- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2023.07.21
更新日
2023.07.21
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(318)All of you are going to be gone. And all of this, all of us will be nothing but a hazy memory. 去る者は日々にうとし
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(318)
去る者は日々にうとし
“All of you are going to be gone. And all of this, all of us will be nothing but a hazy memory.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「君たちは(高校を卒業して)皆、いなくなってしまう。そして、そのことによって、私たちは全員、かすかな記憶に過ぎなくなるだろう」です。
合唱部員の高校卒業に際して、合唱部の先生が卒業生に語り掛けるシーンです。
とても仲の良かった友達でも、卒業してバラバラになると疎遠になるのは米国も同じ状況のようです。「去る者は日々に疎し」という日本の格言はかなり当たっているようです。
このセリフの“but”は「除いて」を意味し、“nothing but a hazy memory”は「かすかな記憶を除いて何もない」となり、「かすかな記憶に過ぎなくなるだろう」を意味しています。ということで、“nothing but”は“only”に近い意味となります。
“hazy”は「かすみがかった、(記憶などが)ぼんやりした」などを意味し、発音は“héizi”、音節は“haz・y”で2音節です。
英語リスニングとしては、“去る者は日々に疎し”という摂理をつらく語る気持ちを聞き取りたいところです。
英語スピーキングとして、「去る者は日々に疎し」と語りたいとき、このセリフのような表現ができるようになりたいものです。
(英文出典:glee:シーズン1エピソード22)