- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(498)米国の発明王トーマス・エジソンの名言 The first requisite for success is to develop the ability to focus and apply your mental and physical energies to the problem at hand – without growing weary.(勝者は決して諦めず、諦める者は決して勝たない)
“The first requisite for success is to develop the ability to focus and apply your mental and physical energies to the problem at hand – without growing weary.”
直訳は「成功するための第一の条件は、疲れることなく、目の前の問題に精神力と肉体力を集中して注ぐ能力を養うことである」で、似た意味のことわざに「勝者は決して諦めず、諦める者は決して勝たない」があります。
トーマス・エジソン(Thomas Alva Edison)の名言 The first requisite for success is to develop the ability to focus and apply your mental and physical energies to the problem at hand – without growing weary.の意味
集中力と継続力の重要性:
成功するためには、単にひらめきや才能だけでなく、一つの問題に対して長期間にわたって集中し、粘り強く取り組むことが不可欠であることを示しています。
精神力と体力の両立:
問題解決には、知的能力だけでなく、体力も必要不可欠です。心身ともに健康な状態を保ちながら、目標に向かって努力し続けることが大切です。
飽くなき探究心:
困難に直面しても決して諦めず、常に新しい解決策を探し続ける姿勢が成功への鍵であることを示唆しています。
エジソンの発明との関連
エジソンは、電球の発明をはじめ、数多くの発明を成し遂げましたが、その過程で数えきれないほどの失敗を経験しました。この名言は、彼の経験に基づいたものであり、成功するためには、失敗を恐れずに何度も挑戦し続けることが重要であるという彼の信念を表しています。
現代社会における意味
現代社会においても、この言葉は依然として有効です。情報過多の時代において、いかに一つのことに集中し、継続的な努力を続けるかが、成功の鍵を握っています。また、新しい技術やアイデアが次々と生まれる中、変化に対応するために、常に学習し、成長し続けることが求められます。
まとめ
エジソンのこの名言は、成功するための普遍的な原則を示しています。それは、単なる才能や知識だけでなく、集中力、継続力、そして問題解決に向けた強い意志を持つことの重要性を教えてくれます。この言葉は、私たちが目標に向かって進む際の指針となるでしょう。
***
似た意味の英語のことわざ
Winners never quit, quitters never win.(勝者は決して諦めず、諦める者は決して勝たない)
これは、成功者は困難に直面しても決して諦めず、最後までやり遂げることを示しています。
Practice makes perfect.(練習すれば完璧になる)
これは、継続的な努力が、スキルの上達や目標達成につながることを示唆しています。エジソンの名言が強調する「集中力と継続力」という点と共通しています。
Where there’s a will, there’s a way.(意思があれば道は開ける)
このことわざは、強い意志を持って努力すれば、どんな困難も乗り越えられるというポジティブなメッセージを伝えています。
***
似た意味の日本語のことわざ
継続は力なり: 同じことを長く続けることで、必ず成果が出るという意味です。エジソンの名言が強調する「集中力と継続力」という点と共通しています。
千里の道も一歩から: 大きな目標を達成するためには、小さなことからコツコツと努力することが大切であることを示しています。
石の上にも三年: どんなことでも、長期間続けることで必ず結果が出るという意味です。
***
トーマス・エジソンの生い立ち
天才発明家の波乱万丈な人生
トーマス・アルバ・エジソンは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカの発明家であり、起業家です。電球の発明をはじめ、蓄音機、映写機など、私たちの生活を大きく変えた数々の発明で知られています。彼の生い立ちは、天才と呼ばれる人物の意外な一面や、科学への情熱を育んだ環境など、興味深いエピソードが数多く存在します。
幼少期と少年期
生まれ: 1847年2月11日、アメリカ合衆国オハイオ州ミランに生まれました。
学校との相違: 小学校に入学するも、わずか3ヶ月で退学。教師の教え方に疑問を持ち、自学自習を好みました。
好奇心旺盛な少年: 幼い頃から実験が好きで、自宅の地下室を小さな実験室にしていました。
鉄道との出会い: 少年時代、鉄道の駅で働き始め、電信技術を独学で学びます。この経験が、後の発明家としての道を拓くことになります。
発明家としての活躍
メンロパーク研究所の設立: 1876年、ニュージャージー州メンロパークに研究所を設立。この研究所は、世界初の産業研究所として知られ、数々の発明を生み出しました。
電球の発明: 1879年、白熱電球の実用化に成功。この発明は、世界を夜も明るく照らし、人々の生活を一変させました。
蓄音機の発明: 音声を記録・再生する蓄音機を発明し、音楽産業の礎を築きました。
映写機の発明: 映画の原型となる映写機を発明し、映像産業の発展に貢献しました。
エジソンの特徴
驚異的な発想力: 新しいアイデアを次々と生み出す能力に長けていました。
実験大好き: 常に実験を行い、失敗を恐れずに新しいことに挑戦していました。
チームワークの大切さ: 多くの助手や技術者と協力し、共同で研究を進めました。
ビジネスセンス: 発明だけでなく、それをビジネスへと結びつける能力も持ち合わせていました。
エジソンの言葉
エジソンは、数々の名言を残しています。その中でも有名なものに「天才とは99%の汗と1%のひらめきである」があります。これは、成功するためには、単なる才能だけでなく、継続的な努力が不可欠であることを示しています。
まとめ
トーマス・エジソンは、幼少期から旺盛な好奇心と探究心を持つ少年でした。学校教育に縛られず、独学で知識を深め、数々の発明を成し遂げました。彼の生い立ちと業績は、私たちに、どんな困難にも諦めずに挑戦し続けることの大切さを教えてくれます。
***
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(497)相対性理論を構築したアインシュタインの名言 The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive.(与えるは、受け取るより、幸なり)
https://www.eionken.co.jp/note/albert-einstein-d/
心に響く英語ことわざ(499)現代経営学の父ピーター・ドラッカーの名言 Efficiency is doing things right; effectiveness is doing the right things.(目的は手段を正当化する)
https://www.eionken.co.jp/note/peter-ferdinand-drucker-d/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート