- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(346)万有引力の法則の発見で有名なアイザック・ニュートンの名言 If I have ever made any valuable discoveries, it has been owing more to patient attention, than to any other talent.(忍耐強い注意力)
If I have ever made any valuable discoveries, it has been owing more to patient attention, than to any other talent.
直訳は「もし私がこれまでに価値ある発見をしたとしたら、それは他のどんな才能よりも、忍耐強い注意力によるところが大きい」です。
アイザック・ニュートンの名言”If I have ever made any valuable discoveries, it has been owing more to patient attention, than to any other talent.”の意味
アイザック・ニュートン(Isaac Newton)のこの名言は、ニュートン自身が自分の成功の理由を忍耐強い注意に帰しているものです。
ニュートンは、才能よりも忍耐強い観察と研究こそが、価値ある発見につながると考えていました。
この名言には、以下の3つの重要なポイントが含まれています。
忍耐強い観察の重要性
ニュートンは、リンゴが木から落ちるという一見当たり前の現象にさえ、何年も注意深く観察を続けました。この忍耐強い観察こそが、万有引力の法則を発見するきっかけとなったのです。
才能よりも努力
ニュートンは、自分は特別な才能を持っているとは考えていませんでした。むしろ、努力と忍耐こそが成功の鍵であると信じていました。
謙虚な姿勢
ニュートンは、自分の功績を謙虚に評価していました。
この名言は、現代社会においても非常に重要です。
私たちは、目まぐるしい変化の中で、すぐに結果を求めがちです。しかし、真の成功を収めるためには、忍耐強く努力し、物事にじっくりと向き合うことが大切です。
ニュートンの名言は、私たちに以下のようなことを教えてくれます。
目先の結果にとらわれず、忍耐強く努力することが大切である。
才能よりも努力が成功を導く。
自分の成功を謙虚に評価し、感謝の気持ちを持つことが大切である。
この名言は、科学者だけでなく、あらゆる分野の人々にインスピレーションを与え続けています。
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似た意味の英語のことわざ
“Rome wasn’t built in a day.”
(ローマは一日にして成らず)
このことわざは、大きな成果を得るには長い時間と努力が必要であることを意味します。 目先の結果にとらわれず、コツコツと努力を積み重ねることが大切です。
“Slow and steady wins the race.”
(ゆっくりと確実に進む者が競争に勝つ)
このことわざは、焦らずじっくりと取り組むことが成功への近道であることを意味します。 慌ててミスを犯すよりも、慎重に一歩ずつ進んでいくことが大切です。
“Patience is a virtue.”
(忍耐は美徳である)
このことわざは、忍耐強く物事を待つことが重要であることを意味します。 すぐに結果が出なくても、諦めずに努力を続けることが大切です。
“Perseverance pays off.”
(忍耐は報われる)
このことわざは、最後まで諦めずに努力すれば必ず報われることを意味します。 困難に直面してもくじけずに、目標に向かって努力し続けることが大切です。
“Great things take time.”
(偉大なことは時間がかかる)
このことわざは、大きな成果を得るには時間がかかることを意味します。 短期的な成功に固執するよりも、長期的な視点を持って取り組むことが大切です。
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似た意味の日本語のことわざ
「継続は力なり」
このことわざは、目標を達成するためには、何事にも継続することが大切であることを意味します。 才能や能力よりも、努力を続けることが重要です。
「滴水穿石」(てきすいせんせき)
このことわざは、水滴が石を穿つように、小さな努力でも根気よく続ければ、大きな成果を得られることを意味します。 目先の結果にとらわれず、コツコツと努力を積み重ねることが大切です。
「千里の道も一歩から」
このことわざは、どんな長い道のりでも、一歩ずつ前に進むことで必ず目的地にたどり着けることを意味します。 焦らず、着実に歩みを進めることが大切です。
「ローマは一日にして成らず」
このことわざは、大きな物事はすぐに成し遂げられるものではなく、長い時間と努力が必要であることを意味します。 目先の結果に固執せず、長期的な視点を持って取り組むことが大切です。
「石の上にも三年」
このことわざは、どんな難しいことでも、3年間努力すれば必ず上達するという意味です。忍耐強く努力を続けることが大切です。
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アイザック・ニュートンの生い立ち
幼少期
アイザック・ニュートンは、1642年12月25日(ユリウス暦)、イングランド東海岸のリンカンシャー州ウールスソープ村で生まれました。
父親はニュートンが生まれる前に亡くなり、母親は再婚してニュートンを置いて家を出たため、ニュートンは祖母に育てられました。
ニュートンは幼い頃から機械いじりが好きで、独創的な発明をすることもありました。
12歳の時にグランサムのグラマースクールに入学し、そこで数学や自然科学に興味を持ち始めました。
ケンブリッジ大学時代
1661年、ニュートンはケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに入学しました。
当時、ケンブリッジ大学ではアリストテレス哲学が主流でしたが、ニュートンはガリレオ・ガリレイやヨハネス・ケプラーなどの新しい科学思想に傾倒していました。
ニュートンは、数学、光学、天文学など幅広い分野を学び、特に数学の分野で才能を発揮しました。
1665年、ペストの流行により大学が閉鎖されたため、ニュートンはウールスソープの実家に戻りました。
この期間、ニュートンは万有引力や微積分法などの重要な発見をしました。
ケンブリッジ大学への復帰とその後
1667年、ケンブリッジ大学が再開されると、ニュートンは大学に戻りました。
1668年には、数学の教授に任命されました。
1687年、ニュートンの代表作である『自然哲学の数学的諸原理』が出版されました。
この本は、古典力学の基礎を築くものであり、科学史上最も重要な著書の一つとされています。
ニュートンはその後も、光学、天文学、神学など様々な分野で研究を続けました。
1705年、アン女王からナイト爵位を授与されました。
ニュートンの生い立ちに関するエピソード
ニュートンは幼い頃、リンゴの木の下で読書中にリンゴが落ちるのを観察し、それが万有引力の法則を発見するきっかけになったという逸話は有名です。
ニュートンは非常に几帳面な性格で、常にメモを取り、研究結果を記録していました。
ニュートンは、宗教にも深い関心を持っていました。
ニュートンの業績
ニュートンは、古典力学、微積分法、光学、天文学など様々な分野で重要な業績を残しました。
特に、万有引力と運動の三法則は、近代科学の基礎を築くものとして知られています。
ニュートンの業績は、後の科学者たちに大きな影響を与え、現代科学の発展に大きく貢献しました。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(345)イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイの名言You cannot teach a man anything, you can only help him find it within himself.(説明下手は頭が悪い)
https://www.eionken.co.jp/note/galileo-galilei-2/
心に響く英語ことわざ(347)米国の発明王トーマス・エジソンの名言 Our greatest weakness lies in giving up. The most certain way to succeed is always to try just one more time.(諦めなければ夢は叶う)
https://www.eionken.co.jp/note/thomas-alva-edison-3/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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