- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(556)米国自動車王のヘンリー・フォードの名言 One of the greatest discoveries a man makes, one of his great surprises, is to find he can do what he was afraid he couldn’t do.(思い込みは最大の敵)
“Most of the important things in the world have been accomplished by people who have kept on trying when there seemed to be no hope at all.”
直訳は「人が最も偉大な発見のひとつ、そして最大の驚きとは、自分ができないと思っていたことができることに気づくことだ」で、似た意味のことわざに「思い込みは最大の敵」があります。
ヘンリー・フォード(Henry Ford)の名言 One of the greatest discoveries a man makes, one of his great surprises, is to find he can do what he was afraid he couldn’t do.の意味
この言葉は、私たち人間が持つ潜在能力の大きさを示唆しています。
「自分ができないと思っていたこと」:
これは、自信のなさや過去の経験から、自分が達成できないと決めつけてしまっている目標や課題を指します。
「できることに気づく」:
実際に挑戦してみると、思っていたよりも高い能力を持っていることに気づくことがあります。これは、自己肯定感につながり、さらなる成長を促します。
つまり、この名言は、「挑戦することで、自分の可能性を広げることができる」ということを教えているのです。
この名言が示すこと
人間の潜在能力の大きさ:
人間は、自分が思っている以上に多くのことができる存在であることを示しています。
挑戦の重要性:
新しいことに挑戦することは、自己成長の機会であることを教えてくれます。
自己肯定感の向上:
自分が思っていたよりも高い能力を持っていることに気づくことで、自己肯定感が高まります。
固定観念を破る: 固定観念にとらわれず、新しい可能性に挑戦することを促します。
ヘンリー・フォードの言葉として
自動車産業の革命児として知られるヘンリー・フォードは、この名言を通じて、私たちに「挑戦することの大切さ」を伝えています。彼は、T型フォードの大量生産など、数々の革新的なことを成し遂げましたが、その原動力となったのは、まさにこの名言に表れているような、「やってみよう」という強い意志だったと言えるでしょう。
まとめ
ヘンリー・フォードのこの名言は、私たちが自分自身を過小評価しがちなときに、勇気を与えてくれる言葉です。もし、何か新しいことに挑戦したいと思っているなら、この言葉を心に留めて、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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似た意味の英語のことわざ
The impossible is often only an opinion. (不可能だと思われることは、多くの場合ただの意見にすぎない)
「できない」という考えは、必ずしも真実ではないことを示しています。
Never say never. (決して「できない」とは言わない)
可能性の扉を閉ざさないように、常に挑戦する心を持ち続けることの大切さを教えてくれます。
Where there’s a will, there’s a way. (意思があれば道は開ける)
このことわざは、強い意志さえあれば、どんな困難な状況でも乗り越えられることを示唆しています。
Nothing ventured, nothing gained. (何もリスクを冒さなければ、何も得られない)
新しいことに挑戦することの大切さを強調しています。
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似た意味の日本語のことわざ
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」: 危険な場所に足を踏み入れないと、大きな成果を得られないという意味です。挑戦することの大切さを表しています。
「思い込みは最大の敵」: 思い込みにとらわれず、新しい可能性に挑戦することの大切さを教えてくれます。
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ヘンリー・フォードの生い立ち
ヘンリー・フォードは、自動車産業に革命をもたらし、現代の自動車社会を形作った人物として知られています。彼の生い立ちは、後の彼の大成功を築く上で重要な役割を果たしたと言えるでしょう。
農家の息子から機械好きへ
1863年、ヘンリー・フォードはアメリカ合衆国ミシガン州の農家に生まれました。幼い頃から機械いじりが大好きで、時計や機械を分解して組み立てることを楽しんでいたそうです。農家の仕事の手伝いのかたわら、機械に対する強い興味を示し、将来は発明家になることを夢見ていました。
機械工としてのキャリア
思春期になると、フォードは農場を離れ、デトロイトで機械工の見習いを始めます。様々な工場で働きながら、機械に関する知識と技術を身につけました。その後、エジソン電灯会社に入社し、エンジニアとして活躍。この経験が、後の自動車開発に大きく貢献することになります。
自動車への情熱と試行錯誤
フォードは、常に新しいものを作り出すことに強い情熱を持っていました。エジソン電灯会社で働いている間も、こっそりと自動車の開発に取り組んでいました。何度も試作車を製作し、改良を重ねる中で、1896年についに最初の自動車を完成させます。
フォード・モーター社の設立とT型フォードの大成功
その後も自動車開発を続け、1903年にフォード・モーター会社を設立しました。そして、1908年に発表したT型フォードは、その安価な価格と耐久性から大ヒット。大量生産システムを導入することで、自動車を大衆化し、アメリカの産業革命を牽引しました。
まとめ
ヘンリー・フォードの生い立ちを振り返ると、彼の成功の秘訣は、
幼少の頃から抱いていた機械への強い興味
諦めずに挑戦し続ける精神
革新的なアイデアを形にする実行力
にあったと言えるでしょう。フォードは、単なる発明家ではなく、自動車産業のあり方を変え、人々の生活を一変させた偉大な起業家でした。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(555)自己啓発作家のデール・カーネギーの名言 Most of the important things in the world have been accomplished by people who have kept on trying when there seemed to be no hope at all.(不撓不屈(ふとうふくつ))
https://www.eionken.co.jp/note/dale-breckenridge-carnegie-h/
心に響く英語ことわざ(557)米国鉄鋼王だったアンドリュー・カーネギーの名言 If you want to be happy, set a goal that commands your thoughts, liberates your energy, and inspires your hopes.(目標を定めずして、矢を射るなかれ)
https://www.eionken.co.jp/note/andrew-carnegie-h/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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