- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(317)非暴力主義で英国からのインド独立に貢献したガンジーの名言 A man is but the product of his thoughts. What he thinks, he becomes.(念ずれば叶う)
“A man is but the product of his thoughts. What he thinks, he becomes.”
直訳は「人は思考の産物である。人は自分が思うものになる」で、似た日本語のことわざに「念ずれば叶う」があります。
ガンジーによる名言”A man is but the product of his thoughts. What he thinks, he becomes.”の意味
ガンジー(Mahatma Gandhi)のこの名言は私たちの思考が私たちの行動や性格、そして最終的には私たち自身の人生を形作ると言っている深い意味を持っています。(Mahatma は、サンスクリット語で「偉大な魂」という意味を持つ尊称です)
この名言には、以下の3つの重要なポイントが含まれています。
思考は現実化する
私たちは、常に何かしらを考えています。その思考は、ポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。しかし、ガンジーは、私たちが繰り返し考えることが、最終的に現実になると主張しています。
例えば「自分はできない」と常に考えている人は、実際に何もできない人になってしまう可能性が高いです。一方、「自分はできる」と信じている人は、困難を乗り越え、目標を達成する可能性が高くなります。
私たちは自分の思考をコントロールできる
私たちの思考は、必ずしも私たちの意志通りではありません。しかし、私たちは訓練によって、自分の思考をコントロールすることができます。
ネガティブな思考が浮かんだら、それを意識的にポジティブな思考に変換するように努めることができます。また、瞑想やマインドフルネスなどの方法を用いて、自分の思考を客観的に観察し、コントロールする力を養うこともできます。
私たちは自分が思うものになれる
私たちは、自分の思考を変えることで、自分自身を変えることができます。
「自分はダメな人間だ」と信じている人は、そのように行動し、周りの人からもそう見られるようになります。しかし、「自分は素晴らしい人間だ」と信じ、それにふさわしい行動をするよう心がければ、周りの人からも尊敬され、より良い人生を送ることができるようになります。
この名言をどのように日常生活に取り入れるか
毎日、自分の思考を振り返り、ネガティブな思考があれば、それをポジティブな思考に変換するように努める。
瞑想やマインドフルネスなどの方法を用いて、自分の思考を客観的に観察し、コントロールする力を養う。
「自分はできる」という肯定的な自己暗示を繰り返し、自信を高める。
自分がなりたいと思う人物像を明確にし、それにふさわしい行動をするように心がける。
これらのことを実践することで、より良い人生を築くための第一歩を踏み出すことができるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
As a man thinketh in his heart, so is he.
(人は心の内に思うように、そうなる。)
What you think is what you become.
(あなたが思うことが、あなたになる。)
Sow a thought, reap an act; sow an act, reap a habit; sow a habit, reap a character.
(考えを蒔けば、行為を刈り取る。行為を蒔けば、習慣を刈り取る。習慣を蒔けば、性格を刈り取る。)
We are what we repeatedly do. Excellence, then, is not an act, but a habit.
(私たちは、繰り返し行うことによって成り立っている。だから、卓越性は行為ではなく、習慣である。)
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似た意味の日本語のことわざ
「心持ちが肝心」
どんな状況でも、前向きな心持ちでいれば、困難を乗り越え、目標を達成することができるという意味です。
「念ずれば叶う」
強い意志を持って、何かを強く思い続ければ、必ずその願いが叶うという意味です。
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ガンジーの生い立ち
幼少期
1869年10月2日、インド西部のグジャラート地方ポルバンダルにて、ヒンドゥー教徒の裕福な家庭に生まれる。
幼少期から、菜食主義や非暴力主義の思想に触れる。
1881年、イギリス領南アフリカへ留学。
南アフリカでは、インド人移民に対する差別を目の当たりにし、積極的に差別撤廃運動に参加する。
青年期
南アフリカでの活動の中で、非暴力主義による抵抗運動(サティヤーグラハ)の思想を確立する。
1915年、インドへ帰国。
帰国後、イギリスからの独立運動を指導。
非暴力主義、不服従運動、塩の行進など、様々な運動を展開する。
晩年
1947年、インドが独立を達成。
その他
ガンジーは、菜食主義者として知られているが、生涯を通して様々な種類の菜食を実践した。
紡績糸作りは、ガンジーにとって重要な活動の一つであり、自らの手で糸を紡ぎ、衣服を作ることを推奨した。
ガンジーは、シンプルな生活を送り、質素な暮らしを貫いた。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(316)ウォルト・ディズニーの名言 All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them.(志あれば道は開ける)
https://www.eionken.co.jp/note/walt-disney-3/
心に響く英語ことわざ(318)南北戦争に勝利し奴隷制度を廃止した米国大統領エイブラハム・リンカーンの名言 Most folks are about as happy as they make up their minds to be.(幸せは自分の心次第)
https://www.eionken.co.jp/note/abraham-lincoln-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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