- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(542)アップル創業者のスティーブ・ジョブズの名言 Sometimes when you innovate, you make mistakes. It is best to admit them quickly, and get on with improving your other innovations.(転んでもただでは起きない)
“Sometimes when you innovate, you make mistakes. It is best to admit them quickly, and get on with improving your other innovations.”
直訳は「時々、革新をする時、あなたは間違いを犯す。それらを素早く認め、他の革新の改善に取り掛かるのが最善である」で、似た意味のことわざに「転んでもただでは起きない」があります。
スティーブ・ジョブズ(Steven Paul Jobs)の名言 Sometimes when you innovate, you make mistakes. It is best to admit them quickly, and get on with improving your other innovations.の意味
時々、革新をする時、あなたは間違いを犯す:
革新的なことを行うということは、新しいことを試すことなので、必ずしも成功するとは限らない。失敗はつきものだということを認めている言葉です。
それらを素早く認め:
失敗を恐れて隠したり、言い訳をしたりするのではなく、自分の過ちを率直に認めることの大切さを説いています。
他の革新の改善に取り掛かるのが最善だ:
失敗から学び、それを他のプロジェクトに活かしていくことで、より良い成果を生み出すことができるという考えを示しています。
この言葉が意味すること
この言葉は、単に失敗を恐れることなく挑戦することの大切さを訴えているだけでなく、失敗から学ぶ姿勢の重要性を強調しています。ジョブズは、Appleを世界的な企業に成長させる中で、数々の失敗を経験しましたが、その度に立ち上がり、学び、より良い製品を生み出していきました。
この言葉から得られる教訓は、ビジネスだけでなく、私たちの日常生活にも当てはまります。新しいことに挑戦する時、失敗を恐れるのではなく、それを成長の機会と捉え、前向きに取り組むことが大切です。
まとめ
スティーブ・ジョブズのこの言葉は、イノベーションと失敗の関係性について、非常に深い洞察を与えてくれます。それは単に失敗を恐れないということだけではなく、失敗から学び、成長していくことの重要性を教えているのです。
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似た意味の英語のことわざ
Fall seven times, stand up eight. (七転び八起き)
何度でも立ち上がり、挑戦し続けることの大切さを表しています。失敗を恐れずに、目標に向かって進んでいく姿勢を促す言葉です。
To err is human; to forgive, divine. (過ちは人の常、赦すは神の徳)
誰でも間違いを犯すものだが、それを許すことは神のようなものである、という意味。失敗を恐れることなく、そこから学び、成長していくことの大切さを表しています。
Experience is the best teacher. (経験は最高の教師)
経験を通して学ぶことの重要性を表しています。失敗もまた、貴重な経験の一つであり、そこから多くを学べるという考えと通じます。
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似た意味の日本語のことわざ
転んでもただでは起きない: 失敗しても、そこから何かしらの学びや気づきを得ることができるという意味です。
失敗は成功のもと: 失敗経験は、次の成功のための貴重な学びとなるという意味です。
七転び八起き: 何度でも立ち上がり、挑戦し続けることの大切さを表しています。失敗を恐れずに、目標に向かって進んでいく姿勢を促す言葉です。
経験は最大の師: 経験を通して学ぶことの重要性を表しています。失敗もまた、貴重な経験の一つであり、そこから多くを学べるという考えと通じます。
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スティーブ・ジョブズの生い立ち
波乱万丈な生い立ち
スティーブ・ジョブズは、20世紀を代表するイノベーターであり、Appleを世界的な企業へと成長させた人物です。彼の革新的なアイデアとカリスマ性溢れるリーダーシップは、多くの人々にインスピレーションを与え続けています。
生まれと養子縁組
1955年2月24日: カリフォルニア州サンフランシスコで、シリア人の父とアメリカ人の母の間に誕生。
養子に出される: 生まれてすぐに、ポール・ジョブズとクララ・ジョブズ夫妻に養子に出されます。
養父母との生活: カリフォルニア州で、愛情深い養父母のもとで育ちます。
少年時代と技術への興味
電子工作への興味: 幼少の頃から電子機器に興味を示し、父親のガレージでトランジスタラジオなどを分解して組み立てるなど、独学で電子工学を学びます。
高校時代: ホームステッド高校に通学。高校時代からすでにコンピュータに興味を持ち、Hewlett-Packard社に電話をかけ、部品を譲り受けるなど、積極的な姿勢を見せていました。
カリフォルニア大学リード校への進学と中退
リード大学に入学: カリフォルニア大学リード校に入学しますが、カリキュラムに疑問を持ち、半年で中退。
カリグラフィとの出会い: 中退後も、カリグラフィの授業を聴講し続け、これが後にMacintoshの美しいフォントデザインに繋がります。
アタリでの仕事とインドへの旅
アタリでエンジニアとして働く: 中退後、ビデオゲーム会社のアタリでエンジニアとして働きます。
インドへの精神的な旅: アタリの仕事を辞め、インドへバックパッカーとして旅立ち、東洋の精神世界に触れます。
Appleの創業
スティーブ・ウォズニアックとの出会い: 帰国後、スティーブ・ウォズニアックと出会い、Apple Iを共同開発。
1976年: Apple Computerを創業。
アップルの浮き沈みとNeXTの設立
Apple IIの成功: Apple IIが大ヒットし、アップルは急成長を遂げます。
経営陣との対立: ジョブズは経営陣との対立により、Appleを一時退社。
NeXTの設立: NeXT Computerを設立し、高性能ワークステーションを開発。
Appleへの復帰と革新
NeXTのAppleによる買収: NeXTがAppleに買収され、ジョブズはAppleに復帰。
Macintoshの復活: iMac、iPod、iPhoneなど、革新的な製品を次々と発表し、Appleを再び世界的な企業へと成長させます。
晩年と死
膵臓がんの闘病: 膵臓がんと診断され、闘病生活を送ります。
2011年10月5日: 56歳で逝去。
ジョブズの遺産
ジョブズは、革新的な製品を生み出すだけでなく、デザインの重要性、シンプルさ、そしてユーザー体験を重視する企業文化を確立しました。彼の影響は、テクノロジー業界のみならず、私たちの生活様式にも大きな変化をもたらしました。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(541)聖人マザー・テレサの名言 Little things are indeed little, but to be faithful in little things is a great thing.(塵も積もれば山となる)
https://www.eionken.co.jp/note/mother-teresa-g/
心に響く英語ことわざ(543)自己啓発作家のデール・カーネギーの名言 Develop success from failures. Discouragement and failure are two of the surest stepping stones to success.(転んでもただでは起きない)
https://www.eionken.co.jp/note/dale-breckenridge-carnegie-g/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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