- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.04.06

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(189) I wanted to know if you wanted to come over on Friday night. 片思いの人を遠慮して誘う気持ち
片思いの人を遠慮して誘う気持ち
“I wanted to know if you wanted to come over on Friday night.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「金曜の夜に来ないか聞いてみたかったの」です。
ファッションが苦手な高校合唱部の女子部員が、ファッションが得意な男子部員から指導を受けて、イメージチェンジした格好で校舎内を歩いているときに、片思いの男子部員を誘ったセリフです。
その週の金曜日の夜に自分の部屋に来ないかと誘っているので、未来の話なのですが、“I want to know~“と現在形でなく、I wanted to know~”と過去形で語っています。さら“if you wanted to come”と相手を主語にして過去形で語っています。これは片思いの女子部員が、男子部員に遠慮して誘う気持ちがよく表れています。
英語リスニングとしては、過去形の表現から女子部員の遠慮しながら誘う気持ちを汲み取りたいものです。
英語スピーキングとしては、遠慮して誘う機会があれば、過去形を使って表現したいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード11)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(188)I’m glad I got your attention. 注目を浴びる “get attention”(注目を浴びる)
https://www.eionken.co.jp/note/im-glad-i-got-your-attention/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(190)I wanted to ask your permission to maybe do something on Friday night. 遠慮して了解を得る気持ち
https://www.eionken.co.jp/note/i-wanted-to-ask-your-permission-to-maybe-do-something/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。