- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(415)アインシュタインの名言 Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world.(Think outside the box.)
“Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world.”
直訳は「想像力は知識よりも大切である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む」で、似た意味のことわざに「Think outside the box.」があります。
アインシュタインの名言”Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world.”の意味
この名言は、アインシュタイン(Albert Einstein)が創造性と知識の重要性について述べたものです。
「想像力は知識よりも大切である。」という部分は、知識は有限であり、常に新しい発見や発明によって更新されていくものであることを意味します。一方、想像力は無限であり、既存の知識にとらわれずに新しいアイデアを生み出すことができます。
「知識には限界がある。」という部分は、いくら知識を蓄積しても、全てを知ることができるわけではないことを意味します。常に未知の領域が存在し、それを探求するには想像力が必要となります。
「想像力は世界を包み込む」という部分は、想像力によって新しい可能性や未来を創造することができると意味します。既存の枠にとらわれずに自由に考えることで、革新的なアイデアを生み出すことができます。
つまり、アインシュタインはこの名言で、知識は重要ではあるが、それ以上に想像力が重要であると主張しているのです。 知識は土台となるものであり、その土台の上に想像力を働かせることで、新しいものを生み出すことができるという考えです。
この名言は、科学者だけでなく、あらゆる分野の人々に当てはまる普遍的なメッセージです。 新しいアイデアを生み出し、創造的に問題を解決するためには、知識と想像力の両方が必要となります。
以下、この名言から得られる示唆をいくつかご紹介します。
常に学び続け、新しい知識を身につけることが重要である。
既存の知識にとらわれず、自由に考えることが重要である。
失敗を恐れずに、挑戦することが重要である。
異なる分野の知識を組み合わせることで、新しいアイデアを生み出すことができる。
周りの人と協力して、アイデアを共有することが重要である。
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似た意味の英語のことわざ
Think outside the box.
常識にとらわれない発想をする
このことわざは、固定観念にとらわれず、自由に考えることが重要であるという意味です。既存の知識や経験に縛られるのではなく、常識にとらわれない発想をすることで、新しいアイデアを生み出すことができるという点は、アインシュタインの名言の核心部分と一致しています。
A dream is not just a dream. A dream is the reality we are trying to create.
夢はただの夢ではない。夢は、私たちが創造しようとしている現実だ
このことわざは、夢を実現するためには、想像力と行動力が必要であるという意味です。アインシュタインの名言と同様に、知識だけでは夢を実現することはできません。夢を現実のものにするためには、想像力に基づいて行動することが重要です。
The future belongs to those who believe in the beauty of their dreams.
未来は、自分の夢の美しさを信じる者たちのものだ
このことわざは、夢を信じて努力すれば、未来を創造することができるという意味です。アインシュタインの名言と同様に、想像力は未来の可能性を広げる力を持っています。夢を実現するためには、知識だけでなく、強い信念と想像力が必要です。
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アインシュタインの生い立ち
幼少期
1879年3月14日、ドイツ南部のウルムにて、電気技師のヘルマン・アインシュタインと、音楽教師のパウリーネ・コッホの間に長男として誕生。
5歳頃まで言語の発達に遅れがあり、周囲から心配された。
幼少期から知的好奇心が旺盛で、6歳の頃にはコンパスに魅了され、その仕組みを理解しようと試みた。
8歳でミュンヘンへ移住し、カトリック学校に通うが、規律正しい学校生活に馴染めず、15歳で退学。
その後、スイスのチューリッヒにある連邦工科大学を受験するが、数学と物理の試験結果は優秀だったものの、他教科の不振により不合格。翌年、別の入学試験を受け、合格。
青年期
1900年、チューリッヒ連邦工科大学を卒業。優秀な成績で卒業し、物理学と数学の教員資格を取得。
1901年、スイス国籍を取得。
1902年、ベルンの特許庁に就職。特許審査官として働きながら、物理学の研究を続ける。
1903年、かねてより交際していたミーレヴァ・マリッチと結婚。
1905年、物理学史上画期的な論文を4本発表し、”奇跡の年”と呼ばれる。
光電効果に関する論文:光が電子の放出を促すことを説明し、光量子仮説の提唱に繋がった。
ブラウン運動に関する論文:粒子の微小なランダムな動きを説明し、アボガドロ数の実験的検証に貢献した。
特殊相対性理論に関する論文:空間と時間の関係に関する革新的な理論を提唱し、慣性系における物理法則の普遍性を明らかにした。
質量とエネルギーの等価性に関する論文:有名な式 E=mc² を導き出し、物質とエネルギーの変換関係を明らかにした。
その後
1908年、ベルン大学で理論物理学の講師に就任。
1911年、チューリッヒ連邦工科大学の教授に就任。
1915年、一般相対性理論を発表。重力に関する新たな理論を提唱し、宇宙論の発展に大きく貢献した。
1916年、スイス科学アカデミーの会員に選出。
1919年、日食観測による一般相対性理論の検証に成功。
1921年、ベルリン大学教授に就任。
1925年、ロイヤル・ソサエティのフェローに選出。
1933年、ナチス政権の台頭によりドイツを脱出。その後、スイスを経てアメリカへ移住。
1939年、ナチスドイツがユダヤ人の科学者から特許を奪おうとしたため、アメリカ政府にナチスへの原子爆弾開発の危険性を訴える手紙を送る。
1940年、アメリカ市民権を取得。
1945年、第二次世界大戦終結。
1952年、イスラエル建国に賛同する声明を発表。
アインシュタインの功績
相対性理論:空間、時間、重力に関する革新的な理論を提唱し、現代物理学の基礎を築いた。
光電効果:光の電子の放出を促すことを説明し、量子力学の発展に貢献した。
ブラウン運動:粒子の微小なランダムな動きを説明し、統計力学の発展に貢献した。
E=mc²:質量とエネルギーの等価性を表す有名な式を導き出し、原子力学の発展に貢献した。その他
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(414)デンマークの哲学者キルケゴールの名言 Life is not a problem to be solved, but a reality to be experienced.(人生は旅路)
https://www.eionken.co.jp/note/kierkegaard/
心に響く英語ことわざ(416)地動説を唱えたイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイの名言 Doubt is the father of invention.(疑問は学問の母)
https://www.eionken.co.jp/note/galileo-galilei/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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