- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(137)One must draw back in order to leap better. よく飛ぶためには、まず後ろへ引け。
“One must draw back in order to leap better.”
訳は「よく飛ぶためには、まず後ろへ引け」です。
このことわざが直接的に意味するところは、走り幅跳びで長く飛ぶには、助走のために後ろに引き下がる必要があると言うことで、ごく当たり前のことと感じられます。
企業経営に当てはめた時には、それほど当たり前でなくなります。
経営者としては、対前年比で増収・増益を続けたいと思うものです。減収・減益、増収・減益だと経営者として失格という気分になります。
減益を避け増益を続けるために、必要な研究開発投資や工場の新設投資を削るという会社の長期的な成長に必要なことをやらないこともあり得ます。
企業経営の観点からは、このことわざは、会社の長期的な成長のためには、一時期、減益になっても、将来の成長のための研究開発や生産力の増強を図る必要があることを説いています。
“draw back”は「後ろに引く、引き戻す」を意味し、“Draw back while there is still time.”(時間があるうちに引き返しなさい)などの用法があります。
“leap”は「跳ぶ、飛び越える」などを意味し、発音は“líːp”、1音節の単語です。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(136)One man’s trash is another man’s treasure. ある人にとってのゴミも別の人にとっては宝
https://www.eionken.co.jp/note/one-mans-trash-is-another-mans-treasure/
心に響く英語ことわざ(138)One of these days is none of these days. いつかそのうちにという日は来たためしなし
https://www.eionken.co.jp/note/one-of-these-days-is-none-of-these-days/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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