- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(466)米国の発明王トーマス・エジソンの名言 Nearly every person who develops an idea works at it up to the point where it looks impossible, and then gets discouraged. That’s not the place to become discouraged.(諦めたらそこで試合終了)
“Nearly every person who develops an idea works at it up to the point where it looks impossible, and then gets discouraged. That’s not the place to become discouraged.”
直訳は「アイデアを考案したほぼすべての人は、それが不可能に思えるところまで努力し、そして落胆する。落胆するのはそこではない」で、似た意味のことわざに「諦めたらそこで試合終了」があります。
トーマス・エジソン(Thomas Edison)の名言 Nearly every person who develops an idea works at it up to the point where it looks impossible, and then gets discouraged. That’s not the place to become discouraged.の意味
トーマス・エジソンのこの名言は、アイデアを形にすることの難しさと、そこで諦めないことの大切さを説いています。
名言の意味を深掘り
ほとんどの人が、あるアイデアに取り組むと、それが不可能に見えるところまで追い込んでしまう。つまり、アイデアを具現化しようと努力する過程で、必ず困難な壁にぶつかり、その壁が乗り越えられないように感じてしまう、ということです。
「and then gets discouraged」:
そして、そこで多くの人は諦めてしまう。
不可能な壁に突き当たったときに、多くの人はやる気を失い、諦めてしまうということです。
「That’s not the place to become discouraged」:
しかし、それは諦めるべき場所ではない。
不可能に見える状況こそが、本当の挑戦が始まる時であり、そこで諦めてはいけない、ということです。
この名言が教えてくれること
この名言から、私たちは以下のことを学ぶことができます。
成功までの道のりは決して平坦ではない
どんな素晴らしいアイデアも、実現するためには多くの困難を伴います。
困難に直面したときこそがチャンス
不可能な壁にぶつかった時こそ、新しいアイデアが生まれる可能性があります。
諦めない心こそが大切
困難に打ち勝つためには、諦めない強い心が不可欠です。
まとめ
エジソンは、数多くの発明を通して、この名言の通りの経験を積んできたのでしょう。彼の言葉は、私たちに、困難に立ち向かう勇気と、諦めない心を教えてくれます。
つまり、この名言は、「困難に直面しても決して諦めず、最後までやり遂げることの大切さ」を説いているのです。
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似た意味の英語のことわざ
Where there’s a will, there’s a way.(意思のあるところに道は開ける)
強い意志さえあれば、どんな困難も乗り越えられるという意味です。
Nothing is impossible.(不可能なことはない)
どんなことでも努力次第で達成できるという、前向きな姿勢を表します。
If at first you don’t succeed, try, try again.(最初はうまくいかなくても、何度も挑戦しなさい)
失敗を恐れずに、何度も挑戦することの大切さを説いています。
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似た意味の日本語のことわざ
「失敗は成功のもと」: エジソンの名言と最も近い意味を持つことわざです。何度も失敗を繰り返すことで、成功に近づけるという考え方を表しています。
「千里の道も一歩から」: 大きな目標を達成するためには、小さな一歩を積み重ねることが重要であることを示しています。
「継続は力なり」: 同じことを長く続けることで、必ず成果が出るという考え方です。
「諦めたらそこで試合終了」: 諦めてしまうと、何も得られないことを強調しています。
「石の上にも三年」: 何事も長期間続けることで、必ず成果が出るという考え方です。
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トーマス・エジソンの生い立ち
天才発明家の波乱万丈な人生
トーマス・アルバ・エジソンは、電球や蓄音機など、私たちの生活を大きく変えた数々の発明で知られる、アメリカを代表する発明家です。彼の生涯は、天才的な発想と並々ならぬ努力、そして幾多の困難を乗り越えるドラマティックなものでした。
幼少期と教育
生誕: 1847年2月11日、アメリカ合衆国オハイオ州ミランで生まれました。
早熟な好奇心: 幼い頃から非常に好奇心旺盛で、周囲のものを分解して仕組みを調べたり、実験をしたりするのが大好きでした。
学校との相性が悪い: 学校の授業には興味を示せず、わずか3ヶ月で退学してしまいます。しかし、母親は彼を熱心に教育し、読書好きに育て上げました。
実験好き少年: 自宅の地下室に実験室を作り、様々な実験に没頭しました。新聞の売り子として働きながら、貯めたお金で実験器具や薬品を購入していました。
発明家としてのキャリア
電信技師への道: 15歳の頃、電信技術を学び始め、電信技師として働き始めます。
発明の始まり: 電信装置の改良を始め、次第に発明家としての才能を開花させていきます。
発明王の誕生: 蓄音機、電球、映写機など、数々の画期的な発明を世に送り出し、「発明王」と呼ばれるようになります。
門戸を開いた研究所: ニュージャージー州メンロパークに研究所を設立し、大勢の研究者を招き入れ、組織的な研究開発を行いました。
晩年: フォートマイアーズに移住し、新たな発明に挑戦し続けましたが、晩年は健康を害し、1931年10月18日に84歳で亡くなりました。
エジソンの特徴と業績
驚異的な発明力:生涯に約1,300もの特許を取得し、その発明は私たちの生活を大きく変えました。
努力家: 彼は天才というよりも、並外れた努力家でした。失敗を恐れず、何度も試行錯誤を繰り返すことで、成功を掴み取りました。
組織力: 研究所を設立し、大勢の研究者を率いて組織的に研究開発を進めるなど、優れたマネジメント能力も持っていました。
エジソンの影響
エジソンは、単なる発明家にとどまらず、科学技術の発展に多大な貢献をしました。彼の発明は、産業革命を加速させ、現代社会の礎を築きました。また、彼は「発明王」として人々に夢と希望を与え、科学への関心を高める役割も果たしました。
まとめ
トーマス・エジソンの生涯は、まさにドラマティックでした。幼少期の頃から旺盛な好奇心と探究心を持っており、それを生涯貫き通しました。彼の成功は、並外れた才能だけでなく、努力、情熱、そして周囲の人々との協力があってこそ成し遂げられたものです。エジソンの物語は、私たちに、どんな困難な状況でも諦めずに努力することの大切さを教えてくれます。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(465)相対性理論を構築したアインシュタインの名言 Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning.(過去を反省し、現在に精進し、未来を期す)
https://www.eionken.co.jp/note/albert-einstein-b/
心に響く英語ことわざ(467)現代経営学の父ピーター・ドラッカーの名言 Start with what is right rather than what is acceptable.(やれることより正しいことを優先)
https://www.eionken.co.jp/note/peter-drucker-b/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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