- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2024.04.08
更新日
2024.04.11
心に響く英語ことわざ(235)米国の文豪ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway)の名言 Every day is a new day.(一日千金)
Every day is a new day.
直訳は「毎日が新しい日である」で、似た意味の日本のことわざに「一日千金」があります。
米国の文豪ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway)の名言 ”Every day is a new day.”の意味
米国の文豪アーネスト・ヘミングウェイの名言である「Every day is a new day.」は、日本語で「毎日が新しい日だ」という意味です。この名言は、過去にとらわれず、毎日を新鮮な気持ちで新しい一日として始めることの大切さを伝えています。
名言の解釈
この名言を解釈するには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
過去への執着
人は誰でも、過去の失敗や後悔、あるいは成功体験に執着してしまうことがあります。しかし、過去にとらわれていては、前に進むことができません。
新しい可能性
毎日が新しい日であるということは、毎日が新しい可能性に満ちているということです。昨日できなかったことでも、今日ならできるかもしれない。
前向きな気持ち
毎日を新しい一日として始めることで、前向きな気持ちで一日を過ごすことができます。
名言の教訓
過去にとらわれず、前向きに生きること
毎日を新しい可能性として捉えること
小さな幸せを見つけること
名言の活用
昨日の失敗を引きずっているとき
新しいことに挑戦しようとしているとき
気分が落ち込んだとき
名言の背景
この名言は、ヘミングウェイの小説「老人と海」の一節です。この作品は、老漁師サンチャゴが巨大なカジキと戦う物語です。サンチャゴは、何度も失敗しながらも、諦めずに挑戦し続けることで、ついにカジキを釣り上げます。この名言は、サンチャゴの不屈の精神を表しています。
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米国の文豪ヘミングウェイの名言 ”Every day is a new day.”と似た意味を持つ英語のことわざ
Today is a new day.
これは、「Every day is a new day.」の最もシンプルな言い換えです。
毎日が新しい可能性に満ちているという希望的なメッセージを伝えています。
Let bygones be bygones.
過去は過去として、未来に目を向けようという意味です。
過去にとらわれず、前向きに生きることの重要性を強調しています。
A new day, a new beginning.
毎日が新しい始まりであるという意味です。
昨日できなかったことでも、今日ならできるかもしれないという希望を表現しています。
Every morning brings new mercies.
毎朝、神様は新しい恵みを与えてくれるという意味です。
毎日を感謝の気持ちで過ごすことの大切さを示唆しています。
The sun is new each day.
太陽は毎日新しく生まれ変わるという意味です。
毎日を新鮮な気持ちで始めることの大切さを表しています。
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「毎日が新しい日だ」という意味を持つ日本語のことわざ
一日千金
一日で千金もの価値があるという意味です。
時間の大切さを強調しており、毎日を無駄にせず、有効活用することを促しています。
今日を去らず
今日できることは今日中に済ませようという意味です。
先延ばしにせず、目の前のことに集中して取り組むことを重要視しています。
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米国の文豪ヘミングウェイの生い立ち
アーネスト・ミラー・ヘミングウェイは、1899年7月21日、アメリカ合衆国のイリノイ州オークパークに生まれました。
裕福な家庭で育つ
ヘミングウェイは、医師の父とオペラ歌手の母を持つ裕福な家庭で育ちました。幼い頃から自然に囲まれて育ち、狩猟や釣りなどのアウトドア活動に親しみました。
第一次世界大戦に従軍
1917年、ヘミングウェイは第一次世界大戦に志願し、イタリアで赤十字の救急車運転手として従軍しました。しかし、戦場で重傷を負い、帰国しました。
ジャーナリストとして活躍
戦後、ヘミングウェイは新聞記者として働き、パリやシカゴで暮らしました。この頃、多くの作家や芸術家と交流し、自身の文学活動を本格化させました。
代表作の発表
1925年、ヘミングウェイは初の短編集「われらの時代に」を出版し、作家としての名声を確立しました。その後、「日はまた昇る」(1926年)、「武器よさらば」(1932年)、「誰がために鐘は鳴る」(1940年) などの代表作を発表しました。
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ヘミングウェイの「日はまた昇る」はどのような作品か?
ヘミングウェイの「日はまた昇る」は、1926年に発表された長編小説で、彼の出世作でもあります。第一次世界大戦後のパリを舞台に、戦傷で性行為不能となった新聞記者ジェイク・バーンズと、奔放な女性ブレット・アシュリーとの恋愛を描いています。
この作品は、「失われた世代」と呼ばれる、第一次世界大戦の経験によって虚無感や喪失感を抱えた若者たちの姿を描いた作品として知られています。彼らは、伝統的な価値観や道徳観を失い、生きる意味を見失っていました。
ジェイクとブレットもまた、失われた世代の典型的な人物です。彼らは互いに惹かれ合いながらも、過去の傷や虚無感によって、真の愛情を築くことができません。
作品の中で、ジェイクとブレットは、スペインの伝統的な闘牛祭りに参加します。闘牛は、死と隣り合わせの命懸けの戦いです。ジェイクは、闘牛を通して、生きる意味を見出そうとします。
しかし、闘牛祭りの熱狂も、ジェイクとブレットの心の空虚さを埋めることはできません。彼らは、再びパリへと戻り、相変わらずの生活を送ります。
作品は、ジェイクとブレットが別れる場面で終わります。二人は、互いを愛しながらも、別離を選択せざるを得ません。
「日はまた昇る」は、愛と喪失、生と死、そして生きる意味を問う作品です。ヘミングウェイの簡潔で力強い文体によって、失われた世代の苦悩と葛藤が鮮やかに描かれています。
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ヘミングウェイの「武器よさらば」はどのような作品か?
ヘミングウェイの「武器よさらば」は、1932年に発表された長編小説です。第一次世界大戦中のイタリアを舞台に、アメリカ人志願兵フレデリック・ヘンリーとイギリス人看護婦キャサリン・バークレイの恋愛と、戦争の残酷さを描いています。
作品の主な特徴
時代背景:第一次世界大戦中のイタリア
主人公:アメリカ人志願兵フレデリック・ヘンリー、イギリス人看護婦キャサリン・バークレイ
テーマ:戦争と恋愛、愛と死、生きる意味
文体:簡潔で力強い
あらすじ
アメリカ人青年フレデリック・ヘンリーは、第一次世界大戦中のイタリア軍に志願します。戦場での過酷な経験を通して、彼は戦争の虚無感を味わいます。
そんな時、彼はイギリス人看護婦キャサリン・バークレイと出会い、恋に落ちます。二人は愛を育み、キャサリンは妊娠します。
しかし、戦争は二人の関係を脅かします。フレデリックは、上官の命令に従って、前線へと送られます。彼は、キャサリンと生まれてくる子供を守るために、脱走を決意します。
二人はスイスへ逃亡し、そこで子供を授かります。しかし、幸せな時間は長く続きません。キャサリンは出産の際に命を落としてしまいます。
フレデリックは、キャサリンの死によって深い悲しみに包まれます。彼は、戦争によって愛する人を失い、生きる意味を見失ってしまいます。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(234)ドイツの文豪ゲーテの名言 He who moves not forward, goes backward.(温故知新)
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心に響く英語ことわざ(236)ロシアの文豪トルストイの名言 The sole meaning of life is to serve humanity.(一日千金)
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英音研noteページ
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