- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(548)ウォルト・ディズニーの名言 The way to get started is to quit talking and begin doing.(実行あるのみ)
“The way to get started is to quit talking and begin doing.”
直訳は「何かを始めるためには、しゃべるのをやめて行動し始めなければならない」で、似た意味のことわざに「実行あるのみ」があります。
ウォルト・ディズニー(Walt Disney)の名言 The way to get started is to quit talking andウォルト・ディズニー begin doing.の意味
この言葉は、単に「行動せよ」と促しているだけではありません。より深く掘り下げると、以下の点が読み取れます。
計画ばかり立てて行動に移さない人の多さへの警鐘:
多くの人が、何かを始めようとする際、あれこれと計画を立ててばかりで、実際に手を動かすことを後回しにしてしまいがちです。
行動こそが全てではないが、行動がなければ何も始まらない:
計画も大切ですが、計画ばかり立てていても何も変わりません。行動に移すことで初めて物事は動き出し、結果として成功に繋がることが多いということです。
完璧を追い求めるのではなく、まずは一歩を踏み出すことの大切さ:
始めから完璧な計画を立てようとするのではなく、まずは行動して、その中で改善していくことが重要だと教えてくれます。
この名言から得られる教訓
行動力こそが成功の鍵:
どんなに素晴らしいアイデアや計画を持っていても、行動に移さなければ何も始まりません。
完璧を追い求める必要はない:
完璧な状態を目指すあまり、行動を遅らせてしまうのはもったいないことです。
失敗を恐れずに挑戦する:
行動することで、必ずしも成功が保証されるわけではありません。しかし、失敗を恐れずに挑戦することが、成長につながる第一歩です。
現代社会への示唆
現代社会は、情報過多で、様々な選択肢があり、なかなか行動に移せない人が多いかもしれません。しかし、この名言は、そんな私たちに「考えすぎずに、まずは行動してみよう」と勇気を与えてくれます。
まとめ
ウォルト・ディズニーのこの名言は、私たちに「行動の重要性」を改めて教えてくれます。何かを始めたいと思っている人は、この言葉を胸に、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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似た意味の英語のことわざ
Actions speak louder than words.(行動は言葉よりも雄弁だ)
このことわざは、実際に何かをすることの方が、単に話すことよりも重要であることを示しています。言葉でいくら素晴らしいことを言っても、行動に移さなければ意味がないという考えを表しています。
Talk is cheap.(言葉は安い)
言葉で何かを言うのは簡単ですが、実際に実行するのは難しいということを意味します。行動に移すことこそが重要であるという考え方を表しています。
Don’t just sit there, do something!(ただ座っているな、何かしろ!)
この言葉は、行動の重要性を直接的に表しています。考えているだけでは何も変わらないので、行動を起こすことの大切さを強調しています。
Nothing will work unless you do.(あなたが行動しなければ、何も上手くいかない)
この言葉は、成功するためには、自分自身で行動を起こす必要があることを強調しています。
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似た意味の日本語のことわざ
「千里の道も一歩から」: 大きな目標を達成するためには、まずは小さな一歩を踏み出すことが大切だということを表しています。
「言論は実行に勝るなし」: 言葉でいくら立派なことを言っても、実際に実行に移さなければ意味がないということを表しています。
「考えすぎると何もできない」: 考えすぎるあまり、行動に移せないことを戒める言葉です。
「実行あるのみ」: 考え込むよりも、とにかく行動してみることを促す言葉です。
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ウォルト・ディズニーの生い立ち
ウォルト・ディズニーは、世界中で愛されるディズニーランドやミッキーマウスを生み出した、偉大なアニメーターであり実業家です。彼がどのようにして夢を叶え、世界を代表するエンターテイメント企業を築き上げたのか、その波乱万丈な生い立ちを詳しく見ていきましょう。
幼少期と少年期
生誕: 1901年12月5日、アメリカ・イリノイ州シカゴで生まれました。
鉄道好きの少年: 父が鉄道員だった影響もあり、幼い頃から鉄道に強い興味を持ち、模型列車を自作したり、鉄道の絵を描いたりしていました。この頃の経験が、後のディズニーランドの構想に繋がったと言われています。
絵を描くのが好き: 鉄道だけでなく、絵を描くことも大好きでした。幼少の頃から漫画雑誌を読み漁り、独学で絵を学びました。
青年期と夢を追いかける日々
カンザスシティへ: 高校卒業後、カンザスシティに移り、広告会社でイラストレーターとして働き始めます。
アニメーションとの出会い: そこでアニメーション制作会社で働き始め、アニメーションの世界に魅了されます。
兄との共同経営: 兄のロイと共にアニメーション制作会社を設立しますが、様々な困難に直面し、失敗を経験します。
ミッキーマウスの誕生: 1928年、ミッキーマウスというキャラクターを生み出し、大きな成功を収めます。
ディズニーランドの夢
テーマパークの構想: ミッキーマウスの成功を機に、子供たちが楽しめるテーマパークを作りたいという夢を抱きます。
ディズニーランドの開園: 1955年、カリフォルニア州アナハイムにディズニーランドが開園。
世界中の子供たちを笑顔に: ディズニーランドは瞬く間に人気となり、世界中の子供たちを夢の世界へと連れて行きました。
晩年と死
ディズニーワールドの構想: ディズニーランドの成功を受け、フロリダ州にさらに大規模なテーマパーク「ディズニーワールド」を構想します。
永眠: 1966年12月15日、肺がんのため65歳で永眠。
ウォルト・ディズニーが残したもの
ウォルト・ディズニーは、単なるアニメーターではなく、夢を現実にする力を持った人物でした。彼の生み出したキャラクターやテーマパークは、人々に夢と希望を与え続け、今もなお多くの人々に愛されています。
イマジネーションの大切さ: ウォルト・ディズニーは、常に新しいアイデアを創出し、不可能を可能にすることを信じていました。
夢を諦めないこと: 彼は数々の困難に直面しながらも、決して夢を諦めませんでした。
子供心を持つことの大切さ: ウォルト・ディズニーは、大人になっても子供心を忘れずに、常に新しいことに挑戦し続けました。
ウォルト・ディズニーのこの言は、多くの人々に勇気を与え、夢を追いかけることの大切さを教えてくれます。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(547)英国女流作家ジョージ・エリオットの名言 What makes life dreary is the want of a motive.(目標を定めずして、弓を射るなかれ)
https://www.eionken.co.jp/note/george-elliott-h/
心に響く英語ことわざ(549)人種差別撤廃運動で有名なキング牧師の名言 We must combine the toughness of the serpent with the softness of the dove, a tough mind and a tender heart.(剛柔二備(ごうじゅうにび))
https://www.eionken.co.jp/note/martin-luther-king-jr-h/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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