- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.07

心に響く英語ことわざ(523)米国の発明王トーマス・エジソンの名言 Just because something doesn’t do what you planned it to do doesn’t mean it’s useless.(転んでもただでは起きない)
“Just because something doesn’t do what you planned it to do doesn’t mean it’s useless.”
直訳は「何かが計画通りにいかないからといって、それが役に立たないということではない」で、似た意味のことわざに「転んでもただでは起きない」があります。
トーマス・エジソン(Thomas Alva Edison)の名言 Just because something doesn’t do what you planned it to do doesn’t mean it’s useless.の意味
この言葉は、一見失敗に終わったように見えることでも、必ずしも無意味ではないということを教えています。つまり、
計画通りに行かなくても価値がある:
何か新しいことを試すとき、必ずしも計画通りに進むとは限りません。しかし、その過程で得られる発見や経験は、別の形で役に立つ可能性があるということです。
失敗は成功のもと:
失敗は、より良い結果を出すための学びの機会となります。失敗から得られる教訓は、次の挑戦への糧となるのです。
柔軟な思考:
計画通りに行かないことに対して、柔軟に対応し、別の可能性を探ることの大切さを示しています。
この名言から私たちが学ぶこと
この名言から、私たちは以下のようなことを学ぶことができます。
固定観念にとらわれない:
計画通りにいかないことに対して、がっかりするのではなく、別の可能性を探求する姿勢を持つことが大切です。
失敗を恐れない:
失敗を恐れて新しいことに挑戦しないのではなく、失敗から学び、成長していくことが重要です。
創造性:
失敗を新たな視点から捉え、創造的なアイデアを生み出すきっかけにすることができます。
エジソンの発明との関連性
エジソン自身、数多くの発明を試行錯誤の末に成功させました。この名言は、彼の発明の過程で得られた経験に基づいたものであり、彼の発明に対する考え方の一端を垣間見ることができます。
まとめ
エジソンの名言は、私たちに、失敗を恐れずに新しいことに挑戦し、常に学び続けることの大切さを教えてくれます。この言葉は、ビジネスの世界だけでなく、人生のあらゆる場面で活かすことができる普遍的な真理と言えるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
Every cloud has a silver lining.(どんな暗い雲にも、裏には銀色の光がある)
どんな困難な状況にも、必ず希望の光があると教えています。
Failure is the mother of success.(失敗は成功の母)
失敗から学ぶことで、より大きな成功を掴むことができるという考え方を表しています。
It is during our darkest moments that we must focus to see the light.(最も暗い瞬間こそ、光を見つけるために集中すべき時だ)
困難な状況だからこそ、希望を見つける努力をすることの重要性を説いています。
The road to success is always under construction.(成功への道は常に建設中だ)
成功は一朝一夕に得られるものではなく、継続的な努力が必要であることを示しています。
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似た意味の日本語のことわざ
失敗は成功のもと: このことわざは、最もよく知られているもののひとつで、失敗から学び、それを次に活かすことで成功に繋がるという考え方を表しています。
転んでもただでは起きない: 失敗しても、そこから何かしらの学びや経験を得ることができるという意味です。
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トーマス・エジソンの生い立ち
天才発明家の波乱万丈な人生
トーマス・アルバ・エジソンは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカの発明家であり、起業家です。電球や蓄音機など、私たちの生活を大きく変えた数々の発明で知られています。
幼少期と教育
生誕: 1847年2月11日、オハイオ州ミランで生まれました。
早熟な好奇心: 幼い頃から非常に好奇心旺盛で、周囲のものを分解して仕組みを調べたり、実験をしたりするのが大好きでした。
学校との相性が悪い: わずか3ヶ月で学校を中退してしまいます。教師からは「頭がおかしい」と言われるなど、既存の教育制度には馴染めなかったようです。
母の愛情と教育: エジソンの才能を見抜き、自宅で彼を教育したのは母親でした。母親は、エジソンの好奇心を刺激し、自学自習を促しました。
青年期と発明への道
新聞売り子: 少年時代には、列車の中で新聞を売りながら、車内新聞を発行するなど、ビジネス感覚も持ち合わせていました。
電信技術との出会い: 電信技術に興味を持ち、独学で電信技師となりました。
発明への情熱: 電信技術を基に、様々な発明に取り組み始めます。最初の特許は、電気投票記録装置でした。
メンロパーク研究所の設立: ニュージャージー州メンロパークに研究所を設立し、多くの発明家や技術者を集め、共同で研究開発を行いました。
主要な発明と業績
白熱電球: 長寿命の白熱電球を発明し、世界を電気の時代へと導きました。
蓄音機: 音声を記録・再生する蓄音機を発明し、音楽の楽しみ方を大きく変えました。
映写機: 映画の原型となる映写機を発明し、映像産業の礎を築きました。
フォノオートグラフ: 世界初の音声記録装置を発明しました。
電球の改良: 炭素フィラメントの開発など、電球の性能を大幅に向上させました。
エジソンの特徴
実験大好き: エジソンは、常に新しいアイデアを試すことを楽しみ、失敗を恐れずに実験を繰り返しました。
チームワーク: 多くの発明は、一人で達成したのではなく、多くの協力者とともに作り上げたものです。
実用主義: エジソンは、純粋な科学的な探究心だけでなく、発明を社会に役立てることに強い関心を持っていました。
永続的な学習: 老齢になるまで、新しい知識や技術を学び続けました。
エジソンの言葉
エジソンは、多くの名言を残しています。その中でも有名なものに、「天才とは99%の汗と1%のひらめきである」という言葉があります。これは、彼の勤勉さと努力の大切さを表す言葉として知られています。
まとめ
エジソンは、単なる発明家ではなく、時代の先端を走り、社会を大きく変えた人物でした。彼の生い立ちや数々の発明は、私たちに、好奇心、努力、そして創造性の大切さを教えてくれます。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(522)アインシュタインの名言 Try not to become a man of success but rather to become a man of value.(名を残すより徳を残せ)
https://www.eionken.co.jp/note/albert-einstein-f/
心に響く英語ことわざ(524)聖人マザー・テレサの名言 God has not called me to be successful. He has called me to be faithful.(思いやりは、言葉よりも雄弁に語る)
https://www.eionken.co.jp/note/mother-teresa-f/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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