- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.09.01

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(144)I wanted to say something to you guys. 何か大事な事を言おうとするときの前振り
何か大事なことを言おうとするときの前振り
“I wanted to say something to you guys.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「みんなに言いたかった大事なことがあるんだ」です。
合唱コンクールの地区予選に、車いすの部員は、家族が自家用車で行けば良いのではと言った合唱部の部員たちに対して、合唱部の先生が落胆の気持ちを述べる際の前振りのコメントです。
“want to say something”はこれから何か重要なことを言おうとするときの前振りとして、米国ドラマでよく聞かれる表現です。
”something”は口語英語で「大した物・人、重要な物・人」を意味しています。
”She is really something(彼女は大したやつだ)や”Isn’t that something? ”(すごいと思わないか)などの用法があります。
このセリフはこれから話そうとすることの前振りの発言ですが、“I wanted to say”と過去形で話しています。これは“I want to say”と現在形でダイレクトに感情を伝えるのではなく、これからみんなに嫌なことを言うので、過去形にしてやわらげた表現としています。
“guy”は口語英単語で、意味は「やつ、男」で、発音は“gái”、1音節です。しかし、“guys”となると米国では話し相手の集まりに男女が両方含まれている場合でも、女性だけの集団でも使われます。
英語リスニングとしては、これから部員達に苦言を呈さなければいけない先生のつらい気持ちを汲み取りたいものです。
英語スピーキングとしては、何かを言おうとするときの前振りとしてこのセリフのような表現をしてみたいところです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード9)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(143) I’m happy to have you try out something else. “have you try“(あなたに~をさせる)
https://www.eionken.co.jp/note/im-happy-to-have-you-try-out/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(145)Don’t take that personally. 気を悪くしないでね
https://www.eionken.co.jp/note/dont-take-that-personally/
訳としては「私に何ができるかをお見せしたいと思いました」