- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(387)「ローマの休日」で有名な女優オードリー・ヘップバーンの名言 The greatest victory has been to be able to live with myself, to accept my shortcomings and those of others.(人間は誰でも欠点を持っている)
“The greatest victory has been to be able to live with myself, to accept my shortcomings and those of others.”
直訳は「最大の勝利は、自分自身と共に生き、自分の欠点と他人の欠点を受け入れることができたことだ」で、似た意味の日本語のことわざに「人間は誰でも欠点を持っている」があります。
“shortcoming”は「欠点、短所、弱点」などを意味し、発音は“ʃɔ́rtkʌ̀miŋ”、 音節は“short・com・ing” 基本的には複数形で使用。
オードリー・ヘップバーンの名言”The greatest victory has been to be able to live with myself, to accept my shortcomings and those of others.”の意味
オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)のこの名言は、自分自身と他人の欠点を受け入れ、ありのままの自分で生きることこそが、人生における最大の勝利であると解釈できます。
「The greatest victory」は、「最も偉大な勝利」という意味です。単なる成功や功績を超え、精神的な成長や内面の充実を指していると考えられます。
「to be able to live with myself」は、「自分自身と折り合いをつけて生きられること」という意味です。自分の欠点や弱さを認め、受け入れることが重要です。
「to accept my shortcomings and those of others」は、「自分の欠点と他人の欠点を受け入れること」という意味です。自分自身だけでなく、周りの人も完璧ではないことを理解し、寛容な心を持つことが大切です。
つまり、この名言は、
完璧を目指して自分を責めるのではなく、ありのままの自分でいること
自分の欠点を受け入れ、それを克服しようと努力すること
他人の欠点も理解し、尊重すること
の大切さを説いていると言えるでしょう。
オードリー・ヘップバーンは、女優として成功を収めた一方で、私生活では多くの困難を経験しました。しかし、彼女は決して諦めずに、自分自身と向き合い、成長し続けてきました。
この名言は、彼女自身の経験に基づいた、人生における深い洞察が込められた言葉と言えるでしょう。
この名言から得られる教訓
自分自身を愛し、ありのままの自分でいること
自分の欠点を受け入れ、それを克服しようと努力すること
他人の欠点も理解し、尊重すること
人生における真の勝利は、精神的な成長と内面の充実にあること
この名言は、現代社会を生きる私たちにとっても、大切な指針を与えてくれるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
“To err is human, to forgive, divine.”
(過ちを犯すのは人間の本性、許すのは神のみぞ知る)
“There is no such thing as a perfect person.”
(完璧な人間なんていない)
“Accept yourself for who you are.”
(ありのままの自分を認めよ)
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似た意味の日本語のことわざ
「己を知れば百戦不殆」
(自分のことをよく知っていれば、どんな戦でも負けない)
「人間は誰でも欠点を持っている」
(完璧な人間なんていない)
「他人の目を気にしてばかりいては、自分を見失う」
(周りの人の目を気にしてばかりいては、自分らしさを失ってしまう)
「ありのままの自分を愛せよ」
(自分の良いところも悪いところも受け入れて、自分自身を愛そう)
「人は人、自分は自分」
(他の人と自分を比べず、ありのままの自分を受け入れよう)
オードリー・ヘップバーンの生い立ち
幼少期
1929年5月4日、ベルギーのブリュッセルで、オードリー・キャスリン・ヴァン・ヘームストラとして生まれる。
父親はイギリス人銀行家、母親はオランダ人貴族の血を引いていた。
6歳の時、両親が離婚し、母親に引き取られる。
その後、イギリスとオランダで育ち、第二次世界大戦中はオランダで過酷な生活を経験する。
バレエとの出会い
戦後、バレエダンサーを目指してロンドンへ移住。
1948年、ロイヤル・バレエ団に入団するが、栄養失調などで断念。
その後、舞台女優として活動を始め、1951年に映画デビュー。
ハリウッドへの進出
1953年、映画「ローマの休日」に出演し、アカデミー主演女優賞を受賞。
一躍ハリウッドのトップスターとなる。
その後、「ティファニーで朝食を」、「麗しのサブリナ」、「マイ・フェア・レディ」など、数々の名作に出演。
オードリー・ヘップバーンは、波乱万丈な人生を送りながらも、常にエレガントで品格を保ち続けた女優として、世界中の人々から愛されています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(386)「ひまわり」で有名な画家のゴッホの名言 Great things are done by a series of small things brought together.(塵積山を成す)
https://www.eionken.co.jp/note/vincent-van-gogh-3/
心に響く英語ことわざ(388)英国の喜劇俳優チャップリンの名言 Imagination means nothing without doing.(絵に描いた餅)
https://www.eionken.co.jp/note/charles-spencer-chaplin-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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