- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(554)アップル創業者のスティーブ・ジョブズの名言 The only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking. Don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it.(好きこそものの上手なれ)
“The only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking. Don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it.”
直訳は「素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分の仕事が大好きになることだ。まだ見つかっていなければ、探し続けなさい。妥協するな。心の問題と同じように、見つけたらわかるだろう」で、似た意味のことわざに「好きこそものの上手なれ」があります。
スティーブ・ジョブズ(Steven Paul Jobs)の名言 The only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking. Don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it.の意味
スティーブ・ジョブズのこの言葉は、仕事に対する彼の哲学を端的に表しています。
「素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分の仕事が大好きになることだ。」
仕事に対する情熱が、素晴らしい成果を生み出す原動力になると説いています。
単に仕事をするのではなく、心から楽しみ、情熱を持って取り組むことの重要性を強調しています。
「まだ見つかっていなければ、探し続けなさい。妥協するな。」
自分の本当にやりたい仕事が見つかるまで、諦めずに探し続けるべきだと説いています。
妥協せず、自分にとって本当に価値のある仕事を見つけることの大切さを強調しています。
「心の問題と同じように、見つけたらわかるだろう。」
本当の自分にとっての仕事は、まるで運命の相手を見つけるように、直感的にわかるものだと述べています。
仕事に対する情熱は、理性的な判断だけでなく、心の奥底から沸き起こる感覚であることを示唆しています。
この言葉が私たちに教えてくれること
この言葉から、私たちは以下のことを学ぶことができます。
仕事は人生の大きな部分を占めるため、本当に好きな仕事を見つけることが重要
情熱を持って仕事に取り組むことで、より良い成果を上げることができる
妥協せずに、自分にとって本当に価値のある仕事を探し続けるべき
仕事を選ぶ際には、心の声に耳を傾けることが大切
まとめ
スティーブ・ジョブズのこの言葉は、単に仕事に関することだけでなく、人生全般にわたって当てはまる普遍的なメッセージです。自分の好きなことを見つけて、情熱を持って取り組むことの大切さを教えてくれます。
***
似た意味の英語のことわざ
Do what you love, and the money will follow.”
直訳すると「好きなことをすれば、お金はついてくる」という意味で、ジョブズの言葉と同様に、情熱を持って取り組むことの大切さを強調しています。
“If you find a job you love, you’ll never have to work a day in your life.”
「好きな仕事を見つければ、一生働くことはない」という意味で、仕事を楽しむことの重要性を表しています。
“It is never too late to be what you might have been.”
「どんなに遅くても、自分がなりたかった自分になることができる」という意味で、新しいことを始めることへの後押しとなる言葉です。
“Follow your heart.”
「心の声に従え」という意味で、自分の心に従って行動することの大切さを説いています。
***
似た意味の日本語のことわざ
「好きこそものの上手なれ」: 好きなことなら、自然と努力ができ、結果的に上達するという意味です。ジョブズの言葉の「情熱が素晴らしい仕事を生む」という考えと通じます。
「一芸に秀でる」: 特定の分野で卓越した能力を持つという意味で、自分の得意なこと、好きなことを極めることの大切さを表しています。
***
スティーブ・ジョブズの波瀾万丈な生い立ち
スティーブ・ジョブズは、20世紀を代表するイノベーターであり、Appleを世界的な企業へと成長させた立役者です。彼の革新的なアイデアとカリスマ性溢れるリーダーシップは多くの人々を魅了し、現代のテクノロジー業界に大きな影響を与えました。
複雑な生い立ち
ジョブズの生い立ちには、多くのドラマがありました。
養子縁組: 1955年2月24日、カリフォルニア州サンフランシスコで生まれたジョブズは、シリア人の父とアメリカ人の母の間に生まれましたが、すぐに養子に出されました。養父母は、彼を愛を持って育てましたが、ジョブズ自身は自分の出自について複雑な感情を抱いていました。
若き日の反逆期: 思春期には、学校に馴染めず、しばしば問題を起こしたと言われています。しかし、一方で、電子回路や機械に興味を持ち、独学で電子機器を組み立てたり、修理したりするなど、技術への才能を示していました。
リード大学中退: カリフォルニア州にあるリード大学に入学しましたが、わずか半年で中退。カリグラフィの授業を受けるなど、興味のあることを中心に学び続けました。この経験が後のMacintoshの美しいフォントデザインに繋がったと言われています。
アップルの創業と成功
アップルの創立: スティーブ・ウォズニアックと共に、1976年にApple Computerを創業。最初の製品であるApple Iは、手作業で組み立てられた手作り感のあるコンピュータでした。
Macintoshの誕生: 1984年に発表されたMacintoshは、直感的な操作性と美しいデザインで、パーソナルコンピュータの世界に革命をもたらしました。
アップルからの離脱とネクスト: 1985年にAppleを解雇されたジョブズは、新しいコンピュータ会社ネクストを設立。NeXT Computerは、教育機関や研究機関を中心に利用されました。
ピクサーの買収: ネクストで開発されたコンピュータ技術は、ピクサー・アニメーション・スタジオのコンピュータグラフィックス制作に活用され、後にディズニーに買収されました。
Appleへの復帰とイノベーション: 1997年にAppleに復帰し、瀕死の状態にあった同社を立て直しました。iPod、iPhone、iPadといった革新的な製品を発表し、Appleを世界で最も価値のある企業へと成長させました。
リーダーシップと哲学
ジョブズのリーダーシップは、カリスマ性と完璧主義で知られていました。彼は、製品のデザインやユーザー体験にこだわり、常に革新的な製品を生み出そうとしました。彼の有名な言葉「Think different」は、Appleの企業理念を象徴する言葉となりました。
ジョブズの哲学は、以下の点で特徴づけられます。
シンプルさ: 複雑なものをシンプルにすることを重視し、ユーザーインターフェースの設計に大きな影響を与えました。
美しさ: 製品のデザインだけでなく、ユーザー体験も美しくあるべきだと考えていました。
完璧主義: 製品に対して妥協を許さず、常に最高のものを目指しました。
革新: 既存の枠にとらわれず、常に新しいものを創造しようとする姿勢を持っていました。
まとめ
スティーブ・ジョブズは、複雑な生い立ちを乗り越え、卓越したリーダーシップと革新的なアイデアで、テクノロジー業界に革命をもたらしました。彼の残した言葉や製品は、今もなお多くの人々にインスピレーションを与え続けています。
***
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(553)聖人マザー・テレサの名言 We ourselves feel that what we are doing is just a drop in the ocean. But the ocean would be less because of that missing drop.(少しずつの積み重ねが役に立つ)
https://www.eionken.co.jp/note/mother-teresa-h/
心に響く英語ことわざ(555)自己啓発作家のデール・カーネギーの名言 Most of the important things in the world have been accomplished by people who have kept on trying when there seemed to be no hope at all.(不撓不屈(ふとうふくつ))
https://www.eionken.co.jp/note/dale-breckenridge-carnegie-h/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート