- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.08.31

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(73)Do you think you could maybe take some time and to win them over? 新たな組織になじむ
新たな組織になじむ
“Do you think you could maybe take some time and try to win them over?”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「時間をかけて、彼ら(部員たち)を納得してもらうようにしてはどうかな?」です。
10数年前、合唱部のスターだった人が、高校に再入学して、合唱部に入部した際に、部員たちが受け入れについて納得していないようなので、先生が再入学の合唱部元スター部員に語った先生のセリフです。
米国でも、新参者は組織に元からいる人たちと、仲良くなるべくなじむ必要があるものなのですね。
このセリフは、“I think”と自分の意見を言うのではなく、“Do you think”と相手を主語にしてやわらげた表現となっています。
また意見の言い方をやわらげるために“could maybe”を使った表現をしています。英語でもストレートに意見を言わず、相手に気配りしたやわらげる表現を使うものですね。
“win over”は「納得させる、口説き落とす、魅了する」などを意味します。
英語リスニングとしては、新参者としては、元からいる人たちとなじむことの重要性を聞き取りたいものです。英単語数が多いですが、語順通りに聞き取れるようにしたいものです。
英語スピーキングとしては、意見をやわらげて表現する必要がある場合、“Do you think”や“could maybe”の表現を使えるようにしたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード5)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(72)I think they’re still not so sure about having you around. 人を迎え入れる
https://www.eionken.co.jp/note/i-think-theyre-still-not-sure-about-having-you-around/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(74) That’s the price you pay for being a star. 大きな夢の代償
https://www.eionken.co.jp/note/thats-the-price-you-pay-for-being-a-sta/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。