- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(555)自己啓発作家のデール・カーネギーの名言 Most of the important things in the world have been accomplished by people who have kept on trying when there seemed to be no hope at all.(不撓不屈(ふとうふくつ))
“Most of the important things in the world have been accomplished by people who have kept on trying when there seemed to be no hope at all.”
直訳は「この世の重要なことはほとんど、絶望的な状況でもなお、やり続けようとした人々によって成し遂げられてきた」で、似た意味のことわざに「不撓不屈(ふとうふくつ)」があります。
デール・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie)の名言 Most of the important things in the world have been accomplished by people who have kept on trying when there seemed to be no hope at all.の意味
この言葉は、どんなに困難な状況でも、諦めずに努力を続ければ、必ず道は開けるということを力強く訴えています。
「絶望的な状況」:
困難な状況、逆境、不可能と思えるような状況を指します。
「やり続けようとした」:
諦めずに努力し続けること、粘り強く目標に向かって進むことを意味します。
「重要なこと」:
大きな成果、偉業、価値のあるものを指します。
つまり、この名言は、成功の秘訣は、困難に打ち勝つ強い意志と、諦めない心にあるということを教えてくれています。
この名言が示すこと
成功は一朝一夕に得られるものではない:
成功には、長い時間と忍耐力が必要であることを示唆しています。
困難は乗り越えられる:
どんな困難な状況でも、諦めなければ必ず乗り越えられるという希望を与えてくれます。
努力の重要性:
努力することの大切さを強調し、行動の重要性を教えてくれます。
諦めない心:
どんな状況でも、諦めずに挑戦し続けることの大切さを教えてくれます。
私たちへのメッセージ
この名言は、私たちが人生の中で壁にぶつかったり、困難に直面したときに、勇気を与えてくれる言葉です。どんなに絶望的な状況でも、希望を持ち続けて努力を続けることの大切さを教えてくれます。
まとめ
デール・カーネギーのこの名言は、成功するための普遍的な真理を簡潔に表現しています。困難な状況に直面したとき、この言葉を心に留めて、諦めずに挑戦し続けることが大切です。
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似た意味の英語のことわざ
Where there’s a will, there’s a way. (意思があれば道は開ける)
このことわざは、カーネギーの名言と最も近い意味を持ちます。困難な状況でも、強い意志さえあれば、必ず解決策を見つけることができるという希望を与えてくれます。
Nothing ventured, nothing gained. (何もリスクを冒さなければ、何も得られない)
このことわざは、挑戦することの大切さを強調しています。新しいことに挑戦するためには、リスクを伴うこともありますが、何もせずにいるよりも、行動を起こすことが重要であるという考えを表しています。
If at first you don’t succeed, try, try again. (最初はうまくいかなくても、何度も試してみよう)
このことわざは、失敗を恐れずに何度も挑戦することの大切さを教えてくれます。
Perseverance is the hard work you do after you get tired of doing the hard work you already did. (忍耐力とは、すでにやっている大変な仕事をやり終えた後に、さらに頑張ることだ)
このことわざは、困難な状況を乗り越えるためには、並々ならぬ努力が必要であることを示しています。
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似た意味の日本語のことわざ
「継続は力なり」: このことわざは、カーネギーの名言と最も近い意味を持ちます。困難な状況でも、継続して努力することで、必ず成果を上げることができるという考えを表しています。
「千里の道も一歩から」: 大きな目標を達成するためには、小さな一歩を積み重ねることが重要であるという意味です。
「失敗は成功のもと」: 失敗を恐れずに何度も挑戦することの大切さを教えてくれます。失敗から学び、改善することで、最終的に成功を掴むことができるという考えを表しています。
「不撓不屈」: どんな困難にも屈せず、最後までやり遂げる強い意志を持つことを意味します。
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デール・カーネギーの波瀾万丈な生い立ちと成功への道
デール・カーネギーは、自己啓発の分野で世界的に有名な人物ですが、彼の生い立ちは決して平坦なものではありませんでした。むしろ、その経験が彼の人間関係論や自己啓発思想の根底を築いたと言えるでしょう。
農家の息子からセールスマンへ
1888年、アメリカ・ミズーリ州の貧しい農家の息子として生まれたカーネギーは、幼い頃から家業を手伝い、たくましく育ちました。大学卒業後、教師を志しますが、すぐにその道から離れ、様々な仕事に就きます。中古車のセールスマンや俳優など、その経験は多岐にわたりました。これらの仕事を通じて、人とのコミュニケーションの重要性を痛感し、その経験が後の彼の著書や講座の礎となりました。
話し方講座の成功と自己啓発の道へ
転機となったのは、1912年に副業で始めた「話し方講座の講師」でした。カーネギーの講座は評判となり、多くの人々から支持を集めます。彼は、人前で話すことに苦手意識を持つ人々に、自信とスキルを与えることに成功しました。この経験から、カーネギーは人々のコミュニケーション能力を高めることの重要性に気づき、自己啓発の道へと進むことを決意します。
代表作『人を動かす』の出版と成功
1936年に出版された『人を動かす』は、世界中でベストセラーとなり、彼を自己啓発の第一人者へと押し上げました。この本では、人との良好な関係を築くための具体的な方法や、他人を動かすための心理学的なテクニックが紹介されています。
カーネギーの成功の秘訣
カーネギーの成功の秘訣は、彼の豊富な人生経験と、人々の心の奥底にあるものを理解しようとする深い洞察力にあります。彼は、単に知識を伝えるのではなく、人々の心に響くような言葉で、行動を促すことに長けていました。
カーネギーの思想の核心
カーネギーの思想の核心は、「人は認められたい」「大切にしてもらいたい」という欲求を持っているということです。彼は、この人間の普遍的な欲求に働きかけることで、人々の心を動かすことができるという考えを持っていました。
まとめ
デール・カーネギーは、困難な状況を乗り越え、自己啓発の分野で大きな成功を収めた人物です。彼の生い立ちや経験は、私たちに多くの教訓を与えてくれます。特に、人とのコミュニケーションの重要性や、自己成長の大切さを教えてくれる彼の言葉は、現代においても普遍的な価値を持ち続けています。
主な著書
『人を動かす』
『道は開ける』
『How to Stop Worrying and Start Living』
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(554)アップル創業者のスティーブ・ジョブズの名言 The only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking. Don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it.(好きこそものの上手なれ)
https://www.eionken.co.jp/note/teven-paul-jobs-h/
心に響く英語ことわざ(556)米国自動車王のヘンリー・フォードの名言 One of the greatest discoveries a man makes, one of his great surprises, is to find he can do what he was afraid he couldn’t do.(思い込みは最大の敵)
https://www.eionken.co.jp/note/henry-ford-h/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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