- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.07

心に響く英語ことわざ(452)米国建国に貢献したベンジャミン・フランクリンの名言 If you would be loved, love and be lovable.(与うるは受くるより幸いなり
“If you would be loved, love and be lovable.”
直訳は「愛されたいなら、愛し、愛らしくあれ」で、似た意味のことわざに「与うるは受くるより幸いなり」があります。
ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)の名言”If you would be loved, love and be lovable.”の意味
愛されることへの願望:
この言葉は、多くの人が持つ「愛されたい」という願望から始まります。
能動的な姿勢:
フランクリンは、愛されるためには受け身ではなく、まず自分から行動を起こすべきだと説いています。
二つの要素:
この名言は二つの重要な要素を含んでいます:
「愛すること」:他者に愛を与えること
「愛らしくあること」:自分自身を愛される存在にすること
相互関係:
愛は与え合うものであり、一方的なものではないという考えが示されています。
自己改善:
「愛らしくあれ」という部分は、自己を磨き、魅力的な人間になる努力の必要性を示唆しています。
循環的な概念:
他者を愛し、自分も愛される存在になることで、結果として愛されるという循環を生み出すことを示しています。
この名言は、愛されることを望むだけでなく、自ら愛を与え、愛される価値のある人間になることの重要性を簡潔に表現しています。フランクリンは、人間関係における能動的な姿勢と自己成長の必要性を強調しているのです。
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似た意味の英語のことわざ
“You get what you give.”
「与えたものを得る」
人間関係において、自分が与えたものと同じものが返ってくるという考え方です。
“Love begets love.”
「愛は愛を生む」
愛情を示すことで、相手からも愛情が返ってくるという意味です。
“Do unto others as you would have them do unto you.”
「自分にしてほしいように他人に接しなさい」
黄金律として知られる格言で、他人に対する思いやりの重要性を説いています。
“What goes around comes around.”
「巡り巡って元に戻る」
自分の行動や態度が、最終的に自分に返ってくるという考え方です。
“To have a friend, be a friend.”
「友人を持ちたいなら、友人になりなさい」
友情を得るためには、まず自分から友好的に接する必要があるという意味です。
“As you sow, so shall you reap.”
「蒔いた種を刈り取る」
自分の行動の結果は、自分に返ってくるという教えです。
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似た意味の日本語のことわざ
情けは人のためならず
他人に親切にすることは、結局は自分のためになるという意味です。
蒔いた種は刈り取る
自分の行動の結果は、必ず自分に返ってくるという教えです。
人を見れば我が身を見る
他人の行動を見て、自分自身を省みるべきだという意味です。
善は急げ
良いことは積極的に行うべきという教えで、愛情を示すことにも通じます。
情けは水の如し
親切や思いやりは水のように広がり、めぐりめぐって自分に戻ってくるという意味です。
与うるは受くるより幸いなり
与えることは受け取ることよりも幸せであるという教えです。
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ベンジャミン・フランクリンの生涯
ベンジャミン・フランクリンは1706年1月17日、イギリス領北米植民地のマサチューセッツ湾直轄植民地ボストンで生まれました。
フランクリンは多才な人物で、政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者として活躍しました。
彼の経歴の主な点は以下の通りです:
印刷業での成功:若い頃から印刷業で働き、後に自身の印刷所を開いて成功を収めました。
政界進出:印刷業での成功後、政界に進出し、アメリカ独立に多大な貢献をしました。
科学的業績:1752年に凧を用いた有名な実験を行い、雷が電気であることを明らかにしました。
発明:1761年にはガラス製の楽器「グラス・ハーモニカ」を発明しました。
外交官としての活動:1775年から1776年、そして1785年から1788年にかけて、在フランスアメリカ合衆国全権公使を務めました。
著述活動:「フランクリン自伝」や「貧しいリチャードの暦」など、多くの著作を残しました。
フランクリンは1790年4月17日、84歳でペンシルベニア州フィラデルフィアにて没しました。
彼の功績は現在も高く評価されており、米100ドル紙幣に肖像が描かれているほか、1963年までは50セント硬貨にも肖像が使用されていました。
フランクリンは、アメリカ独立革命期の重要人物として、また科学者、発明家、外交官として、アメリカ史上最も影響力のある人物の一人として認められています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(451)第二次世界大戦中に英国首相だったウィンストン・チャーチルの名言 Success is the ability to go from failure to failure without losing your enthusiasm.(七転び八起き)
https://www.eionken.co.jp/note/winston-churchill-5/
心に響く英語ことわざ(453)キューバ危機を乗り越えた米国大統領ジョン・F・ケネディの名言 All of us do not have equal talents, but all of us should have an equal opportunity to develop our talents.(十人十色)
https://www.eionken.co.jp/note/john-fitzgerald-kennedy/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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