- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 215. 海外映画・ドラマで学ぶ英単語・英熟語
公開日
2025.10.04
更新日
2025.10.05

海外映画・ドラマで学ぶ英単語・英熟語 (196) 映画スティーブ・ジョブズ:gut feeling 直感
2013年米国公開の米国映画「スティーブ・ジョブズ」(原題: Steve Jobs)からの英単語・英熟語です。この映画は自宅ガレージから「アップルコンピュータ」を創業したスティーブ・ジョブズの波乱万丈の半生を描いた映画で、天才実業家の成功と挫折の人生は非常にドラマティックなものがあります。
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gut
意味:
名詞の “gut”(ガット)は、この文脈では口語表現で「直感」「勘」「本能的な感覚」という意味になります。論理的な思考や分析に基づかず、内臓から湧き上がるような、深く直感的な感覚や判断を指します。文字通りの意味は「腸」「はらわた」ですが、転じて使われます。
「Gut feeling」「gut instinct」といった形で、英語圏では直感的な判断や、理屈ではない感覚を表現する際によく使われます。特にビジネスやリーダーシップの分野では、データや分析だけでは判断できない重要な決断を下す際に、この「gut」が重視されることがあります。スティーブ・ジョブズもまた、自身の直感を信じ、大胆な決断を下すことで知られていました。彼が製品デザインやビジネス戦略において、しばしば市場調査よりも自身の「gut」を優先したことは、彼の成功の要因の一つとも言われています。
発音:
ガット (IPA: /ɡʌt/)
用例:
I had a gut feeling that something was wrong.
何かがおかしいという直感があった。
Trust your gut when making big decisions.
大きな決断をするときは自分の直感を信じなさい。
His gut told him not to take the job, even though the pay was good.
たとえ給料が良くても、その仕事を引き受けるなと彼の直感が告げた。
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以下の記事もご覧ください。
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。