- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(379)「クリスマス・キャロル」で有名な英国作家チャールズ・ディケンズの名言 I never could have done what I have done without the habits of punctuality, order, and diligence, without the determination to concentrate myself on one subject at a time.(継続は力なり)
“I never could have done what I have done without the habits of punctuality, order, and diligence, without the determination to concentrate myself on one subject at a time.”
直訳は「私は、几帳面さ、秩序、勤勉さという習慣、そして一度に一つのことに集中する決意がなければ、今の自分になることはできなかった」で、似た意味の日本語のことわざに「継続は力なり」があります。
チャールズ・ディケンズの名言”I never could have done what I have done without the habits of punctuality, order, and diligence, without the determination to concentrate myself on one subject at a time.”の意味
このチャールズ・ディケンズの名言(Charles John Huffam Dickens)は、3つの重要な要素と、それらがどのようにディケンズの成功に貢献したかを強調しています。
几帳面さ (punctuality)
ディケンズは、時間厳守を非常に重要視していました。約束や締め切りを厳守することで、信頼を得ると同時に、時間を有効活用することができたのです。
秩序 (order)
ディケンズは、自分の仕事場や生活を整理整頓していました。物が散らかっていると集中力が途切れてしまうため、常に整然とした環境を保つことで、効率的に仕事に取り組むことができたのです。
勤勉さ (diligence)
ディケンズは、努力を惜しまない勤勉な人物でした。才能があっても努力しなければ成功することはないと信じており、常に目標に向かって努力を続けました。
集中力 (concentration)
ディケンズは、一度に一つのことに集中する能力を持っていました。マルチタスクではなく、一つのことに集中することで、より深い思考と創造性を発揮することができたのです。
これらの要素は、ディケンズが数多くの名作を生み出し、成功を収める上で重要な役割を果たしました。
補足
この名言は、ディケンズ自身が執筆した手紙の中で見ることができます。
この名言は、時間管理や仕事術に関する書籍や記事などでよく引用されています。
この名言から何を学ぶことができるか
ディケンズの名言は、成功するためには、几帳面さ、秩序、勤勉さ、集中力という4つの要素が重要であることを示唆しています。これらの要素は、私たち一人ひとりが意識的に養うことで、目標達成に近づけることができるでしょう。
具体的には、以下のような行動が重要です。
毎日スケジュールを立てて、時間を有効活用する
整理整頓を心がけ、常に整然とした環境を保つ
努力を惜しまず、目標に向かって邁進する
一つのことに集中し、深い思考と創造性を発揮する
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似た意味の英語のことわざ
“Time is money.”
時間はお金と同じくらい貴重であるという意味のことわざです。時間を有効活用することで、より多くの成果を上げることができます。
“A stitch in time saves nine.”
ちょっとした手間を先にかけることで、後々の大きな労力を省くことができるという意味のことわざです。計画的に行動し、先延ばしにしないことが重要です。
“Never put off till tomorrow what you can do today.”
今日できることは今日やってしまおうという意味のことわざです。先延ばしの癖を克服し、行動に移すことが重要です。
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似た意味の日本語のことわざ
継続は力なり
短期間で大きな成果を得るのは難しいものです。コツコツと努力を続けることで、目標に近づくことができます。
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チャールズ・ディケンズの生い立ち
チャールズ・ディケンズは、1812年2月7日、イギリス南部の港町ポーツマスで生まれました。父は海軍の下級事務員、母は楽器製作所の娘という、中流階級の家庭でしたが、幼い頃から経済的に困窮していました。
幼少期
ディケンズは、幼い頃から読書が大好きで、様々な小説を読みふけりました。しかし、10歳の時に父親が借金で投獄され、一家はロンドンへ移住することになります。ディケンズは、貧困のため学校に通うことができず、靴墨工場で働かされることになります。
青年期
その後、ディケンズは法律事務所で事務員として働きながら、ジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせます。そして、1836年に、最初の長編小説『オリバー・ツイスト』を発表し、一躍有名作家となります。
作家としての活躍
ディケンズは、『オリバー・ツイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『大いなる遺産』など、数多くの名作を生み出しました。彼の作品は、当時の社会問題を鋭く批判し、弱者の視点から描かれたことで、多くの人々に共感を呼びました。
ディケンズの生い立ちが彼の作品に与えた影響
ディケンズは、幼少期から貧困を経験し、様々な苦労を味わいました。これらの経験は、彼の作品に深いリアリティを与え、弱者に対する深い共感を生み出すことにつながりました。
チャールズ・ディケンズは、19世紀イギリスを代表する作家であり、その作品は世界中の人々に愛され続けています。彼の生い立ちは、彼の作品を理解する上で非常に重要です。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(378)叙事詩「神曲」で有名なイタリアの詩人ダンテの名言 Consider your origins: you were not made to live as brutes, but to follow virtue and knowledge.(学びは人を成長させる)
https://www.eionken.co.jp/note/dante-alighieri-3/
心に響く英語ことわざ(380)「不思議の国のアリス」で有名な英国作家ルイス・キャロルの名言 One of the deep secrets of life is that all that is really worth the doing is what we do for others.(施す者はこそ受け取り)
https://www.eionken.co.jp/note/lewis-carroll/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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