
1890年代に入ると、経済的に困窮し、世界各地を講演旅行で回りました。
マーク・トウェインは、アメリカ文学史上最も重要な作家の一人であり、その作品は世界中の人々に愛されています。
彼の作品の特徴
ユーモアと風刺に富んだ文章
アメリカ南部の生活を活写した内容
普遍的な人間性を描いたテーマ
代表作
『トム・ソーヤーの冒険』
『ハックルベリー・フィンの冒険』
『コネチカット・ヤンキーのアーサー王宮廷』
『プリンスと乞食』
マーク・トウェインは、そのユーモアと風刺に富んだ文章で、アメリカ社会のさまざまな側面を批判しました。また、彼の作品は、アメリカ南部の生活や文化を活写しており、当時のアメリカ社会を知る貴重な資料となっています。
マーク・トウェインの作品は、世界中の人々に愛されており、現在でも多くの読者を魅了し続けています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(283)ドイツの文豪ゲーテの名言 What is important in life is life, and not the result of life.(人生において重要なのは生きること)
https://www.eionken.co.jp/note/goethe-2/
心に響く英語ことわざ(285)英国劇作家として有名なバーナード・ショーの名言 A life spent making mistakes is not only more honorable, but more useful than a life spent doing nothing.(失敗は成功の母)
https://www.eionken.co.jp/note/george-bernard-shaw-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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