- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(368)「老人と海」で有名な米国作家ヘミングウェイの名言 Now is no time to think of what you do not have. Think of what you can do with that there is.(無い物ねだりはするな)
“Now is no time to think of what you do not have. Think of what you can do with that there is.”
直訳は「今はないものについて考えるときではない。今あるもので、何ができるかを考えるときである」で、似た意味の日本語のことわざに「無い物ねだりはするな」があります。
ヘミングウェイの名言”Now is no time to think of what you do not have. Think of what you can do with that there is.”の意味
ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway)のこの名言は、「現状に焦点を合わせ、自分が持っているもので何ができるかを考えることが重要である」というメッセージを伝えています。
ポイントは以下の3つです。
足りないものにとらわれるな:
多くの人は、自分が持っていないものに意識を向けがちです。しかし、それはネガティブな思考を生み、行動を妨げてしまいます。
今あるものに目を向けよう:
どんな状況でも、必ず何かしら持っているものがあります。自分の強みやスキル、周りのサポートなど、今あるものを認識することが大切です。
行動を起こそう:
何ができるかを考えたら、すぐに行動に移しましょう。小さな一歩でも構いません。行動することで、状況を改善することができます。
この名言は、困難な状況に直面した時などに勇気を与えてくれる言葉です。 過去や未来にとらわれず、今この瞬間にできることに集中することで、人生をより良い方向へ導くことができるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
Make the most of what you have.
意味:与えられたもので最大限に活用する。
類似点:ヘミングウェイの名言と同様に、「今あるものに目を向け、それを活かすこと」の重要性を強調している。
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似た意味の日本語のことわざ
無い物ねだりはするな
意味:持っていないものを欲しがるのは愚かしいこと。
類似点:ヘミングウェイの名言と同様に、「足りないものに目を向けず、今あるものに目を向けること」の重要性を強調している。
無い袖は振れない
意味:持っていないものは使えない。
類似点:ヘミングウェイの名言と同様に、「現状を受け入れ、できることに集中すること」の重要性を強調している
有るものをこそ大事にしろ
意味:持っているものを大切にしなければ、失ってしまう。
類似点:ヘミングウェイの名言と同様に、「感謝の気持ちを持つこと」の重要性を強調してい***
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アーネスト・ミラー・ヘミングウェイの生い立ち
幼少期
1899年7月21日、アメリカ合衆国イリノイ州オークパークに生まれる。
父は医師、母は元声楽家。6人兄弟の長男だった。
幼少期はミシガン州で過ごし、狩猟や釣りなどのアウトドア活動に親しむ。
1917年、高校を卒業後、カンザスシティの地方紙「カンザスシティ・スター」で記者見習いとなる。
第一次世界大戦
1917年、赤十字の一員として第一次世界大戦のイタリア戦線に赴く。
18歳という若さで爆撃を受け重傷を負う。この経験は後の作品に大きな影響を与える。
1919年、戦地から帰国後、ジャーナリストとしてシカゴで働く。
パリ時代
1921年、パリに移住。
「三文小説」などの短編小説を執筆し、作家としてデビュー。
ガートルード・スタインやエズラ・パウンドなどの作家たちと交流し、芸術活動に刺激を受ける。
1926年、初の長編小説「日はまた昇る」を出版。
その後
1927年、2番目の妻となるポーリン・ファイファーと結婚。
キューバやフロリダに居を構え、釣りや狩猟などの趣味に没頭する。
1935年、フロリダ沖でヨットが遭難し、重傷を負う。
1936年-1939年、スペイン内戦を取材し、その経験を基に「誰がために鐘は鳴る」を執筆。
1940年、3番目の妻となるマーサ・ゲルホーンと結婚。
晩年
1946年、キューバのハバナに居を移す。
1952年、長編小説「老人と海」を出版。この作品でピューリッツァー賞を受賞。
1954年、ノーベル文学賞を受賞。
補足
ヘミングウェイは、簡潔で力強い文体と、リアリティのある描写で知られる作家です。
彼の作品は、20世紀の文学に大きな影響を与えました。
ヘミングウェイは、生涯を通じて冒険を求め、危険な状況に身を置くことも多かった。
その経験は、彼の作品に独特の緊張感やリアリティを生み出す源泉となりました。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(367)「トム・ソーヤーの冒険」で有名な米国作家マーク・トウェインの名言 Keep away from people who try to belittle your ambitions. Small people always do that, but the really great make you feel that you, too, can become great.(偉大になれる)
https://www.eionken.co.jp/note/mark-twain/
心に響く英語ことわざ(369)アイルランド出身の劇作家として有名なバーナード・ショーの名言 When I was young I observed that nine out of every ten things I did were failures, so I did ten times more work.(七転八起)
https://www.eionken.co.jp/note/george-bernard-shaw-3/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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