- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.07

心に響く英語ことわざ(423)「人を動かす」の著作で有名な自己啓発作家のデール・カーネギーの名言 If you want to conquer fear, do not sit home and think about it. Go out and get busy.(案ずるより産むが易し)
“Inaction breeds doubt and fear. Action breeds confidence and courage. If you want to conquer fear, do not sit home and think about it. Go out and get busy.”
直訳は「何もしないことは疑念と恐怖を生む。行動は自信と勇気を生む。恐怖を克服したいなら、家に座って考えてはいけない。外に出て活動しよう」で、似た意味のことわざに「案ずるより産むが易し」があります。
デール・カーネギー(Dale Carnegie)の名言”Inaction breeds doubt and fear. Action breeds confidence and courage. If you want to conquer fear, do not sit home and think about it. Go out and get busy.”の意味
この名言は、行動の重要性と恐怖を克服する方法について述べています。以下に要点を分けて解説します:
行動しないことの影響:
“Inaction breeds doubt and fear” (行動しないことは疑念と恐怖を生む)
何もしないでいると、自信がなくなり、不安や恐れが増大します。行動を起こさないことで、状況を過度に考え込み、ネガティブな思考に陥りやすくなります。
行動することの効果:
“Action breeds confidence and courage” (行動は自信と勇気を生む)
一方で、行動を起こすことで自信が生まれ、勇気が湧いてきます。小さな成功体験を積み重ねることで、自己効力感が高まり、より大きな挑戦に立ち向かう勇気が生まれます。
恐怖への対処法:
“If you want to conquer fear, do not sit home and think about it. Go out and get busy.” (恐怖を克服したいなら、家に座って考え込むのではなく、外に出て忙しくしなさい)
恐怖を克服する最善の方法は、それについて考え込むことではなく、実際に行動を起こすことです。行動することで、恐れていたことが実際にはそれほど怖くないことに気づいたり、新しい可能性を見出したりすることができます。
この名言は、行動の力を強調しています。単に考えるだけでなく、実際に行動することで、恐怖や不安を克服し、自信と勇気を育むことができるという、実践的な人生哲学を表現しています。カーネギーは、人々が自己啓発と個人の成長を達成するために、積極的に行動を起こすことの重要性を説いています。
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似た意味の英語のことわざ
“Nothing ventured, nothing gained.”
意味:冒険しなければ、何も得られない。
“The journey of a thousand miles begins with a single step.”
意味:千里の道も一歩から始まる。
“Fortune favors the bold.”
意味:幸運は勇者に味方する。
“He who hesitates is lost.”
意味:躊躇する者は敗れる。
“Actions speak louder than words.”
意味:行動は言葉よりも雄弁である。
“The best way out is always through.”
意味:最良の脱出法は、常に突破することである。
“Don’t wait for your ship to come in, swim out to it.”
意味:自分の船が来るのを待つのではなく、泳いでいって迎えに行け。
“You miss 100% of the shots you don’t take.”
意味:撃たなければ、100%外れる。
“The man who moves a mountain begins by carrying away small stones.”
意味:山を動かす人は、小さな石を運ぶことから始める。
“Leap, and the net will appear.”
意味:飛び込めば、網が現れる。
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似た意味の日本語のことわざ
「思い立ったが吉日」
意味:何かをしようと思ったときが、その行動を起こす最良の日である。
「案ずるより産むが易し」
意味:心配するよりも実際にやってみると案外簡単であること。
「千里の道も一歩から」
意味:どんなに大きな目標も、小さな一歩から始まる。
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デール・カーネギーの生涯
デール・カーネギーの生涯について、主要な出来事や業績を時系列で詳しく説明します。
1888年11月24日:ミズーリ州メリービルの貧しい農家に、デール・ブレッケンリッジ・カーナギー(Carnagey)として生まれる。
1906年:地元の高校を卒業し、ウォーレンズバーグにある州立教員養成大学に入学。この頃から公開討論会に参加し、弁論術を磨く。
1908年:大学卒業後、ネブラスカ州アライアンスを拠点とする通信教育学校の巡回セールスマンとして働き始める。
1911年:500ドルを貯め、ニューヨーク市に移住して俳優を目指す。
1912年:アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツ(AADA)を卒業。
1913年:最初のベストセラー『Public Speaking and Influencing Men in Business』を出版。
1916年:ニューヨークのカーネギーホールで講演を行い、満員御礼となる。
1919年:姓の綴りを「Carnagey」から「Carnegie」に変更。
1921年7月4日:ロリータ・ボケアと結婚(1931年8月に離婚)。
1926年:著作集『Public Speaking: a Practical Course for Business Men』を出版。
1929年:株式市場の暴落で全財産を失う。
1932年:『知られざるリンカーン』(Lincoln the Unknown)を出版。
1936年:代表作『人を動かす』(How to Win Friends and Influence People)を出版。初年度に17回も増刷される大ヒットとなる。
1944年11月5日:ドロシー・リーダー・プライス・ヴァンダープールと再婚。
1948年:『道は開ける』(How to Stop Worrying and Start Living)を出版。
1955年11月1日:ニューヨーク市フォレストヒルにて、ホジキン病と尿毒症の合併症により66歳で死去。
カーネギーは生涯を通じて、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチ、対人スキルに関する数々のコースを開発しました。彼の著書は世界中で5000万部以上売れ、約40言語に翻訳されています。カーネギーの教えは、他者への接し方を変えることで相手の行動を変えられるという考えを中心に展開され、現在も多くの人々に影響を与え続けています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(422)Appleの創業者スティーブ・ジョブズの名言 Being the richest man in the cemetery doesn’t matter to me… Going to bed at night saying we’ve done something wonderful… that’s what matters to me.(人生意気に感ず)
https://www.eionken.co.jp/note/steven-paul-jobs/
心に響く英語ことわざ(424)マイクロソフト創業者のビル・ゲイツの名言 Don’t compare yourself with anyone in this world… if you do so, you are insulting yourself.(他人と比べるな、己と比べよ)
https://www.eionken.co.jp/note/bill-gates-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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