- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(544)米国自動車王のヘンリー・フォードの名言 Anyone who stops learning is old, whether at 20 or 80. Anyone who keeps learning stays young. The greatest thing in life is to keep your mind young.(新しいことを学ぶのに遅すぎるということはない)
“Anyone who stops learning is old, whether at 20 or 80. Anyone who keeps learning stays young. The greatest thing in life is to keep your mind young.”
直訳は「学ぶことをやめてしまった人は、20歳でも80歳でも老いてしまう。学び続ける人は若さを保つ。人生で最も大切なことは、心を若く保つことである」で、似た意味のことわざに「新しいことを学ぶのに遅すぎるということはない」があります。
ヘンリー・フォード(Henry Ford)の名言 Anyone who stops learning is old, whether at 20 or 80. Anyone who keeps learning stays young. The greatest thing in life is to keep your mind young.の意味
この言葉は、単に肉体的な年齢ではなく、心の状態、つまり学びへの意欲や好奇心こそが、人を若々しく保つ鍵であると述べています。
「人生において最も重要なことは、心を若く保つことだ。」
この一文は、前文をさらに強調し、心の若々しさを保つことが人生における最大の喜びや価値であると訴えています。
この言葉が意味すること
年齢は関係ない:
20歳だろうが80歳だろうが、学び続ける限り、心は若々しく保たれる。
学び続けることの大切さ:
常に新しいことを学び、成長し続けることが、人生を豊かにする。
心の若さ:
外見的な年齢ではなく、心の状態が、人生の質を左右する。
この言葉の現代における意味
この言葉は、現代社会においても非常に重要な意味を持ちます。
情報化社会: 情報が溢れる現代社会において、常に新しい知識やスキルを身につけることが求められます。
生涯学習: 学校を卒業した後も、学び続けることが重要視されています。
変化に対応する力: 社会の変化が激しい現代では、柔軟に対応できる能力が求められます。
まとめ
ヘンリー・フォードのこの言葉は、年齢に関係なく、学び続けることの重要性を教えてくれます。それは単に知識を増やすことだけでなく、心の若々しさを保ち、人生を豊かにするための指針となるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
You’re never too old to learn something new.(新しいことを学ぶのに遅すぎるということはない。)
年齢に関係なく、常に学び続けることができるというポジティブなメッセージです。
Live and learn.(生きながらにして学ぶ)
人生は学びの連続であり、常に新しいことを吸収していくべきだということを表しています。
The more that you read, the more things you will know. The more that you learn, the more places you’ll go.(たくさん読めば、たくさんのことを知る。たくさん学べば、たくさんの場所へ行くことができる。)
読書や学習を通じて、知識や見識を広げ、人生の可能性を広げることを表しています。
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似た意味の日本語のことわざ
活きがいは学びにあり:学ぶことは、人生に活力を与え、生きがいを与えてくれることを表しています。
学ぶことこそ宝:学ぶことは、どんな宝よりも価値があることを表しています。
学べば学ぶほどわからぬことが多い:学ぶほどに、知らないことや学ぶべきことがたくさんあることを表し、常に学び続けることの大切さを示しています。
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ヘンリー・フォードの生い立ち
波瀾万丈な生い立ちと自動車王への道
ヘンリー・フォードは、世界を変えた自動車王として知られていますが、その生い立ちは決して華やかなものではありませんでした。むしろ、苦労や挫折を乗り越え、才能と情熱を燃やし続けた結果、歴史に残る偉業を成し遂げたのです。
農家の息子から機械好きの少年へ
ミシガン州の農家に誕生: 1863年、アメリカ合衆国ミシガン州の農家に生まれました。幼い頃から機械いじりが大好きで、時計や機械を分解して組み立てることを楽しんでいたそうです。
機械工としてのスタート: フォードは、若くして家を出、デトロイトで機械工の見習いを始めます。その後、蒸気機関の修理工として働きながら、機械に対する知識と技術を磨いていきました。
エジソンとの出会い、そして自動車への情熱
エジソンとの出会い: エジソン電灯会社に入社し、エジソンの下で働きながら、電気に関する知識を深めます。この経験は、後の自動車開発において大きな影響を与えました。
自動車への情熱: フォードは、機械への興味から次第に自動車に興味を持ち始めます。そして、自ら設計した最初の自動車を1896年に完成させます。
フォード・モーターの設立とT型フォードの誕生
フォード・モーターの設立: 幾度かの失敗を乗り越え、1903年にフォード・モーターを設立します。
T型フォードの誕生: 1908年、大衆向けの安価な自動車「T型フォード」を発表。大量生産システムを導入し、自動車を大衆化することに成功します。
ライン生産方式による革命
大量生産システムの導入: フォードは、自動車の生産工程を細かく分割し、流れ作業を行うライン生産方式を導入しました。これにより、生産効率が飛躍的に向上し、自動車の価格を大幅に下げることができました。
自動車産業の変革: フォードの革新的な生産方式は、自動車産業だけでなく、他の産業にも大きな影響を与えました。
フォードの晩年と遺産
晩年: フォードは、晩年、反ユダヤ主義的な発言など、物議を醸す言動も行いましたが、彼の自動車産業への貢献は計り知れません。
自動車王としての地位: フォードは、自動車を大衆化し、アメリカの産業革命を牽引した人物として、歴史に名を残しました。
フォードの成功の秘訣
フォードの成功には、以下の要素が挙げられます。
機械に対する情熱: 幼少の頃から機械いじりが大好きだったこと。
粘り強さ: 幾度かの失敗を乗り越え、諦めずに目標を追い求めたこと。
革新的な考え方: ライン生産方式など、新しいアイデアを積極的に取り入れたこと。
大衆への貢献: 自動車を大衆化し、人々の生活を豊かにしたこと。
まとめ
ヘンリー・フォードは、貧しい農家の息子から、世界的な自動車王へと上り詰めた人物です。彼の生い立ちと成功は、私たちに多くのことを教えてくれます。
夢を諦めない大切さ: どんな状況でも、自分の夢を追い続けること。
努力の重要性: 成功するためには、たゆまぬ努力が必要であること。
革新的な考え方を持つこと: 新しいアイデアを生み出し、世の中を変えること。
フォードの物語は、私たちに勇気を与え、どんな困難な状況でも、努力し続ける限り、夢を実現できることを教えてくれます。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(543)自己啓発作家のデール・カーネギーの名言 Develop success from failures. Discouragement and failure are two of the surest stepping stones to success.(転んでもただでは起きない)
https://www.eionken.co.jp/note/dale-breckenridge-carnegie-g/
心に響く英語ことわざ(545)米国鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの名言 The first man gets the oyster, the second man gets the shell.(先んずれば人を制す)
https://www.eionken.co.jp/note/andrew-carnegie-g/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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