- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(304)「ひまわり」で有名な画家ゴッホの名言 I am always doing what I can’t do yet, in order to learn how to do it.(七転八起)
” I am always doing what I can’t do yet, in order to learn how to do it.”
直訳は「どうすればできるようになるかを学ぶために、いつもまだできないことをやっている」で、似た日本語のことわざに「七転八起」があります。
ゴッホの名言”I am always doing what I can’t do yet, in order to learn how to do it.”の意味
ゴッホ(Vincent van Gogh)のこの名言は、「自分がまだできないことを、できるようにするために、常に挑戦し続ける」という意味です。
ゴッホは、生涯を通じて常に新しいことに挑戦し、自分の絵画の技法を向上させ続けました彼は、失敗を恐れずに、自分ができないことを恐れずに、常に新しい表現方法を探求しました。
この名言は、「才能は生まれつきのものではなく、努力によって磨かれる」という彼の信念を表しています。ゴッホは、誰でも努力すれば、自分の目標を達成することができると信じていました。
この名言は、私たちに勇気を与えてくれます。「自分はまだできない」と思っても、「できるようにするために挑戦し続けよう」という気持ちにさせてくれます。
この名言は、以下のような場面で役立ちます。
新しいことに挑戦するとき
困難に直面したとき
自分の目標を達成したいとき
ゴッホは、私たちに「人生は挑戦であり、常に学び続けることが大切である」ということを教えてくれます。
補足
この名言は、ゴッホの手紙の中で書かれています。
この名言は、ゴッホの生き方を象徴する言葉として、多くの人々に愛されています。
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似た意味の英語のことわざ
Practice makes perfect.
意味: 熟練は繰り返し練習することで身につく
共通点: ゴッホは、才能は生まれつきのものではなく、努力によって磨かれると信じていました。このことわざは、彼のその信念を言い換えたようなものです。
Nothing ventured, nothing gained.
意味: リスクを冒さなければ、何も得られない
共通点: ゴッホは、失敗を恐れずに新しいことに挑戦し続けました。このことわざは、彼の冒険心とチャレンジ精神を表しています。
If you can dream it, you can do it.
意味: 夢を見ることができれば、それは実現できる
共通点: ゴッホは、自分が描きたい絵を明確なイメージとして思い描くことができました。このことわざは、彼の強い意志とビジョンを表現しています。
Failure is the stepping stone to success.
意味: 失敗は成功への踏み台である
共通点: ゴッホは、多くの失敗を経験しながらも、そこから学び、成長し続けました。このことわざは、彼の粘り強さと不屈の精神を表しています。
The only way to do great work is to love what you do.
意味: 素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分がしていることを愛することである
共通点: ゴッホは、絵を描くことに情熱を注ぎました。このことわざは、彼の情熱と献身的な姿勢を表しています。
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似た意味の日本語のことわざ
習うより慣れろ
意味: 実際にやってみることで、より上達する
共通点: ゴッホは、絵画理論を学ぶだけでなく、実際に絵を描くことで、自分の技術を磨き続けました。このことわざは、彼の実践的な学習方法を表しています。
不精は敵
意味: 怠け者であることは、自分の成長を妨げる
共通点: ゴッホは、非常に勤勉な画家でした。彼は、毎日何時間も絵筆を握り、自分の作品に取り組みました。このことわざは、彼の勤勉さと努力を表しています。
七転八起
意味: 何度倒れても立ち上がり、前に進むこと
共通点: ゴッホは、人生の中で多くの困難を経験しました。しかし、彼は決して諦めず、常に前に進み続けました。このことわざは、彼の強い意志と不屈の精神を表しています。
失敗は成功のもと
意味: 失敗から学ぶことで、成功に近づくことができる
共通点: ゴッホは、多くの失敗を経験しながらも、そこから学び、成長し続けました。このことわざは、彼の粘り強さと学習意欲を表しています。
千里の道も一歩から
意味: どんな大きな目標も、小さな一歩から始まる
共通点: ゴッホは、最初から偉大な画家になることを目指していたわけではありません。彼は、小さな一歩ずつ、自分の技術を磨き、夢を叶えていきました。このことわざは、彼の着実な歩みと努力を表しています。
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フィンセント・ファン・ゴッホの生い立ち
幼少期
フィンセント・ファン・ゴッホは、1853年3月30日、オランダ南部のズンデルトという村で、牧師の家に長男として生まれました。幼い頃から繊細で内気な性格でしたが、自然や絵を描くことを愛していました。しかし、10歳の時に弟のフィンセントが生まれ死産してしまうという悲しい出来事が起こり、ゴッホは深い悲しみを抱えることになります。
青年期
16歳になると、ゴッホは叔父が経営する画商グーピル商会に就職します。そこで絵画に関する知識と経験を積み、画家を目指すようになります。しかし、ゴッホは真面目で几帳面な性格でしたが、商売には向いておらず、1876年に解雇されてしまいます。
その後、ゴッホは神職を目指したり、炭鉱労働者のための伝道師として働いたりしますが、いずれも長続きせず、27歳で画家としての道を本格的に歩み始めます。
画家としての活動
ゴッホは、オランダのハーグやフランスのパリなどで暮らしながら、独学で絵画を学びました。初期の作品は暗い色調のものが多いですが、徐々に明るい色使いを取り入れるようになり、独特な色彩感覚と筆致で描かれる作品を生み出すようになりました。
代表作としては、「ジャガイモ喰い」、「ひまわり」、「星月夜」などが挙げられます。これらの作品は、ゴッホの強い感情や精神世界を表現しており、見る人に深い感動を与えます。
晩年
ゴッホは、生涯にわたり精神的な病に苦しめられました。1889年には、自ら耳を切り落とすという衝撃的な事件を起こし、その後はサン=レミ=ド=プロヴァンスの精神病院に入院しました。
入院生活の中でもゴッホは絵画制作を続け、晩年には最も多くの作品を生み出しました。
ゴッホの功績
ゴッホは生前にほとんど評価されず、貧困の中で生涯を終えました。しかし、死後その作品は徐々に注目を集め、20世紀に入ってからは世界屈指の画家として認められるようになりました。
ゴッホの情熱的な表現と鮮やかな色彩は、後の多くの画家たちに影響を与え、現代美術の発展にも大きく貢献しました。
ゴッホに関するその他の情報
ゴッホは弟のテオとの文通で有名で、その数は約600通にも及びます。これらの手紙は、ゴッホの人柄や芸術に対する考え方を知る貴重な資料となっています。
ゴッホの作品は、世界中の美術館やコレクションで展示されています。日本でも、多くの美術館でゴッホ展が開催されています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(303)世界的に有名な芸術家のピカソの名言 He can who thinks he can, and he can’t who thinks he can’t. This is an inexorable, indisputable law.(心の底まで決意すれば、必ずできる)
https://www.eionken.co.jp/note/picasso/
心に響く英語ことわざ(305)「モナ・リザ」の肖像画で有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの名言 Just as eating against one’s will is injurious to health, so studying without a liking for it spoils the memory, and it retains nothing it takes in.(押し付けられた学問は身につかぬ)
https://www.eionken.co.jp/note/leonardo-da-vinci/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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