- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(299)「人間喜劇」で有名なフランス人作家バルザックの名言 Reading brings us unknown friends.(本は知識の扉を開く鍵)
” Reading brings us unknown friends.”
直訳は「読書は私たちに未知の友人をもたらす」で、似た英語のことわざに「本は知識の扉を開く鍵」があります。
バルザックの名言”Reading brings us unknown friends.”の意味
フランスの小説家オノレ・ド・バルザック(Honore de Balzac)のこの名は、読書を通じて、私たちは世界中の人々と出会い、友情を築くことができるという意味です。
この名言は、本を読むことで、異なる時代、異なる場所、異なる文化の人々と交流し、彼らの考えや感情を知ることができるということを表しています。
具体的には、以下のような意味が込められています。
本を読むことで、私たちは作者や登場人物と出会い、彼らの気持ちに共感することができます。
本を読むことで、私たちは新しい知識や経験を得ることができます。
本を読むことで、私たちは自分自身について考えることができます。
バルザックは、読書は人生を豊かにしてくれると考えていました。本を読むことで、私たちは新しい世界を発見し、自分自身を成長させることができるのです。
この名言は、読書好きの人々にはもちろんのこと、読書をあまりしていない人々にも、読書の楽しさを知るきっかけを与えてくれるでしょう。
読書は、あなたの人生をきっと豊かにしてくれるはずです。
***
似た意味の英語のことわざ
Books are the best friends.
(本は最高の友達)
Books are the keys that open the door to knowledge.
(本は知識の扉を開く鍵)
A good book is a great teacher.
(良い本は偉大な教師)
***
似た意味の日本語のことわざ
書は友なり
(しょはともなり)
読書を友人と捉える。
読書百遍意自ずから通ず
何度も同じ本を読むことで、その本に込められた深い意味を理解することができるという意味です。
***
オノレ・ド・バルザックの生い立ち
オノレ・ド・バルザックは、19世紀フランスを代表する小説家です。人間喜劇と呼ばれる大長編小説群で知られています。
生い立ち
1799年5月20日、フランス中部のトゥールで生まれました。
父親は地方官僚、母親はパリ育ちで裕福な家庭の出身でした。
幼い頃は病弱で、乳母に預けられて育ちました。
1814年、一家はパリに移住しました。
1816年、ソルボンヌ大学法学部に入学しましたが、2年後に中退しました。
その後、弁護士や官吏になることを目指しましたが、いずれもうまくいかず、作家を志すようになりました。
波乱に満ちた青年期
20歳頃から小説の執筆を本格的に始めましたが、なかなか名声を得ることができませんでした。
収入を得るために、様々な仕事に就きました。
出版業に携わったり、印刷所の経営を試みたりしましたが、いずれも失敗し、多額の借金を抱えてしまいました。
私生活でも、様々な女性と恋愛関係を築き、子供をもうけました。
作家としての成功
1829年、ゴリオ爺さんを出版し、ようやく作家として認められました。
その後、人間喜劇と呼ばれる大長編小説群の執筆に専念しました。
人間喜劇は、19世紀フランス社会を様々な側面から描いた壮大な作品です。
登場人物は約2000人に及び、その数は膨大な量にのぼります。
人間喜劇は、バルザックの代表作であり、世界文学史上最も重要な作品の一つと評価されています。
晩年
1848年、ウクライナの貴族女性エヴゲニア・ハンスカと結婚しました。
バルザックは、波乱に満ちた人生を送りましたが、その経験を小説に活かし、偉大な作品を生み出すことができました。
彼の作品を読むことで、19世紀フランス社会をより深く理解することができます。
***
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(298)英国女流作家ジョージ・エリオットの名言 Our words have wings, but fly not where we would.(言った言葉は花にも返らず)
https://www.eionken.co.jp/note/george-elliott-3/
心に響く英語ことわざ(300)ロシアの文豪ツルゲーネフの名言 One needs unhappiness, or poverty or sickness, or else one gets conceited directly.(艱難汝を成す)
https://www.eionken.co.jp/note/turgenev/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート