- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ1
公開日
2025.04.02
更新日
2025.08.31

心に響く英語ことわざ(302)世界的に有名なファッションデザイナーのココ・シャネルの名言 Nature gives you the face you have at twenty; it is up to you to merit the face you have at fifty.(三十路の顔は心の鏡)
” Nature gives you the face you have at twenty; it is up to you to merit the face you have at fifty.”
直訳は「自然はあなたに20歳の顔を与える。 50歳の顔に価値があるかどうかはあなた次第」で、似た英語のことわざに「三十路の顔は心の鏡」があります。
ココ・シャネルの名言”Nature gives you the face you have at twenty; it is up to you to merit the face you have at fifty.”の意味
ココ・シャネル(Coco Chanel)のこの名言は、外見の美しさは年齢とともに変化し、内面の美しさこそが真の美しさであるということを意味しています。
20歳の顔 は、生まれつき与えられたものです。しかし、50歳の顔 は、その人がこれまでの人生で何を経験し、どのように生きてきたかによって形作られるのです。
つまり、20歳の顔 は 「自然の贈り物」 であり、50歳の顔 は 「あなたの功績」 ということになります。
この名言には、以下の3つの解釈があります。
外見の美しさは一時的なものである
20歳の頃は、多くの人が美しい肌や髪、体型をしています。しかし、年齢を重ねるにつれて、シワやたるみなどが目立ち始め、外見の美しさは失われていきます。
この名言は、外見の美しさは一時的なものであり、いつまでも続くものではないことを教えてくれます。
内面の美しさこそが真の美しさである
50歳になると、外見の美しさは失われていきますが、内面の美しさは失われることはありません。
内面の美しさとは、優しさ、知性、ユーモアなど、内面から溢れ出る魅力のことです。
この名言は、内面の美しさこそが真の美しさであり、年齢とともにますます輝きを増していくものであることを教えてくれます。
自分の人生を大切に生きよう
50歳の顔 は、「あなたの功績」 であるという言葉は、自分の人生をどのように生きるかによって、顔つきまで変わってくるということを意味しています。
つまり、自分の人生を大切に生き、充実した人生を送れば、50歳になっても魅力的な顔つきになるということです。
この名言は、自分の人生を大切に生き、後悔のない人生を送るよう促しています。
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似た意味の英語のことわざを教えてください。
True beauty comes from within.
直訳:真の美しさは内面から来る。
意味:外見の美しさよりも、内面の美しさの方が重要であるということを意味します。
A person’s character is written on their face.
直訳:人の性格は顔に表れる。
意味:人は歳を重ねるにつれて、その人の性格が顔に表れるようになるということを意味します。
Beauty is not skin deep.
直訳:美しさは肌の深さだけではない。
意味:外見の美しさよりも、内面の美しさの方が重要であるということを意味します。
Youth fades, but beauty endures.
直訳:若さは消えても、美しさは永遠に続く。
意味:外見の美しさは年齢とともに失われていくが、内面の美しさは永遠に続くということを意味します。
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似た意味の日本語のことわざ
三十路の顔は心の鏡
意味:30歳になると、その人の内面が顔に表れるようになるという意味です。
真の美しさは内面から
意味:外見の美しさよりも、内面の美しさの方が重要であるという意味です。
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ココ・シャネルの生い立ち
幼少期
1883年8月19日、フランス中部のソーミュールにて、ガブリエル・ボヌール・シャネルとして生まれる。
貧しい家庭で育ち、5歳の時に母親を亡くす。
11歳の時に父親に捨てられ、孤児院と修道院で育つ。
修道院では裁縫を学ぶ。
青年期
18歳で孤児院を出た後、帽子職人として働く。
1909年、パリに移住。
歌手になることを夢見て、キャバレーで歌っていた。
その後、裕福な将校エティエンヌ・バルサンと出会い、彼との関係からファッションの世界に触れる。
バルサンの支援を受け、1910年にパリで最初の帽子店を開く。
ファッションデザイナーとして
1913年、ドーヴィルにブティックを開設。
動きやすく機能的なデザインの服で人気を集める。
1921年、パリにオートクチュールメゾンを開設。
リトル・ブラック・ドレス、ツイードジャケット、香水No.5など、数々の名作を生み出す。
20世紀を代表するファッションデザイナーとなる。
晩年
第二次世界大戦中はナチス・ドイツと協力したとされ、戦後はスイスに亡命。
1954年にパリに戻り、ファッション活動を再開。
ココ・シャネルの人生
ココ・シャネルは、貧しい生い立ちから一代で世界的なファッションデザイナーとなった女性です。
彼女のデザインは、機能性とエレガントさを兼ね備え、多くの女性を魅了しました。
また、ビジネスウーマンとしても成功し、シャネルを世界的なブランドに成長させました。
ココ・シャネルは、20世紀のファッション界に大きな影響を与えた人物であり、その功績は今もなお語り継がれています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(301)「ドン・キホーテ」で有名なスペイン人作家セルバンテスの名言 He who loses wealth loses much; he who loses a friend loses more; but he that loses his courage loses all.(勇気は人の宝なり)
https://www.eionken.co.jp/note/cervantes/
心に響く英語ことわざ(303)世界的に有名な芸術家のピカソの名言 He can who thinks he can, and he can’t who thinks he can’t. This is an inexorable, indisputable law.(心の底まで決意すれば、必ずできる)
https://www.eionken.co.jp/note/picasso/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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