- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(471)米国自動車王のヘンリー・フォードの名言 Obstacles are those frightful things you see when you take your eyes off your goals.(困難の先に栄光あり)
“Obstacles are those frightful things you see when you take your eyes off your goals.”
直訳は「障害がおそろしいものに. 見えるのは、目標から目を離すからだ」で、似た意味のことわざに「困難の先に栄光あり」があります。
ヘンリー・フォード(Henry Ford)の名言 Obstacles are those frightful things you see when you take your eyes off your goals.の意味
この言葉は、目標に向かって進むときに、障害をどのように捉えるかが成功を左右することを示しています。
目標から目を離すと:
目標を見失い、目の前の困難にばかり目が行ってしまい、それが大きく見えがちになります。
障害が恐ろしいものに変わる:
目標を見失うと、小さな障害も大きな壁のように感じられ、前に進むことを躊躇してしまうのです。
目標を見据え続ける重要性:
目標を常に意識し、それを達成するために努力を続けることが大切であることを強調しています。
この言葉が示唆すること
困難は乗り越えられるもの:
どんな困難も、それを乗り越えるための方法があるということです。
目標設定の重要性:
目標を明確にすることで、困難にぶつかったときに迷わず行動することができます。
ポジティブな思考の大切さ:
困難を恐れず、前向きな気持ちで取り組むことが大切です。
この言葉の背景と現代社会への示唆
ヘンリー・フォードは、自動車産業に革命をもたらした人物であり、数々の困難を乗り越えて成功を収めました。この名言は、彼の経験から生まれたものであり、目標に向かって進む人々への励ましの言葉と言えるでしょう。
現代社会においても、この言葉は、仕事や人生の様々な場面で活かすことができます。目標に向かって進むときに、困難にぶつかったと感じた時、この言葉を思い出してみましょう。きっと、新たな視点から問題を見つめ直すことができるはずです。
まとめ
ヘンリー・フォードのこの名言は、目標達成のために、困難を恐れずに前進し続けることの大切さを教えてくれます。目標をしっかりと定め、それを達成するために努力を続けることが、成功への近道と言えるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
The road to success is always under construction. (成功への道は常に建設中だ)
目標に向かって進む道は、常に障害や課題があり、完成されたものではないということを示しています。
A journey of a thousand miles begins with a single step. (千里の道も一歩から)
大きな目標も、小さな一歩から始まるということを表しています。
Where there’s a will, there’s a way. (意志あるところに道は開ける)
強い意志があれば、どんな困難も乗り越えられるという意味です。
Don’t count your chickens before they’re hatched. (卵が孵る前にひよこを数えるな)
目標達成を確信しすぎるのは早計であり、目の前の課題に集中すべきであることを示しています。
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似た意味の日本語のことわざ
困難の先に栄光あり: 困難を乗り越えることで、大きな成果を得られるという意味です。
山あり谷あり: 人生には必ず困難が伴うものであり、それを乗り越えていくことが大切であるという意味です。
迷う影は長く伸びる: 目標を見失い、迷っていると、障害が大きく見えてしまうという意味です。
千里の道も一歩から: 大きな目標も、小さな一歩から始まるという意味で、目標に向かって着実に進んでいくことの大切さを表しています。
困難の先に栄光あり: 困難を乗り越えることで、大きな成果を得られるという意味です。
山あり谷あり: 人生には必ず困難が伴うものであり、それを乗り越えていくことが大切であるという意味です。
壁を乗り越える: 困難を壁に見立て、それを乗り越えていくことで成長できるという意味です。
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ヘンリー・フォードの生い立ち
ヘンリー・フォードは、自動車産業に革命をもたらし、世界を大きく変えた人物です。彼の生い立ちには、後の成功につながる多くの要素が隠されています。
素朴な少年時代
1863年、ヘンリー・フォードはアメリカ合衆国ミシガン州の農家に生まれました。裕福な家庭ではなく、幼い頃から機械いじりが好きで、独学で機械の仕組みを学んでいました。農家の息子として、機械の修理やメンテナンスを日常的に行い、この経験が後の発明家としての才能を育んだと言えるでしょう。
さまざまな職を転々とする
少年時代を過ぎ、フォードは様々な職を転々とするようになります。機械工場での見習いや、蒸気機関の修理工など、機械に関する仕事を中心に経験を積みました。これらの経験を通じて、彼は機械に対する深い知識と技術を身につけました。
エジソンとの出会い
1891年、フォードはエジソン電灯会社に入社します。エジソンのもとで働きながら、彼は電気モーターの開発に携わり、内燃機関への興味を深めていきました。エジソンは、フォードの才能を認め、彼の実験を支援しました。
自作の自動車
エジソンでの経験を活かし、フォードは1896年に最初の自動車を完成させます。これは、ガソリンエンジンを搭載した四輪の自動車で、後のフォード社の礎となる重要な出来事でした。
フォード・モーター社の設立
その後、フォードは何度か自動車会社を設立しますが、成功には至りません。しかし、1903年に設立したフォード・モーター・カンパニーが、後に世界最大の自動車会社へと成長します。
マスプロダクションの確立
フォードは、自動車を大衆化するために、生産ラインを導入し、大量生産方式であるマスプロダクションを確立しました。この革新的な生産方式により、自動車は高価な品物ではなく、一般の人々が購入できるものになりました。
まとめ
ヘンリー・フォードの生い立ちは、彼の成功の鍵を握る重要な要素がたくさん含まれています。
機械への興味: 幼い頃から機械いじりが好きだったこと。
多様な経験: 様々な職を転々とし、幅広い知識と技術を身につけたこと。
エジソンとの出会い: エジソンの指導と支援を受けたこと。
失敗を恐れない精神: 何度も失敗を経験しながらも、諦めずに挑戦し続けたこと。
これらの要素が組み合わさって、彼は自動車産業に革命をもたらし、世界を変えた偉大な人物となったのです。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(470)Appleの創業者スティーブ・ジョブズの名言 If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.(今日という日は二度と来ない)
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心に響く英語ことわざ(472)マイクロソフト創業者のビル・ゲイツの名言 It’s fine to celebrate success but it is more important to heed the lessons of failure.(失敗は成功の母)
https://www.eionken.co.jp/note/bill-gates-b/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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