- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(369)アイルランド出身の劇作家として有名なバーナード・ショーの名言 When I was young I observed that nine out of every ten things I did were failures, so I did ten times more work.(七転八起)
“When I was young I observed that nine out of every ten things I did were failures, so I did ten times more work.”
直訳は「若い頃私は10回中9回が失敗だと気づいたので、10倍働いた」で、似た意味の日本語のことわざに「七転八起」があります。
バーナード・ショーの名言”When I was young I observed that nine out of every ten things I did were failures, so I did ten times more work.”の意味
バーナード・ショー(George Bernard Shaw)のこの名言は、努力と成功の関係性、そして失敗への捉え方を示唆しています。
努力と成功の関係性
この名言は、成功するためには単純に努力量を増やす必要があると解釈されることが一般的です。しかし、ショーが意図したのは、ただ闇雲に努力量を増やすのではなく、失敗から学び、改善を繰り返しながら努力することだったと考えられます。
失敗への捉え方
ショーは、失敗を成功の敵ではなく、むしろ成功への過程と捉えていたと考えられます。10回中9回失敗しても、1回成功すれば十分だと考えていたのでしょう。
名言の重要性
この名言は、成功には努力と忍耐が必要であることを教えてくれます。また、失敗を恐れないで挑戦し続けることの重要性も示唆しています。
補足
この名言は、必ずしも10倍努力すれば10倍成功するという単純な意味ではありません。
努力の方向性や方法も重要です。ただ漫然と努力するのではなく、適切な目標を設定し、計画的に努力することが大切です。
失敗から学ぶことも重要です。同じ失敗を繰り返さないように、しっかりと原因を分析し、改善策を講じましょう。
この名言は、多くの人に勇気と希望を与える言葉です。成功を諦めずに、努力し続けることの大切さを改めて教えてくれます。
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似た意味の英語のことわざ
“If at first you don’t succeed, try and try again.”
日本語訳: 最初からうまくいかなくても、諦めずに何度も挑戦しなさい。
意味: 失敗を恐れないで、何度でも挑戦することが大切だということを意味しています。
“It takes ten thousand hours to become an expert.”
日本語訳: ある分野で専門家になるには、1万時間の練習が必要だ。
意味: 成功するためには、長い時間をかけて努力することが必要だということを意味しています。
“Failure is the stepping stone to success.”
日本語訳: 失敗は成功への踏み台だ。
意味: 失敗から学び、改善することで、成功に近づくことができるという意味です。
“Never give up on your dreams.”
日本語訳: 自分の夢を諦めないで。
意味: どんな困難があっても、自分の夢を信じて努力し続けることが大切だということを意味しています。
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似た意味の日本語のことわざ
「失敗は成功の母」
意味: 失敗から学び、改善することで、成功に近づくことができるという意味です。
「七転八起」
意味: どんな困難にも負けずに立ち上がり続けるという意味です。
「不撓不屈」(ふとうふくつ)
意味: どんな苦難にも屈することなく、意志を貫くという意味です。
「滴水穿石」(てきすいせんせき)
意味: 継続的な努力によって、どんな困難も乗り越えることができるという意味です。
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バーナード・ショーの生い立ち
ジョージ・バーナード・ショー(1856年7月26日 – 1950年11月2日)は、アイルランド出身の劇作家、小説家、評論家、政治家、教育家、ジャーナリストです。
幼少期
ショーは、1856年にアイルランドのダブリンで生まれました。
父親は穀物卸売商、母親は声楽家でした。
ショーは幼い頃から音楽や演劇に興味を持っていました。
学校教育は小学校程度で、主に独学で勉強しました。
青年期
1876年、ショーはロンドンに移住しました。
そこで、音楽教師やジャーナリストとして働きました。
また、社会主義やフェミニズムなどの思想にも影響を受けました。
作家としての活動
1880年代から、ショーは戯曲の執筆を始めました。
彼の作品は、ユーモアと皮肉に満ちたもので、当時の社会風刺を巧みに織り込んでいました。
代表作には、「ピグマリオン」、「武器と人」、「聖女ジョウン」などがあります。
受賞歴
ショーは、1925年にノーベル文学賞を受賞しました。
また、アカデミー賞やトニー賞なども受賞しています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(368)「老人と海」で有名な米国作家ヘミングウェイの名言 Now is no time to think of what you do not have. Think of what you can do with that there is.(無い物ねだりはするな)
https://www.eionken.co.jp/note/ernest-miller-hemingway/
心に響く英語ことわざ(370)ロシアの文豪ドストエフスキーの名言 Man only likes to count his troubles; he doesn’t calculate his happiness.(感謝忘れるべからず)
https://www.eionken.co.jp/note/fyodor-dostoevsky-3/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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