- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.08.31

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(37)“Let me be the one to break the silence.” 威厳のある表現
“Let me be the one to break the silence.”
威厳のある表現
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「この沈黙を破るのは私にさせてください」です。
学校全体集会での合唱部の発表曲があまりに刺激的過ぎた問題を校長室で論議する際、会議出席者が沈黙していた時にアンチ合唱部の先生が発したセリフです。
表現としては、“Let me be the one~”はかなり威厳のある表現で、普通の英語力の日本人ではなかなかできない言い回しになっています。
“silence”は「静けさ、静寂」の意味で使用することが多いですが、「沈黙、無言」や「無視、黙殺」などの意味もあります。発音は“sáiləns”、音節は“si・lence”で2音節です。
“break one’s silence”は「沈黙を破る」でよく使われる英熟語です。
英語リスニングとしては、かなり威厳のある表現であることを聞き取りたいものです。
英語スピーキングとしては、おごそかな会議の場で、自分が何かをやるときの許可を得たいときに“Let me be the one~”というセリフ回しを使えるようになりたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード2)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(36)“We’re not going to have a repeat of the last time.” 二度と許さないという強い意志
https://www.eionken.co.jp/note/were-not-going-to-have-a-repeat-of-the-last-time/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(38)“You’re the one that should be punished.” 威厳のある表現
https://www.eionken.co.jp/note/youre-the-one-that-should-be-punished/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。